脱走兵捜索に兵士の投入禁止されることに
軍改革 営倉制度を廃止
脱走兵捜索に兵士の投入禁止
兵士の懲戒制度も整備…軍務離脱捕縛は憲兵だけで
[国防ミーナ]軍当局では軍営倉制度と軍務離脱逮捕チームに兵士を投入することをそれぞれ廃止するなど、強力な軍の司法改革案を作成した。
人権が保障される軍建設に向けて ”軍営倉制度” を廃止して、軍紀教育制度などの代替案も講じることにした。
国防部は "令状なしに身体の自由を制限して持続的に人権侵害の論議が提起されてきた軍の留置施設制度を廃止するなど兵士の懲戒制度を整備すること" だとし、"国家人権委員会内に軍の人権保護官を設置し、国民の目線に合わせた公正かつ客観的な業務遂行を保障する計画" と強調した。
さらに、軍務離脱逮捕チームに兵士を投入することも禁止する計画だ。
(ソウル/みそっち)
毎日2~3人が脱走する韓国軍
兵隊の留置所みたいのを営倉と言います、兵隊をとりしまる憲兵っていうのもあるんですが、韓国では兵隊の数だけ必要になるので外出して点呼の時間に遅刻したようなのは ”外出止め” とか ”営倉5日” なんていう処罰をするんですね。
ニホンの自衛隊ではすでに無くなった制度で、旧軍では「四角い丸太を十と五本」なんていう歌が作られたりしていたそうです。
そんなのが年間に1千件以上もあるようですが、大抵は中隊レベルで捜索して済ませることが多いとのことです。ところが今回の ”司法改革案” では、脱走兵の捜索に兵隊をあてないってことなのです。 そいじゃぁどうするのかというと、警察がその任務をするんですね。 もちろん武装脱走となれば憲兵隊の出番になります。
脱走兵が出るたびに警察に通報して、身柄が確保されれば憲兵隊が下げ渡しを受けて原隊に護送することになりそうです。つまり表沙汰になっちゃうってことなんですね。
営倉ていうのは部隊の内部だけのことなので、娑婆に出てくれば営倉暮らしが障害になることはありません。ところが表沙汰になると憲兵のお世話になった立派な犯罪者扱いですからお仕事によっては不便があるのです。 ちなみに韓国は犯罪者にやさしい国なので、前科があってもそれを理由に採用試験で当否が分かれるようなことが無いことになっています。 そのへんもふまえた今回の ”司法改革案” っていうのは、”犯罪者保護” として内々に済ませてしまう営倉を無くしても大丈夫だろうと判断したものだと考えられます。
さて、これが武器を持ったまま行方不明なんてことになると、これも危ない脱走か単なる迷子かでマスコミも記事にするかで悩むところですよね。
たとえば武装脱走兵など問題兵士による銃撃事件ばかりが話題になりがちですが、軍事政権時代の民間人への発砲や、アメリカ統治期からたびたび行われてきた民間人虐殺などの死者数が軽く100万人以上とも言われており、これを1948年の韓国軍創設からの年数で割ると毎年1万人以上が殺されていると指摘する資料もあるわけで、韓国軍はヤバイというのが国際社会における共通認識となっています。
関連過去カキコ
おなじみの営倉のシーン