KTXに2階建て車両、それより新型車両はどうなってる
KTXに2階建て車両まで出てくるという話
切羽詰まったコレイル
2階KTX出てくる。"料金の最大30%引き下げ可能"
動力分散型車両も買うし、一体何があったのか?
"(導入)政策をどうするか、現在、国土海洋部とコレイル、当研究院と製作会社が協議しています。 年末までに協議する計画です。"
最近、コレイル社長就任後、社員たちに何回も導入意思を明らかにしたことで知られています。
国家R&D予算を要請し、研究開発、安全性検査作業などを考慮すれば、2023年ごろの運行が可能になる見込みです。
<国土科学交通技術振興院の関係者>"開発して検証まで実施した場合、6~7年かかりそうです。"
多くの方々は2階客車といえば、列車の高さがさらに上がるのではないかと言います。
コレイル側はこれに対して列車の下端部を下げて高さが上がるのを最少化することができると説明します。
現在1万8千500ウォンの座席価格が1万2千950ウォンまで下がるだろうというのです。
<パク・ウンギョン)/東洋(トンヤン)大学鉄道経営学科教授>"顧客たちに新しい交通に対するサービス、認識を強化する機会になります。 (鉄道を)乗ろうとする欲求を巻き起こすでしょう…"
自動車の排出ガスの捏造事態後、エコ交通手段が脚光を浴びている最近。2階建て高速列車が代案になれるかどうかに関心を集めています。
(翻訳:みそっち)
ニホンで2階建て新幹線が登場したのは1985年のグリーン車、食堂車だそうですから、30年以上も前のことになります。そのころの韓国には高速鉄道なんて概念が無くて、総督府の作った京釜線をディーゼル機動車の特急ムクゲ号が走っていたのです。
※実速度は120㎞/hでも駅に停車しないので当時は一番速かった。
韓国KTXの故郷でもあるフランスでは2階建て列車の編成が多いのです、そのギジュチュは韓国にとっては喉から手が出るほど欲しいものなのですが、フランスは韓国への輸出で大損害出していますから新型車両は韓国には供与されないのです。
すると韓国は2階建て車両を独自開発するしかありません。その一方で、ニホンでは2階建て車両はこれから減らしていく計画なので、韓国で2階建て車両が実用化される頃にはニホンの新幹線から2階建てが無くなっている可能性すらありそうです。
ソウル~五松駅っていうとKTXで1万8500ウォン、ムクゲ号だと8500ウォンでおよそ50分~90分くらいの距離です、さて一極集中という韓国ですからKTXの利用者も時期と季節によってチケット完売もありますが、予約客の67%がキャンセルするというお国柄なので実際には混んでる時だけ混んでいるという状態ですよ。それ以外の季節は空気を運んで定時運行しているという状況です。
そんなKTXですがフランス製のTGVを劣化コピーしたまま新型車両が一向に出てくるという噂がありませんでした。ところが、昨日辺りに”動力分散型車両”というネタが出てきています。ヘム430というんですが、これがまたネタは提供してくれるのですが、走れる線路が実験線しかないということでどこにも売れないという困ったことになっていました。それが30両ばかりコレイルが買ってくれるという話ですよ、そういう話には尾ひれが付き物ですから、トルコやマレーシアの高速鉄道受注にもホルホルということでした。
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なんでこんな時期に立て続けにホルホルが出てくるのかというと、それはもう今年になって石炭公社の廃業っていうのが話題になっているからですね。石炭公社ですから石炭採掘の元締めですよ、でも韓国は石炭輸入でも世界3位という石炭消費国なんですが国内炭はどうしても割高なのです。1988年をピークに減り続けているんだとか。それで赤字が嵩んでまもなく廃業ってことらしいのです。
赤字公社の整理ですから国営から公社化されたコレイルとしてもいつどうなるかわからない状態ですよ。そういうわけで車両をつくる現代ロテムとそれをつかうコレイルが新型車両導入+動力分散型車両という組み合わせで口裏を合わせたと見るのが韓国ウォッチャーの穿った見方というわけです。