minaQのつぶやき 네토미나

嫌韓(いやかん)ってホントはどうなの?

韓国の潜水艦についてもう少し知っておこう④


サンケイの記者って大したことないな もっと詳しく解説してあげる

2015.1.27 11:00
【軍事ワールド】韓国の“救いがたき”潜水艦事情…粗製濫造で出撃できず、海軍兵は「狭い艦内は嫌」と任務を敬遠
 

イメージ 1

▲トラブル続出の孫元一級潜水艦(韓国海軍HPより)
 
 
韓国では対北朝鮮をにらみ潜水艦の建造に力を入れているが、実はその「技術」「人員」の両面で“お寒い事情”にあることが韓国メディアの報道で分かってきた。これまで4艦が完成したが、いずれも製造不良などで出撃できないなど問題が発生。しかも政府はそんな状況にあっても新たな大型潜水艦の建造を始めた。一方、本来ならエリートであるはずの潜水艦乗組員への志願も、劣悪な職場環境を嫌って減っているという。欠陥だらけの上、乗り手もいない潜水艦隊の前途は多難だ。(岡田敏彦)


潜水できない潜水艦
韓国の潜水艦は、ドイツの独HDW社が設計した「214級」(約1800トン)をライセンス生産という形で建造、運用している。18年までに計9隻を建造する計画で、1番艦の「孫元一」は2006年に進水し、現在4番艦まで完成している。しかし厳密に言えば、一隻も“完成していない”ともいえる状態だ。
韓国では新型艦の完成や運用開始などことあるごとにその優秀性をアピールし、マスコミと一体となって北朝鮮へのプロパガンダよろしく勇ましい活躍ぶりを宣伝するのが通例だ。しかし1番艦の孫元一は進水後、動静が聞かれなくなり、表舞台から消えてしまった。
潜水艦といえば「海の忍者」、孫元一も秘密の任務を遂行中-と見る向きもあったが、実はこっそり工場に逆戻りしていた。

朝鮮日報(電子版)など現地マスコミによると、試験的に運用したところ、スクリュー軸からHDW社の設計値を上回る騒音が発生した。敵艦からすれば、スクリューや動力の音は重要な探知材料となり、潜水艦にとっては致命的。このため推進軸を交換するという大がかりな修理を行った。それでも騒音は収まらず、実戦運用どころか近海を試験走行するだけだった。
11年4月、再び修理に入ったものの解決方法が見つからず、結局20カ月以上もの間、工場内で放置されていたことが明らかになった。
この間、2番艦の「鄭地」が07年6月、3番艦の「安重根」が08年6月に進水。1番艦の問題を解決しないまま量産するという常識外の行為がとられたが、その代償は大きかった。

3隻とも「運行停止」
10年春ごろ、新鋭潜水艦3隻全てが運行停止になっていたことを朝鮮日報(電子版)など現地マスコミが明らかにした。問題となったのは艦橋と甲板を接続するボルトだ。
1番艦は、航海中にボルトが緩む事故が06から09年までの間に6回発生。さらにボルトが折れたり緩んだりする事故が2年間に2番艦で6回、3番艦で3回発生。原因は当初、韓国製のボルトの強度不足とされたが、ボルトを本家ドイツのHDW社の規格に沿う物と交換しても「自然に緩む」という不可解な状況が解決できなかった。

 
超みな型解説
ここで少しでも物事の構造を理解しているのであればすぐに出てくる疑問があります、”艦橋と甲板を接続するボルト”ですね、どうやら潜水艦のシロウトさんには艦橋と甲板を接続するボルトというのが折れて問題になっていたと説明したいようです。(ハナシの出処は朝鮮日報ね)
艦橋と甲板を接続するボルトというならばあんたの考える潜水艦は艦橋は甲板にボルト止めなのかというと、そのようなバカな話はありません。
古今東西韓国5000年の歴史書にも甲板に艦橋をボルト止めした潜水艦など存在しません。
正しくは、”魚雷搭載用ハッチの固定ボルト”が折れたということです。
214型潜水艦では533mm魚雷発射管×8:魚雷16発と知られています。その魚雷を船内に搭載するために甲板にボルト止めされている長方形のハッチが緩んで浸水したというのが正しいのです。
※サンケイの岡田クンも、もう少し調べてから書けばよかったね
 


