別の人工衛星に3千3百億ウォン支払ったハナシ
アナシス2号とは別の韓国軍事衛星の話題
5千億ウォンの予算に3千3百億ウォンで買ってくる「これが韓国では国産」
買ってくる式に研究員らが反発したら「韓国の流儀だ、出ていけ」
※アナシス2号はエアバス・ディフェンス・アンド・スペース社の汎用衛星バスEurostar E3000をスペースX社のファルコン9で打ち上げたもの。
しかし、この資金の半分以上を海外技術の購入に使っていたことが明らかになると話題になっています。つまり買ってくる式だったわけですが、買ってくる式に問題を提議し国産化を主張した一部の技術者らが一斉に業務に反発する事態に発展しました。
高性能な軍事偵察衛星は夜間や天候の悪化にもかかわらず、自動車の大きさまで識別でき、核実験やICBM発射動向を事前に把握することができます。
これまで海外の衛星情報だけを利用するしかなかった韓国軍は、2016年に計1兆2千億ウォンを投じて、このような5つの偵察衛星を国内の技術で製造すると明らかにしました。
この衛星体の開発は韓国航空宇宙産業(KAI)とハンファ·システムが担当しました。
ところが、試作品開発のために投入された5千3百億ウォンのうち、3千3百億ウォンをイタリアのタレスアリーナ社に支払わなければなりません。これは総額の60%を超えるものです。ほぼ丸投げということになります。
▲韓国航空宇宙産業(KAI)とハンファ·システムがそれぞれの持ち分をイタリアのタレスアリーナ社に支払う取り決めらしい。
一体どうしたことなのでしょうか、答えは簡単でした、国内には軍事偵察衛星開発の肝心の核心技術がまったく無いためでした。つまり ”買ってくる式” を国内の技術と認めたわけです。これにより、5年前後の衛星寿命が来るたびに、引き続きイタリアの企業に依存しなければならない状況となります。
しかしこの核心技術を海外から買ってくるとは開発担当者さえ知らずにいました。
後になってこの事実を知った国防科学研究所担当部署の研究員15人全員は、業務拒否の意思まで明らかにして反発しました。
これに、国防科学研究所側は「海外技術を買ってくるのが期間短縮だけでなく、費用面でも有利で、最初から技術諮問形式で進めることにした」と明らかにしています。
※諮問形式:有識者または一定機関に、意見を求めること、この場合は海外企業に技術を求めること。
段階的に開発するには買ってくるしかない
【国防科学研究所関係者】「最初から自分たちの技術ですべて作ることはできません。 そうなると失敗する可能性が高いので、今後は我々の技術で開発できるよう段階的に進もうというのです。」
しかし、諮問を受けても核心技術を引き継ぐのは最初から不可能だという指摘もあります。韓南大経営国防戦略大学院のヤン・ウク教授は「海外の開発企業が先端核心技術を移転するのはあり得ないことだ。 表面上だけの技術移転となり、特定の会社に依存するという困難があるかもしれません。」
また、効率だけを前面に押し出すと国内の技術開発は遠のくしかありません。
[キム・ミンギ議員国会国防委]「韓国だけの技術で偵察衛星を保有するというのが趣旨でした。 当初の計画通りうまく行っているか点検が必要でしょう。」
当初の開発趣旨にも合わず、契約に違反したという研究員たちの抗議に対し、本部長は「転職するのも方法」と退社を促しました。
結局、連判状を書いた研究員15人のうち9人は、他の部署に異動処分になりました。
※この研究者とはハンファやKAIの正社員ではなく、期間で契約された日雇いギジュチュ者の意味である。だから契約があるのだ。
あのほら、キタ朝鮮がミサイル発射するでしょ、その上空写真を韓国紙が「ミサイル発射場」とか言って掲載するじゃないですか。あれは買ってきた写真なんですよ。
似たような例では、ひと頃よく見かけた「キタ朝鮮の潜水艦捕捉」なんてありますが、あーいうのも外信が発表した写真を買ってきたものなのです(あるいはGoogle earthとかね)。なにしろ自前では地表観測衛星があっても、微細粉塵とか赤外線反射率とかの気象向けしかないんですよね。つまり韓国には軍用な人工衛星はひとつも無いのです。
ところがほとんどの韓国人は気象衛星と通信衛星の区別すら出来ないでいるのです。
そういう韓国人ばかりのところに、「キタ朝鮮のミサイル発射の動向を知る人工衛星を国内ギジュチュで打ち上げよう」「2030年までに5つ打ち上げよう」なんてことを言い出すのがいるわけです。そうするとすぐに手を挙げる企業があって、さっそく海外企業から買ってくる交渉を始めるのです。※もちろんギジュチュ者もその都度募集がある
そりゃもちろん韓国のいつものように実物が目の前に届けばそれを分解して、その中身をパクることは可能でしょう。でもそうするともう組み立てができない前例しかありません。
それどころか、アナシス2号では韓国の地を踏んでいません。だからせいぜい、打ち上げのときには大きくKOREAと書いてもらうのです。もちろん発射場も海外ですから韓国の国内ギジュチュ者は中身を知ることなんてできなかったわけです。
軍事通信衛星アナシス2号は一度も韓国の地を踏むことなく大西洋を渡ってアメリカケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。この時、韓国では「世界10番目に軍通信衛星を確保」の見出しが全世界向けに大書きされた。
▲このロケット先端のKOREAとペプシマークは有償でペイントされたという。今年6月アントノフ輸送機でフランスからケネディ宇宙基地に直接運ばれたため、韓国人ギジュチュ者は触っていない。
▲通信衛星であるアナシス2号にはカメラは無い、しかしこれで平壌の映像が24時間監視できると考えた韓国人がほとんどだという。