本場韓国、新コロが変えたもの
韓国は保険詐欺天国…昨年摘発規模は過去最高
コロナが変えた保険詐欺 韓国人と言えば虚偽入院だったがコロナで激減
摘発金額4億ウォン摘発人員4.7万人 無職・日雇いの生計型保険詐欺急増
先月22日、金融監督院によると、20年上半期、保険詐欺の摘発金額は9.5%増加した。 摘発人数は同期間10%以上増えた。 摘発された人数や金額共に、史上最高レベルだ。
▲韓国では入院患者の70%以上が保険関連の偽患者だった
詐欺の類型別に見ると、保険事故の事実を歪曲したり、被害を誇張する虚偽・過多事故の類型が大半を占めた。 虚偽入院は前年上半期より30.3%減少した反面、虚偽障害と診断はいずれも30%以上増えた。 特に、自動車故意の衝突は前年同期より40.9%増加した。
保険詐欺の摘発者は会社員(18.5%)が最も多く、無職、日雇い(10.4%)、専業主婦(10.4%)の順だった。 特に今年は無職·日雇いの詐欺が22.9%、飲食業従事者の士気が137.0%急増した。 保険設計士など専門従事者の保険詐欺より生計型保険詐欺が増えたものと解釈される。
年齢別では30-50代中年層の摘発割合が44.2%を占めるが、10-20代の青年保険詐欺が大きく(28.3%)増加した傾向を見せた。
損害保険を利用した保険詐欺が92.3%を占めた。 生命保険を利用した保険詐欺は7.7%にとどまった。
金監院は、保険詐欺が保険料の引き上げに繋がるだけに、調査を強化する方針だ。 金監院側は「保険消費者が知らないうちに保険詐欺に巻き込まれる可能性がある」とし「健全な保険市場の秩序を確立し、保険詐欺による健康保険·民営保険の財政漏れなど国民の被害を防止する必要がある」と述べた。
(ソウル/みそっち)
韓国の病院が超過密に繁盛していたのは偽患者が多かったからなんですが、新コロですっかり減ったというお話です。いわゆる ”自主退院” が急増したのですね。
病院経営には長く保険で入院してくれるお客さんが喜ばれます。保険会社(と言うより保険代理店)は、シェアの奪い合いのためにお客の要望にあわせてじゃんじゃん保険金を支給します。そして、帰るところを解約してそこを住処にした偽患者が入院ベッドを占有してきた。というのが韓国の医療現場の実態でした。
ところが、コロナがこうなってみると、病院にいるよりも引きこもっていた方が安心かもしれないということで偽患者は次々に自主退院したのです。この時期に病院に入っているとコロナ関連者と見なされることを恐れたのでしょう。
実際に、コロナで隔離された家庭の小学生は隔離解除後の登校でひどい言葉を受けたようですし、集合住宅で自家隔離になった家には「出ていけ」なんていう張り紙が貼られたりもしていました。
韓国社会ではいつでも「自分だけは例外」ですが、コロナ指定を受けてしまうと居所が無くなるのです。これはこれで韓国社会の困ったところがわずかながらも改善されたと考えてもイイかもしれませんね。