青年賃貸住宅でゴミの山
青年賃貸住宅は「ゴミの山」なのである
これだから青年賃貸住宅の建設に近所の住民は反対するんだ
通報した者が勝ち 分別? はぁ ウリは無分別ですから
ここからが続き
驚くしかない韓国のゴミ意識
▲男子っぽくないゴミの山のようす。実は女性専用青年賃貸住宅だって
ゴミの分別や従量制ゴミ袋を使わなかったので区役所で収集されず、生ゴミやタバコの吸殻、各種の生活ゴミなどが入り乱れて虫が絡み合い悪臭まで出ていると興奮気味の様子だ。
紹介された写真を見ると、共同住宅1階の入り口周辺は一般ビニール袋に入れて捨てたゴミと包装も剥がしてないまま放った食べ物などがいっぱいだった。
▲入居する条件は大学の在学生と卒業2年以内の就職準備生、19~39歳の青年に入居者が制限される。
▲現場付近と建物の360°ビューはこちら http://naver.me/5z3bX7r7
この住宅は、ソウル城北(ソンブク)区に位置した韓国土地住宅公社(LH)の '青年買入賃貸住宅' で、2棟に29世帯が住んでいる。
今回のネタは、この青年賃貸住宅が 女性専用 であるというところだ、今年初めに新築で完成して、韓国土地住宅公社LHが2年間だけ居住する予備入居者87人を募集した際にも、申し込み件数が400件を超えたほど人気が高かったという。
▲今回の現場となった、タウォンキャッスル、全29室
入居者がゴミを分別していないことだけでゴミの収集が行われていない訳ではない。
韓国のゴミ収集システムは説明が面倒だが、大体2つの方式に分けられる。大型アパートや団地では専門の外注業者がゴミ収集をしている。一方で低層の戸建て住宅ではソウル市のゴミ収集は従量制袋の使用と分別が基本となっている。今回の青年賃貸住宅は韓国土地住宅公社の所有であるが、LH側はゴミ収集は専門のゴミ収集業者ではなくソウル市の管轄だとしていた。
つまり分別してゴミの日に出せということだが、入居者はゴミの分別までやってくれる式のゴミの出し方をしていたのである。
ゴミが溜まり、通報が重なると区役所はLH公社を相手に清潔命令を下した。 公共賃貸住宅でも私有地に属するため、建物の持ち主であるLH公社が片付けろということだ。これは住人の負担ではないという意味だ。
韓国では通報した側が被害者となるので、ゴミを分別しない居住者が「ゴミがひどい」と電話すれば誰かが片付けてくれるという社会構造となっているわけだ。
本来、ゴミ収集だって無料ではない。区役所のゴミ収集は従量袋以外は持ってゆかない、ゴミ従量袋は有料である。
※ソウル市の場合、生活用従量制袋の場合10ℓは1枚250ウォン、20ℓは490ウォン、50ℓは1,250ウォン、100ℓは2,500ウォンとなっている
韓国では生活住居困窮者が安い家賃で入居できても、出てくるゴミを処分する費用は同じであることがとても悲しいようだ。