▼組立中の214型潜水艦のようす、発射管室の上部に魚雷搭載ハッチがある

イメージ 3

▲214型潜水艦の先っちょ部分、ただしこれは下図にもある耐圧部分の先端部分なのでこの先に艦首構造物がついたりする、中には魚雷発射管室にありがちな水兵さんの寝床があるらしい。乗員はたったの29人が3交代ですよ


▲214級潜水艦の内部紹介の動画、寝床などがよくわかる。ちなみに214型潜水艦のトイレは韓国の潜水艦初のウォッシュレットがついているが、出てくる温水が海水のため乗組員には不人気で従来型の”流さない紙”のトイレとなっている。



イメージ 2

▲潜水艦の艦橋だから双眼鏡でも持ったのがぞろぞろいるなんて思っているのかもしれませんが、本当はシュノーケルや各種アンテナ潜望鏡などを格納するだけの機能しかありません。浮上時には見張りのひとが出入りするハッチがあるけどね


◇ ◇ ◇


結局、韓国の技術者では問題を解決できず、ドイツHDW社の技術者が韓国へ出向いて調査。その結果、欠陥はボルトだけでなく、接続部本体の強度も不足していたことが判明。半年以上かけて金属板で周囲の補強を行い、ようやく解決したという。

潜水艦の製造には特殊な超高張力鋼板を用いるが、この鋼板は加工が難しく、特に溶接の際に発生する熱の影響や残留応力で生じる問題の解決には綿密なノウハウが必要。設計図があれば作れるといった単純なものではなかったのだ。
ともあれ、HDW社の出張サービスでなんとか修理を完了した3隻だが、本当のトラブルは深く静かに“潜行”していた。

わずか数日で「窒息」…欠陥はノンストップ
「孫元一級潜水艦は、浮上することなく数週間の作戦行動が可能」-。海軍のこんな主張が真っ赤な嘘だったことが昨年10月、明らかになった。韓国SBSテレビなどによると、原因は動力を供給する燃料電池の不良にあった。
潜水艦が最も脆弱(ぜいじゃく)なのは浮上した時。原子力潜水艦は浮上の必要がないが、ディーゼルなど通常動力の潜水艦は酸素を取り込むため、シュノーケル(空気取り入れ筒)を水面上に出せる浅深度まで浮上する必要がある。
しかし近年は、こうした大気に依存せず、長期の潜行を可能にする非大気依存推進(AIP)という技術が主流だ。中でも燃料電池を用いたAIPは水素と酸素から電気を生み出すもので、民間でもクリーンエネルギーとして注目されている。
韓国の潜水艦もAIPを採用した。しかし連続潜行期間は、軍が主張する「数週間」をはるかに下回る「数日」だった。燃料電池が欠陥品だったのが原因だ。しかも3隻の燃料電池は軍に納入前から93回も故障し、納入後も102回停止していたことが国政監査で明らかになった。

これを受け、納入を担当する防衛事業庁は「24時間の試運転を行った上で海軍に納入する」と宣言。昨年11月末、4番艦「金佐鎮」の引き渡し前テストで実施した。しかし、こうした形式的な対応には批判もあり、韓国のネットユーザーからは「数週間潜れるといいながら、テストがたった24時間とはどういうことか」との声が上がった。
ところが政府は、トラブルが続出し解決策が示されず、しかも批判が起きている中で、さらに大型の潜水艦建造計画に着手した。

