漢江アオコ、毒素成分出てきた
漢江アオコ被害拡大中、頼みは台風だけ、
漢江アオコの拡大、毒素成分まで…解決策は'台風'だけ?
念願の台風もニホンに逸れると日照りの被害が拡大
■緑藻警報の拡大、毒性物質も検出
首都圏の水源で、漢江が緑色に染まっています。 先月30日、揚花大橋~幸州(ヘンジュ)大橋区間に史上初のアオコ警報が発令されたのに続き、7月3日にはもっと上流の銅雀(トンジャク)橋区間まで警報が拡大されました。 濃度ももっと濃くなりました。 城山大橋地点の藍藻濃度は先月29日、2万7千余の個体から昨日は3万3千粒近く増えてアオコ警報基準の6倍を超えました。
さらに懸念されるのは今回の緑藻から人体や動物に有害なマイクロシスチン-LRが検出されたという点です。 ソウル市でアオコの毒素を分析した結果、幸州大橋と城山大橋でそれぞれ1.4マイクログラム/L、2.0マイクログラム/Lで観測され、浄水場処理水の勧告基準である1.0マイクログラム/Lを越えたことが明らかになりました。
緑藻が現れた水域が実際に使われる水を取り入れる取水場と距離が遠くて、浄水過程で毒素はほとんど除去されるとしているが、市民たちとしては気になるしかありません。
ここに今年の事例は時期や場所の面で類を見ないということも心配した部分です。 漢江ではこれまで計8回鳥注意報が発令されたが、一番早い記録が2008年7月15日でした。 しかし今年は半月も早く、それもさらに濃い濃度で発生したものです。
■ソウル市"ダムの放流量減少したことが原因"
ソウル市は、今回の緑藻の最も大きな原因を、八堂ダムの放流量が減ったのためと見ています。 すでに数回報道されたように、漢江上流は40年ぶりの最悪の干ばつに呻吟しています。
北漢江の昭陽江(ソヤンガン)ダムは1973年ダムの竣工以後、二度目に低い程度まで下がり、、南漢江の忠州(チュンジュ)ダムも水没した家の敷地が明らかになるほどに、貯水量が減りました。 そのため、二つの川が集まる八堂(パルダン)ダムにも危機に見舞われました。
先月17日には、八堂ダムは放流量を毎秒当たり平均128トンから80トン程度に減らしました。 例年と比較すれば、わずか6分の1水準です。 特に、蚕室(チャムシル)大橋下流の放流量は例年の15分の1に過ぎず、減少幅がさらに大きいです。 流れる水の量が減少し、流速が遅くなって、それほど日光を長く受けた川の水は水温が高くなって緑藻が発生しやすいのです。
ここに梅雨の雨さえかえって毒になったという分析です。 ソウルなど漢江(ハンガン)水系には、先月25日、降った初の雨の降雨量は20mm前後に止まっていました。 そのため、むしろ雨水が緑藻の餌となる栄養塩類を川で供給する役割を果たしてくれたということです。 実際に漢江の緑藻は雨が過ぎた後、先月27日から本格的に表れ始めます。
▲蚕室大橋のところの水中堰、この先が特にひどいらしい
環境団体はまた、一つの原因を指摘します。 今回の緑藻が発生した区間がまさに水中堰が位置したすぐ上流に位置しているが、堰が川の流れを防ぎ、流速が遅くなったためという指摘です。 ソウル環境連合は最近、数年間ヒモムシが出現するなど生態系破壊の主犯だと指摘します。
どれが主な原因かどうかは追加調査が必要だが、現在の状況が水温、日照量、栄養塩類、流速など、様々な点で、緑藻の発生に最適の条件であることは明らかします。
■国土交通部"ひでりのせいに追加放流難しい"
緑藻を解決できるもっとも容易かつ積極的な対策は放流量を増やして再び流速を高める方法です。 放流量を増やせば、川の水が薄まるにつれ、栄養塩類の濃度と水温が低くなるからです。 実際、ソウル市の緑藻対策マニュアルには緑藻が大発生する場合、ダムの水量を管理する漢江洪水統制所側に放流量増加を要請するようになっています。
▲八堂ダム
しかし、今はこれさえも容易ではないです。 先週、初めて、梅雨入り以降、乾いた梅雨が続いており、上流ダムの水位がなかなか入っていないためです。
現在、昭陽江ダムと忠州(チュンジュ)ダムは用水供給の段階'注意'段階で運営しています。 河川の生態系を維持するための河川維持用水を減らして放流している実情です。 水資源公社側は水道の供給が可能な水準に合わせて貯水量を確保するためには、今後360mmの雨が降りなければならないと明らかにしました。 例年の梅雨の総降水量に該当する量です。
かえって、今年も乾いた梅雨が続けば、状況はさらに悪化するものと憂慮されます。 水門の専門家らは昨年のように、梅雨の降水量が少ない場合、今年秋には工業用水と生活用水も減らさなきゃいけないか分からないと警告します。 飲み水も不足してなりうる状況で緑藻を防ぐため、放流を増やすのは不可能だというのが水門当局の説明です。
■漢江緑藻'四面楚歌'…台風待たなければならないって
日照りに緑藻まで重なり、漢江の緑藻はまさに八方塞がりです。 この二つを一度に解決するリリーフ投手は梅雨が、来週初めまでには梨の礫です。 ただ、9号台風'チャンホム'が変数とされます。 現在グァムの東の海上を北上中の'チャンホム'は、来週半ば日本沖縄付近まで北上するものと考えられています。 台風が掲載され、梅雨前線も一緒に北上して来週の火曜日には久しぶりに韓国に雨が予想されます。 以降の状況は台風の進路によって流動的です。 台風が韓国に多くの雨をもたらすこともあるが、むしろ台風が日本へ北上するなら、梅雨前線を弱化させ、最悪の状況に突き進む可能性もあります。 にっちもさっちもいかない状況で干ばつと緑藻が長期化することを防ぐため、台風まで待たなければならない実情です。
(翻訳:2ちゃん番長)
台風の進路なら自由に予想できるけど降雨量はダメなんですね
あんまりだぁ~