有形文化財「観世音菩薩坐像」
仏像盗難って
2013/01/29 14:06 共同通信
釜山の税関によると、仏像は昨年10月8日に盗まれ、同日中に何者かが福岡発のフェリーで釜山港に持ち込んだ。
2013-02-27 聯合ニュース
一方で大田地裁は26日、これらの仏像の中金銅観音菩薩像を所蔵していた日本の観音寺がこの仏像を正当に取得したという事実が立証されるまで仏像を返してはならないと決定した。
問題の仏像は、観音寺(対馬市豊玉町)が所蔵していた県指定有形文化財の「観世音菩薩坐像(ぼさつざぞう)」。韓国中部・瑞山(ソサン)の寺が、像は14世紀に略奪されたものだと主張して、保管している韓国政府に移転禁止を求める仮処分を申請していた。
仏像は当初、国際法に基づいて日本への返還手続きが行われるとみられていたが、同地裁は決定で「観音寺は(菩薩坐像を)正当に取得したことを訴訟で確定させなければならない」などとした。
(翻訳:みそっち)
対馬の寺から盗んだとされる韓国人窃盗犯(2人)の刑罰については"仏像の所有権が韓国にあるとされる場合には窃盗という事実が存在しないことになる"、また"返還要求が出されたとしても元々の所有権を主張しており韓国にあるべきなのが本来の姿だ"として"返還には応じることは無い"、"税関での贋作の指摘をした職員らへの刑罰については微罪であり立件することは無い"。
拘留されていた韓国人窃盗犯は逃亡のおそれもないことから今日保釈された。
▲窃盗ではなく元々あるべきところに戻したのだから犯罪にはならないとする法曹界の意見が出てきていると事情に精通した関係者が話している。