ゴミの分離収集が電撃中断
中国の仕掛けた ”ゴミ大乱” にソウル非常事態
4月からビニールの分離収集の中止…政府は "マンション、企業の問題" 傍観
もう中国が引き取ってくれない "異物のついたのだけ有料の従量制袋に"
[暮らしのミーナ]昨年7月の中国が廃棄物の輸入禁止宣言でビニール類の分離収集が採算割れとなり回収業者が音を挙げる中、今月からソウルなど首都圏全域のマンションや団地でビニールや発泡スチロールなどのリサイクルの分離収集を中断することにしてゴミ大乱が懸念されている。
▲「発泡スチロール・ビニール回収ません」1日、ソウル中区のアパートのエレベーターについた貼り紙。このアパート管理室は、発泡スチロールとビニールを従量制袋に入れてしまうよう案内した。
ソウル市などは先週末からようやく実態把握に乗り出すなど、対策作りに苦心している。
ある回収業者関係者は 今年から欧州・米国の廃紙が国内に入って廃紙の価格もキロ当たり150ウォンから40~50ウォンへ暴落した"、"廃紙リサイクルで残した金でビニールをリサイクルしてきたが、もはや手に負えない"、このように収集拒否の理由を説明した。
このような状況が1~2年前に地方で見られたのも、政府・自治体は共同住宅の住民と回収業者間の問題として手をこまぬいていたのだ。 環境部は遅れてビニール収集・選別会社の負担を軽減する方策を講じることにした。 環境部はまた、異物が付いてリサイクルが不可能なのは従量制袋に入れて排出するように市民たちに広報することにした。
(ソウル/みそっち)
ゴミの分別は韓国のひとにはまだなじみが無いせいか分けるのがダメですね。ソウルのゴミ収集は民間の回収車がやってくるわけですが、さっさと持っていくのではなく、タイムラグがあります。
それって廃紙回収の高齢者が目ぼしいものを先に拾い歩くという社会システムが完備されているからなんですね。
”今日から紙ごみも資源回収” なんてやっちゃうと真っ先に騒ぎ出すのが廃紙拾いのお年寄りでしょう。値段が付きそうなものを辺りかまわず散らかしても強奪するように持っていくのでゴミ収集車が来るころにはゴミ収集ステーションはすっかりひっくり返されています。
▲韓国ではゴミ分別は高齢者の独占事業
とにかく世の中がそういうふうに出来ているのでこれを変えることはできそうもありません。ゴミが出ることを前提にコミ拾いをする韓国の高齢者は130~170万人以上いるようです。
さらに韓国のゴミ問題を厄介にしているの
がゴミを出すひとたちですよ。
分別が楽なように分けて出しましょうなんてことをどれだけ広報しても、「ひと手間かける」のが彼らの生活スタイルです。 次のひとが群がる時には台無しにしておくという行動理念がしっかりと身についているのでわざとゴミを混ぜて出すのです。
ひと手間かけるという行為は「自分の食えない飯なら灰でも入れてやる」という基本行動のことですよ。(途中まで順調に行ってたことが土壇場で台無しになるというのは誤り、文字通り 客に出すものに灰を入れる行為を言う)
とにかく自分以外が憎くて憎くて、ゴミを拾って暮らしているひとも憎くてしょうがないので手間のかかることを惜しまずにやるわけです。それを貧しい高齢者が選り分けて、散らかったのを収集業者がトラックにのせて回収して、道路に散らかったのをやっぱり区役所が委託している高齢者が拾い集めてきれいにする、という循環がいつも繰り返されているのです。 うっかり道路がきれいになれば道路掃除の高齢者がいらなくなっちゃうですからね。回収車が時間通りに回収しちゃったら廃紙拾いのお年寄りがその日の生活に困りますよ。
ソウルっ子は飲み終わったテイクアウトのコーヒーカップを足元に置いておくでしょ。これがマナー良くキレイさっぱりしちゃうと路上清掃のために大量に雇用されている高齢者が全部干上がっちゃうのです、そいじゃかわいそうと思うのかもしれませんね。 ふひひっ
また飲みかけの鬼ころ出てきた