最近駐車場の幅が広がった？ はぁ？
韓国の駐車事情 税金滞納は？
路地を埋め尽くす路上駐車でも彼らなりのルールがあるんだそうな
［午後のミーナ］韓国の国土交通部によると、昨年6月基準で登録自動車は全国2344万台あまり(輸入車9.7%)だという。同年4月現在の自動車税滞納車両は249万1千606台、滞納額は6千277億ウォン規模だ。このうち3件以上滞納した車両は、全体の滞納車両の28％である69万8千797台の車両滞納額は3千922億ウォンに達する。
韓国では走るクルマの10台に1台が税金を払っていないのだ。 車検制度がニホンと違うため税金が未納であってもクルマが走ることに罰則は無い。せいぜい集中取り締まり週間にナンバー留置が行われるが、ナンバー留置は交通や警察の本来の仕事ではなく収税官吏の仕事であるため、警察は交通整理をするだけで、実際にプレートを止めているネジに触れることはしない。
※区役所職員がナンバー留置している
また、韓国では自家用車の保管場所に関する法律に強制力がない。人口密集地域であるソウル中区、永登浦区、鍾路区(チョンノグ)、衿川区などは駐車場の確保率が80%前後にとどまっている。 地方の小都市でも夕方になると、路地ごとに車がいっぱいだ。 鉄道駅の前では家族を乗せに来る乗用車が多く、2重3重駐車は当たり前で、タクシー運転手らも苦労が絶えない。
※集合住宅などでは駐車場の設置が義務だけどクルマの所有者が保管場所を確保しなきゃならない法律は無い
ようやく停めるところが確保されてあっても深刻なのは、駐車面積最小基準である。現在のアパートや建物の一般駐車場駐車場のサイズは、幅2.3m、長さ5mである。これは1990年に定めた当時のままだ。 米国(2.7m)や日本(2.5m)より存分に小さい。たとえば超大型ショッピングモールや超巨大集合住宅の地下駐車場はいまも2.3ｍ基準のままである。これではドアを開けるたびに毎朝「ドアゴンゴン」で隣のクルマと言い争いになるのも日常的だ。
今年3月以降の新築建物から、同基準を幅2.5mに増やすようにする駐車場法が施行された。ようやく軽自動車ばかりのニホンの水準にあわせるわけだが、これさえも今年3月以降の新築建物だけなのである。したがって韓国人の自負心ロッテワールドタワーに付設されている地下7層の普通車駐車スペースははじめから幅が2.3ｍなのだ。
韓国の運転手たちは非常に早い速度で年老いていく。 マイカー時代が開幕した1990年代に運転免許を取った40~50代はもう70~80代となった。 ますます頑迷な65歳以上の高齢運転者は2020年に400万人、2025年には700万人を超えることだと道路交通公団は予測している。
ソウルでも高齢者が起こす交通事故は、毎年新記録を塗り替えている。
（ソウル/みそっち）
ナンバー留置されると、それを運転するのは違反なので警察に捕まります。するとナンバープレートを偽造するのが現れるわけです。天ぷらナンバーと呼ばれる偽造ナンバー車両はとても多いそうですよ。
みそっちのソウル豆知識④
横断歩道ありの標識、ニホンだと右に歩いてるけどソウルは左に歩いてる（ﾎﾝﾄ）
