韓国型ロケット試験発射体は今
韓国型ロケット開発の秒読みは進んでいるのか
いよいよ迫る10月の試験発射 競争相手のいない無限に下がる成功基準
発射場で直立した状態での地上燃焼実験だけで終わる可能性も
ほほい
[コスモミーナ]2013年、羅老号成功発射以降、純粋な韓国技術で韓国型ロケット開発が推進されています。来る10月、羅老宇宙センターから試験ロケットの打ち上げが予定されている中、準備期間が順調に消化されてきました。
しかし、エンジン燃焼実験やロケット組み立て、発射台の構築と発射体追跡システム試運転など、試験発射体発射準備スケジュールの前途は真っ暗です。
(エンジンさえも私たちがいつ作ってみましたか。 火がついて燃えればエンジンではないですか。 エンジンを燃焼させるには、始動をさせなければいけないのに、そのエンジン起動の過程は正確にチェックをして(厳しい部分です。))
このすべての過程は、全くの白紙状態から始めた容易でない挑戦であるだけに、 数多く繰り返しされた成功と失敗の経験はそのまま宇宙開発の歴史になっています。
試験発射体は韓国型発射体1段部に入る 75トン級エンジン4基のうち 一つを装着した形です。
今まで77度のエンジン地上燃焼試験はもちろん、エンジンや推進機関を結合したロケット試験にも成功的に行われました。しかし実際の発射はまさに水物でしょう。
◀インタビュー▶チェファンソク燃焼機チーム長*航空宇宙研究院*
(まだまだ時間が足りません (エンジン燃焼不安定を解決するのに)1年5ヵ月、とても早くしなきゃと思ったのに1年5ヵ月がかかりました。 その都度問題解決をして新たな設計を作り出すときにまで(厳しい時間でした。))
来月までには実際の飛行モデルの組み立ても完了されます。
今秋の試験発射に成功すれば韓国型発射機体は来る2021年に発射されます。
韓国型発射体を超えて月探査まで大田(テジョン)航宇研と高興(コフン)ナロ宇宙センターを行き来する我が国の宇宙探査計画が歴史的なカウントダウンを開始しました。
(ソウル/みそっち)
というわけで時間だけは順調に流れていますが(止まったり遅れたりしてないダロ)試験発射体の打ち上げはどうやら、”発射台で直立させた燃焼実験で終わるだろう” ということのようです。もちろん計画を進める航空宇宙研の立場としては飛ばせたいでしょうけどそこで浮いても発射ノズルを制御する技術がまだ実証されていないのでまさに浮かび上がるだけで成功としたいという思惑が見え見えですよね。
あのほら、ロシア製のロケットってノズルがくねくね動くでしょ。あの方式なんだけど動くかどうかなんてわからないんですね。
そいじゃ70年も前のV2ロケットはどうやっていたのかというとロケットの燃えてるところに板を置いていたのです。
このほかにも試験発射体の問題には、重量の超過があります。これは地上燃焼試験でも指摘されていたことなのですが、燃焼機(エンジン)に付属する起動装置のポンプや配管と云ったものがエンジンに取り付けられたことがなく、地上の設備から供給を受けているということです。同じものを空に飛べるように軽く小さく作らなければならないのにそれが全然出来ていないってこと。
ロケットエンジンの点火にはいくつもの手順があって高圧のヘリウムガスで燃料を送ったりする設備が地上にあったのでは自力で発射させることができないのです。
推力が静止状態のゼロから計算値の75tになるまでに掛かる時間が現在でも確定していないことも問題でしょう。単なる下向きのガスバーナーの炎が勢いよく燃えていればそれで成功なのではありません。これに時間がかかればロケット本体が過熱して火が付いたりするでしょう。また、少し浮き上がったところで推力が弱まればその場で横倒しになって大惨事です。
ところが勢いよく燃えればイイってわけでもありません。推力がいきなり増えてロケット本体が折れることだってあるのです。
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さて、ハナシは変わりますが、ドローンといえばドンキホーテで3000円くらいのから十分飛行可能なものが売っています。(もちろんカメラ付き)
そいじゃ、月面でドローンを飛ばすとなるとどのような物になるでしょうか。
実際にソウル近くにある某大学の研究室で出された課題と回答
①空気が無いので回転翼じゃ浮かび上がらない (そのくらいスグわかる)
・気球型が良いのではないか、水素ガスを使用して自動で膨らむようにすればカメラを搭載して広範囲の月表面を観察できる
②引力が1/6になるとジャイロはどうなる?
③ 略
ええ、月面では水素ガスのゴム風船は浮かびません。真空のほうが軽いですからね。
ところが韓国人の学生のほぼすべてがゴム風船式水素ガス使用バルーンがイイと回答したそうです。 っとまあ小学生以下の答えをするのが彼らってことです。