韓国の腕時計事情②
軍生活の必需品がGショックなんだな
バッカス公園のお年寄りの腕時計はロレックス似の
大学修能試験でも腕時計は必需品
さて、韓国の軍隊で最も人気がある腕時計は言うまでも無くCASIOのGショックです。たまに中国製品を買って入隊してくるのもいるが、訓練中に水が入り動かなくなることで最初の休暇のときに買い替えることになるそうです。
そいうわけで、実際に新兵に聞いて見ると腕にはめているのは99%がCASIOのGショックというアンケート結果もあります。大嫌いなハズのニホン製が韓国軍の必需品っていうのはお笑いですよね。
そして腕時計の出番はまだあります。今年は11月14日に行われる大學修學能力試驗ですね。受験者の腕には必ず時計があります。こちらは針式の時計しか持ち込みが出来ません。今頃の季節になると受験生が全員買うわけです。
※今年はおよそ55万人が受験する(5万人くらい当日欠席する)
そうなると韓国では生涯に3回腕時計を買うことになりそうですね。(チガウナ)
韓国は時計やカメラなどに限らず精密機械産業の不毛の地と呼ばれます、サムスンのカメラ事業は2015年に撤退してそれ以外のカメラメーカーは過去にもひとつもありませんでした。
スケルトンの機械式腕時計はカッコいいですよね。韓国でも買えるんですが、現在いくつかの時計メーカーを名乗る企業が韓国にもありますが、これらもやはり中身は中国やニホンから輸入しています。
※実際に現在、韓国には低価格の合金のケースを作る工場だけがあり、ステンレススチール製のケースを作るところがまったくない
さて韓国の時計メーカーですが、過去には1988年のソウルオリンピック公式スポンサーだった韓国オリエント時計がありました。1970年代に時計の輸入販売から中身をニホンから輸入して組み立てる企業に成長しましたが、1997年の通貨危機当時に廃業し、結局は機械式ムーブメントの複製(国産化)には成功しませんでした。