新型戦闘靴から機能型戦闘靴へ ><;
軍の戦闘用ブーツの品質管理状況の混乱
[ミリタリーミーナ]国防部が最近3年間780億ウォンの予算をかけて普及させた機能性戦闘靴の品質に問題があるおそれが監査院の監査結果提起された。
監査院は5日、昨年10〜11月に実施した「戦力支援システム取得·管理の実態」の監査では、このような問題点を含む13件の問題事例を摘発したと明らかにした。
監査院によると、国防部は2011年8月から昨年11月までの3回に渡って機能性戦闘靴調達事業の入札のための提案依頼書を公開しながら、品質条件に「ブルーミング現象」の試験項目を除外した。「ブルーミング現象」とは、様々な添加物のためにゴム製品のゴムが徐々に固まって接着力が弱まる現象である。
去る2010年、一線部隊に普及した新型戦闘靴の多くでかかとが離れていった原因でブルーミング現象が指摘されている。国防省はその後、新型戦闘靴のブルーミング現象かどうかを必ずチェックするようにしたが、機能性戦闘靴については、この規定を適用しなかったと監査院は指摘した。監査院は、国防部の業務を疎かにして兵士たちが履く戦闘用ブーツの底の接着不良が生じる恐れがあると是正を要求した。
監査院は、2011〜2013年779億ウォンの予算が投入された機能性戦闘靴事業の推進過程にも問題があると明らかにした。国防部が一足当たりの価格が6万4000〜6万6000ウォン台に算定される「予定価格方式」を突然中断して一足当たり8万7000ウォンになる「事業の予算方式」に変更して97億〜110億ウォンの予算の無駄使いの恐れがあるということ。監査院は、「当初、防衛事業庁が公開した基礎のリザーブ価格をもとに一足当たり6万4000〜6万6000ウォンに予定価格を算定することができたが、国防部は、不当な理由を負かし事業方式を変更した」と指摘した。
陸軍本部が軍将兵に補給した食品類の異物や変質現象を発見しても、管轄の地方自治体にお届けしたり、廃棄するなどの制裁をないがしろにしたことも、今回の監査で明らかになった。監査院はこのほかにも、虚偽納入実績を提出して防弾ベストサプライヤーとして選定された業者の関係者告発を要求した。
(翻訳:ネト ミナ)
なぜ"上げ底新型軍靴"だけにこだわるのだろう
韓国国防部高官に近い消息筋によれば
"新型軍靴"の採用によって"平均身長"は著しく上がったし、外形的レベルでは欧米の兵隊と比べても"身長差"を縮めることができたとし、対外的評価としても"韓国兵"の平均身長が上がったことは効果が大きいと知らされた。
ところが一部の第一線兵士の間では不評だということだ、車両の運転の際に操作を間違える"危険性"があることや合成ゴム素材における滑りやすさが問題にもなっている。
さらに深刻なのが"後方浸透錯乱部隊"である空挺部隊での評価だ、本来韓国には"侵略戦争型空挺部隊"は存在しないし、パラシュート降下での演習も行なっていない(※ほんとはあるぉ)、しかしヘリコプターからの着地が第一の任務であるそのための部隊は存在する。
彼らが口を揃えて言う言葉は"軽い靴は結構だがスマートじゃない"ということだ、これはヘリコプター降下の際にも無駄な引っかかりや突起が無いような装備を選んできた精鋭の空挺部隊(空中降下部隊)にとって"新型軍靴"は ハイヒールを履いて降下するようなもの、というのが現在の評価だ。
▲新型戦闘靴の靴底のにおいを嗅いで確かめているようす。
▲このように中敷とセットになって支給される、軍用モデルのため紙箱などは無く厚手のPP袋に入ってくる
▲国防部のマークもついた正規支給品のシール
▲登山靴では固定ファンも多い韓国のトレック☆スター社製の新型軍用靴
▲皮の厚みが規定に足りない時もあったが現在ではほとんどすべての部隊で配備されている。
▲誇らしげなゴアテックスのラベル、水蒸気を通し水を通さないというその効果は中に入った水は抜けることが無く、湿った環境の中では靴の中は蒸れ放題となる欠点も併せ持つ。
▲旧型の野戦軍用靴にくらべて約20%ほど軽くなったといわれる新型軍用靴
▲縫いつけ式から一体式となった靴底のようす、この靴底は退役軍人互助会の指定機関から必要数が靴メーカーへと納入される、これも利権だ。
この靴底部分が3.4cmほどあり中敷2cmを加えると兵隊の身長はおよそ5cmほど高くなる。
▲EVA素材の中敷は営内のPXで買えるものよりも品質は良いが高さは15mmほどであり別売のシークレットインソールを2枚重ねるなどの工夫も必要だったりする。
おまけ
軍に行って最初の休暇(6ヶ月後だけどね)に駅であった息子が大きく見えて・・・
それは新型軍靴履いてるからなのだということを
"チョン某(24)二等兵の父は無職の身でありながら駅まで迎えに行き彼を暖かく迎えた。 見違えるように背が伸びた息子(24)を見て思わす駆け寄ったが息子はゆっくりと行軍(歩いて)してきた。
家に帰り、先祖の何かに頭をさげると息子の身長は急減したのだ、
そういえば父チョンにも覚えがあった "毎日の行軍で靴擦れする足" そのために最初は新聞紙を靴底に敷いた、新聞紙が無ければなんでもイイ とにかく靴擦れから逃げたかったのだ、どれも一日の行軍でダメになった。
ある日のことだった先任兵の靴磨き(靴の手入れ)をするときに秘密がわかった "中敷を重ねること" そして"かかと側"を切り取り重ねるということだった だから先任兵は背が高かったのだ。
息子は翌朝になると軍服に着替え"その靴"を履いて兵舎に戻っていった。
接着不良で靴底が取れると言う心配も最近になり聞かれなくなった