免税店に誰も手を上げてくれない
韓国では免税店業界も焦土化
観光客はもう来ないのに 今年5月に新規営業許可予告
どこも入札してくれない事態は流札の危機
現代百貨店グループのみが斗山が返却することにした東大門ドゥータ免税店事業を受け継いで営業する案を検討中だけである。
先立って韓国政府は、5月に大企業市内免税店の新規許可を追加で5つ(ソウル3・仁川1・光州1)許可することにした。
すでにソウル市内免税店が13個に達したが、消費や観光産業の活性化のために、新規の特別許可を与えるとしたものである。
市内免税店事業は、4〜5年前には金の卵を産むガチョウに呼ばれた。
2015年に行われたソウル市内の新免税店入札には、2つの新しい免税特許を置いて、ロッテ・新世界・現代・HDC新羅・ガレリア・SK・イーランドなど7社が競争した。同年9月と翌年11月、政府が追加の特許を発行し、2次免税店入札競争も激しかった。
業界では、市内の免税店入札が入札流れになる可能性が大きいと見ている。
う~ん、免税店っていうと光化門広場の角にある東和免税店って言うのが有名ですよね。と言っても買い物客のクチコミで有名なわけではありません。立地的に世宗大王像や李舜臣像のある光化門広場で振り向くとそこにあるから知っているだけです。 現場ビュー http://naver.me/FZKEraPS
▲立派なビルですが、この1~5階部分だけが免税店ですね。お土産のキムチや韓国のりは売ってません。
そいで、営業形態は韓国式のすべてテナント型なんですよ。ロッテ・新世界・現代・HDC新羅・ガレリア・SK・イーランドなんて言ってもそれは建物のフロアを小分けして貸しているだけなんです。そこに個人経営の化粧品店などが入ります。このように家賃収入ですから、急に売り上げが無くなってもテナントが苦労するだけで、大手が経営困難になるまでには時間差があるのです。そして、更新の時期になると売り上げの減ったテナントが廃業してそのままになりますよ。まぁ夜逃げとかですよね。
仁川空港の免税店も似たようなものです。そして売り上げが減っているとなればさらに客足は遠のいて、それでも「観光客前年比増」なんてやってるのです。それはまるで「半導体材料国産化」というニュースと一緒ですよ。