単独横転ゴールデンレイ号は解体 有害な廃棄物は韓国へ
単独横転ゴールデンレイ号「解体撤去」決定。
総合状況本部、「船体の立て直しは事実上不可能だ」
想像を絶する費用負担が発生、船体すべて解体して海上から移動。
米海岸警備隊とジョージア州天然資源局、引き揚げ会社であるギャラガーマリン・システムズで構成された総合状況本部は13日、声明を通じて "専門家たちの意見を総合した結果、ゴールデンレイ号を完全に立て直すことができる安全な方法は無いという結論を下した"、"船舶のすべての船体と部品、貨物に掲載された車両を一つ一つ完全に別々に解体して海上から移動して除去する計画" と明らかにした。
本部は解体日程については明らかにしなかった。 現在本部は、ゴールデンレイ号の燃料タンクに掲載された30万ガロンのディーゼル燃料のうち、22万5000ガロン(約850㎘)程度をすでに排出した状態だ。 本部側は「解体日程が確定すれば、すぐに公開する」と明らかにした。
というわけで韓国の単独横転自動車運搬船はバラバラにして撤去ですね。お金かかりますね、積み荷のクルマには運送保険がありますよね。船だって丸ごと沈没しても船体保険があるから何とかなるんですよ。ところが修理するつもりの立て直して引っ張るとか、動かなくなった廃船の移動費用は自社負担ですよね。
現代グロービスは現代車の物流会社ですが、船を1隻新調するよりもはるかにお金が掛かる海上解体費用が捻出できるか疑問ですよ。
一説では1億ドル以上かかるのではないかと言われています。これが解体に要する費用です。これに油漏れの環境汚染がプラスされてもその費用は船主の負担ですね。その辺を保険がカバーしている様子は無いので現代グロービスは消し飛ぶ可能性が高まっています。
そいで、港の入り口の航路上にありますから早くどけなきゃなりません。完全に解体して撤去となるとこれは時間とお金が沢山かかります。これは保険じゃお金出ませんよ。これが全て現代グロービスの負担になるということです。
しかも、完全にアメリカの手の内にありますからアメリカ式に撤去が進むわけです。もちろん解体にかかる費用もすべて現代グロービスに請求することになるわけです。米沿岸警備隊とジョージア州天然資源局、引き揚げ会社であるギャラガーマリン・システムズってことで現代グロービスのお願いなんか聞いて貰えないのですね。
※アメリカに無料なものは無い、米沿岸警備隊は救助にかかった費用を現代グロービスに請求する予定
んでも解体して鉄くずを売ればいくらかになるかな? いえいえとんでもありません。船を解体すると出てくるアスベストとかバッテリーとかの廃棄物が簡単に処分できないんですよ。
解体して出てくる廃棄物は船社の負担ですべて韓国に搬送
これが現実化しそうなんですよ。あのほらB-52が核弾頭落としたときに放射能汚染されたスペインの土壌をアメリカが持ち帰る。なんてことがありましたから環境汚染源はアメリカじゃ処分できないのです。
分かりやすい例はこのあいだありましたよね。
火が出た自動車運搬船、直す気で韓国が買ったけど
韓国の港は次々に入港不可、漂流中に曳船は燃料切れ
[NEWSミーナ]昨年12月31日、商船三井が運営するパナマ船籍の自動車運搬船「シンセリティー・エース」(約5万9400トン)は横浜港から日産車3000台を積んでアメリカに行く途中、ハワイ沖で出火した。同船は長崎まで曳航された。
船主や荷主との損害賠償も終わり、船の処分に手を挙げたのが韓国の船社だった。
さっそく、ニホン領事館を通じて船舶の臨時国籍を取得し、5月中旬、韓国の領海に航海を開始した。落札価格は35億ウォンというから、自動車運搬船を建造する能力のない韓国ではスクラップ価格で艦齢10年ほどの最新鋭自動車運搬船を手に入れるチャンスに喝采したわけだ。
しかし、パナマ船籍から貨物船の国籍が韓国に変わったことで問題が発生した。
貨物船に積まれた火で燃えた自動車のためだ。 韓国をはじめOECD諸国は、燃えた自動車を国家間の移動を厳しく規制する"黄色廃棄物"に分類している。 廃タイヤ,ブレーキ液,不凍液,バッテリーなど有害物質が多量に含まれているためだ。 搬入,搬出のためには当該国政府の承認が必ず得なければならない。
火災当時、エンジンまで燃え自力運航が不可能で曳船に引かれてきた自動車運搬船は、まず、蔚山港と馬山港,麗水港と木浦入港を試みた。しかしすべて霧散し南海岸を転々としていた貨物船は最近、曳船の燃油が無くなると海警に緊急救難を要請し "統営安井国家産業団地" に無断で入港した。
▲無人の城東造船(法定管理中)の埠頭に横付けされたところ、中身の廃自動車を荷下ろしするほど広くないので移動は必須
船会社側は自動車運搬船を修理して再就役する計画に執着しているが、慶南統営安井国家産業団地は、法定管理中の城東造船海洋と廃業したSPP造船など国内の中小造船会社があるだけで、大型船舶の接岸が可能な岸壁が全て空いている状態に乗じて無断で接舷したという。
税関など関係機関は法的対応に乗り出すことにした。 統営税関の関係者は "船舶に積まれている廃自動車など各種の廃棄物は環境部長官の許可なしには国内搬入や輸入通関が不可能だ" と明らかにした。これに、船主側は "緊急救難措置" として対立しているところだ。
馬山(マサン)地方海洋水産庁から告発状を受け取った海洋警察は,すでに捜査に着手した状態だ。 すでに韓国国籍の臨時船舶証書があり、入港自体を不法と見ることはできないが、違法の素地があるというのが海警の判断だ。
(以下続報が無いのでそのままになっています)
こっちは燃えなかった積み荷が数百台あったかもしれなくて、買っちゃったほうがその辺を承知して込み込みで35億ウォンという価格で丸ごとお買い上げですからニホンはもう関係ないのです。