明洞の違法路上粉食店に中国激怒
明洞の華僑小学校が違法露店を一掃
明洞の常設型違法露店 続いてきた道路の不正使用も一夜で撤去
区役所は不正使用に罰金を賦課、業者にはガラクタの撤去を要請
[ソウルミーナ]明洞の中国大使館はご存じでしょうか。明洞のド真ん中にあって、今は無い、はなまるうどんの真向かい側のひとつの街区を丸々使った広大な3,000坪の敷地と高層24階建て+10階建てのビルが付近のランドマークになっています。これは中国の在外大使館では最大の大きさを誇っていると知られています。
併設された華僑小学校は大使館の南側に隣接し2,000坪の広さで、大昔には孫文の中華民国の領事館あったことでも知られています。
※この2つ合わせた街区が5,000坪というのはニホンの資本が明洞を区画整理したときの名残りです
このあたりはどこを向いてもあたり一面が明洞の商圏になっていて、観光客向けの下手くそなニホンゴみたいなものがたくさんあるところです。 あの実弾射撃場も割と近くです(22口径のデザートイーグルはここにしかない)
この路地に面した華僑小学校の建物(手前のレンガ柄とあっちのクリーム色)に貼りつくようにソウル名物の露店が違法に設置されていました。その奥行きは1mくらいしかありませんが、電気も引かれていてジュースやトッポギなどを売っていました。
この路地の360°ビューは http://kko.to/KDndpQaj1t
今朝来てみたら、きれいさっぱり撤去されて小学校もバリケードで覆われています。すべては小学校側が雇った用役が一晩で片付けたということです。
道路に放り出されたガラクタが道を覆いつくしていました。
区役所も承知していた露天商による道路の不正使用に、小学校側からの再三の撤去要請を無視してきた露店商人はたった一夜にしてすべてを失いました。
早朝、違法露店を奇襲撤去したのは隣接する華僑小学校側でした。小学校の敷地は裏側の道路にも面しており、違法設置された露店は地図にも記載されたことがありません。建物の裏側で営業している露天商たちとこれまで大きな摩擦なく過ごしてきましたが、小学校の建物改造のための工事に入り、商人たちに退去を求めてきました。
しかし、これさえも8ヶ月以上商人たちが応じないため、やむを得ず撤去に乗り出したという立場です。
ソウル中区庁関係者:(学校側が雇用した業者所属)用役の本人たちが来て今朝私たちにこのように撤去したと….
区役所側は学校側に、路上に放置された露店廃棄物を片付けるよう要求するだけで、これといった措置は取っていません。
ソウル中区庁関係者:(一般)道路まで露店を常設したのは 私たちも弁償金を賦課してきました、ずっと。
商人たちは財物損壊の疑いなどで学校側と建物改造業者を警察に告訴しました。
壁があれば、そこに屋台を引いてきていつの間にかそこに居付いちゃうのです。売り物は、粉モノに分類される韓国モチや串に刺さった練り物に甘辛いタレがまぶしてあるシロモノのほかのり巻きなどです。隣の店のも味や見た目の違いはありませんが、それもそのはずで、トッポギの屋台を始めるとなると、それ専門の卸業者が鉄板から竹串まですっかり用意してくれるのです。飲み物のジュースも足元のバケツに氷水が溜まっていて夏場の暑苦しさを緩和してくれながらジュースを冷やすやり方です。
主な客層はその路地を通り抜ける近所の住人なので、駅に近い人通りのある所にはどこにでも屋台が置かれていました。何年か前には明洞の屋台が一掃されたり、ソウル市が屋台を貸し出したりしていましたが、あんまり続いていないかもね。
彼らは税金とは無縁の勘定をしてきました。たとえば韓国には消費税に似て10%の付加価値税がありますが、税金を受け取らない露店が有名になったりしていました。(有名になったら税務署が来て一度も納税してないことがバレて大変だったとか)
夜になり売れ残りが出るとそれを貰ってゆく、さらに下層の屋台があります。
文字通り仕入れがゼロ円で、翌朝には段ボールに入ったおばあちゃんがのり巻きをハサミで切って売ってくれるあのタイプです。あれが露店の最小のカタチだと思います。売り物は仕入れによって変わり日によってはよく煮込まれたおでんだったりするのだ。