ガス事故3日に1回の割合は韓国では日常
深刻に多発する韓国のガス事故
2015〜2019年に622件のガス爆発事故が発生 でも所轄は韓国ガス安全公社
3日に1回の割合でドカンと鳴る記事が連発.....最近5年間に579人の死傷
国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会所属のイジョンベ自由韓国党議員が韓国ガス安全公社から提出された「最近5年間のガス事故発生状況」資料によると、2015年から2019年までの総622件のガス事故が発生して63人死亡し516人が負傷した。
年度別で見ると、2015年には118件発生して133人の死傷者を出し、2016年には122件118人、2017年121件114人、2018年143件112人、2019年118件102人などだ。これで平均すると3日に1回の割合でガス事故が発生したわけだ。
事故原因別のユーザー取り扱いの不注意が158件で25.4%を占め、最も多かった施設不備140件(22.5%)、製品老後(故障)101件(16.2%)の順となった。
事故の種類別に爆発による事故が200件(32.2%)で最も多かった。火災による事故142件(22.8%)、漏れによる事故135件(21.7%)、破裂による事故99件(15.9%)などの順だった。
発生場所別に住宅で231件発生し、全体の37.1%を占めており、食品接客業店で103件(16.6%)、ペンション・山小屋・パビリオン・ビニールハウスなど他の場所で87件(14.0%)、ガス製造施設等ガス業務許可店で72件(11.6%)、学校・幼稚園・保育園・学校などの第1種の保護施設でも36件(5.8%)が発生した。
地域別では京畿道が129件で最も多く、ソウル81件、釜山48件、忠南39件、慶北38件、江原37件、忠清北道34件などの順だった。
イジョンベ議員は「大邱地下鉄工事現場事故やソウルアヒョン洞都市ガス爆発事故で見たように、韓国のガス事故は、大規模な人命被害を生む」と「ユーザーの不注意による爆発が最も多いガス安全の啓蒙事業を拡大施行する必要がある」と述べた。
ソウルアヒョン洞都市ガス爆発事故
1994年12月7日午後2時52分頃、ソウル特別市麻浦区アヒョン1洞道公園韓国ガス公社アヒョンバルブステーションの地下室で計器点検時に放出されたガスが爆発した事故である。この事故で死亡者が12人、負傷者101人などの人命被害と建物145棟(全壊75、一部損壊70)