大型艦建造でトラブルも2倍?
新型潜水艦は3500トン級で、水中から巡行ミサイルが発射できる仕様。北朝鮮が弾道弾発射可能な新型の潜水艦の配備を始めた-との情報から対抗措置としたもので、今月に鉄板の切り始めを実施した。しかし1800トン級の孫元一も満足に建艦できないのに、2倍の大きさの艦ではトラブルも2倍になりかねない。国民からはそんな危惧も出ている。
一方、海軍は2月1日付で潜水艦司令部を創設することを決定した。ところが潜水艦を巡っては別の問題も存在する。海軍軍人が潜水艦に乗りたがらないのだ。
冷戦時代、レーダーとミサイルが万能とされたころは、空軍戦力に比べ海軍は軽視された。特に水上艦は「池のアヒル」と揶揄(やゆ)され、イージス艦が登場するまで水上艦艇は肩身が狭かった。しかし一方で、レーダーで探知されない潜水艦の価値は向上。いまも潜水艦乗りは海軍のエリートなのだが、マイナス面もある。

トドメは「乗り手がいない」
潜水艦は一般的に艦内が狭く、真水の使用も制限され、水上艦のように風呂があるわけでもない。空気を出せば泡で居所がばれるため、換気も論外。脱臭装置はあるものの、トイレの臭いや生活臭はつきものだ。
各国海軍軍人は潜水艦の任務の重要性をよく承知し、さらにエリートと認知されているため、潜水艦乗組員への志願も十分あるが、韓国では任務を嫌う軍人が多い。
韓国の電子メディア「ネイバーニュース」は、海軍の「潜水艦副士官の志願状況」という資料をもとに志願率の低下を解説。副士官の潜水艦勤務志願率は07年には67%だったが、13年には36・9%という深刻な水準まで落ちたと報じた。しかも現状の勤務者のうち2~3割は劣悪な環境に耐えきれず、転出を希望しているという。
現場のベテランになるべき副士官が定着しないのでは、練度の向上は至難の業だ。乗り手がいない上、トラブル満載の潜水艦。韓国の実情は深刻だ。




 
AIPの問題は解決していない
 
そういえば孫元一(SS--072)っていう潜水艦は韓国ではまったく噂にも出てこなくなりました。部品の使い回しでおなじみの韓国軍ですが潜水艦ともなると沈んだり潜ったりしているうちに浮いてこれなくなる事故が起きる可能性がありますよね、だからといって潜水艦が浮上したまま航行してるのも変ですよ。
韓国人の習性として、『合同調査団が出した結論は問答無用で正しい』というのがあるんです、あるいは公式に発表されたことは過去に遡って正しかったことになる>>>とでもいうような不思議な考え方があるんですよ。
潜水艦のAIPが不良で潜水ができないというニュースが流れると即座に”対策を施した”という発表が出てきました。
 
しかも不具合の起こったとされる期間のうちに直してしまったというような神業対応まで出てくるんです。これってどーいうことなんでしょうね、ちなみにAIPが無くても通常型潜水艦として使えるので何の問題も無いはずです。
 
 
リムパックに参加できない韓国214型潜水艦
ところで、韓国海軍は隔年で行われるリムパック(環太平洋なんとか)の合同演習に、2006年から実用化されているとされる孫元一型潜水艦を一度も出したことがありません。
これまでに参加した潜水艦はすべて旧型になる張保皐級潜水艦209型潜水艦)となっています。これには何か裏がありそうじゃないですか? カタログ性能みたいにずっと静かに沈んでいたら発見できないですよね、そういう使い方をするためのAIPなのにハワイに行けないのです なにか理由がありそうですよ。
※214級は最初”孫元一級潜水艦”と呼ばれていたが、孫元一艦の喪失で”張保皐Ⅱ級潜水艦”と呼ばれることが多くなった。


でもね214級が、まるっきり動かないわけじゃないんですよ。この間の釜山観艦式では孫元一級の潜水艦が浮上したまま目の前を通り過ぎていましたから。(209級は潜望鏡深度から派手に浮上するパフォーマンスを見せた。) ↓ 6分すぎ頃

浮上してもまっすぐに進めないという欠陥があるのはまた別のハナシ




イメージ 4