先週のKF-X技術移転交渉の内容が気になる
KF-X技術移転交渉の内容発表を国防部がキャンセル
先週、アメリカで交渉した内容は国民の前にはとても出せない内容で
[国防ミーナ]韓国型戦闘機KF-X開発計画が、韓国政府構想とは全く違った方向に行っています。 契約条件に挙げていると言っていた技術移転は、かなりの部分がならないものを見せて、対策を要求する方法もいかないものと確認されました。
※こんな約束というのは、交渉した国防事業庁が言い出した事で、この間まで25個あった技術移転のこと、しかもKF-X事業に参加する民間企業の持分が20%であってその総額が1兆4千億ウォンってこと、ロッキードはそんな約束はしていないらしい。
[チャン・ミョンジン/防衛事業庁長:そんなことを詳細に協議をして決定をしようと後でそんなに(通知)きましたが、私も相当当惑しました。]
21つの技術を丸ごと与えるのではなく、数百種類の技術で分けた後、に与えられるものと与えられないものを選んだという意味に解釈されました。
もっと大きな問題は、ロッキードマーチン社がこんなに意地を張っても、技術移転を強制する手段がないという事です。
[キム・イルドン/防衛事業庁獲得企画局長:移転がならない場合は、移行保証金10%を没収したり、それとも同等の価値の他の技術や品目に代替するようにこんなに契約条件になっています。]
易しく言えば、米国側がせいぜい保証金10%を放棄するか、それともKF-X開発にあまり必要のない技術を与えてもいいという意味です。
(翻訳:2ちゃん番長)
実はそんなことはとっくに解っていたのです
韓国KF-X、技術移転が全く受けられない可能性もある
2014/03/25
ロッキード・マーチンには韓国型戦闘機開発事業の持分投資要求
防衛事業庁、来週F-X交渉開始…"最大20%投資要求すること"
KF-X事業エンジン数をめぐる議論で体系開発時期の遅延されそうだ
[国防ミーナ]防衛事業庁が次期戦闘機(F-X)に選ばれたF-35Aの制作会社であるロッキード・マーチンに韓国型戦闘機(KF-X)開発事業に対する持分投資を要求するものと伝えられた。
軍のある消息筋は25日"防衛事業庁が、韓国型戦闘機開発事業に最大20%の持ち分を投資することをロッキード・マーティン社に要求するもの"と明らかにした。
防衛事業推進委員会が前日の政府間の契約である対外軍事販売(FMS)方式でF-35A 40機を導入することを決定することによって、防衛事業庁は来週、次期戦闘機の価格と折衷交易の交渉に着手する予定だ。
次期戦闘機でF-35Aが決定され、韓国型戦闘機の開発を支援する技術協力会社(TAC)もロッキードマーチンになる可能性が強まった。
軍当局は、ロッキードマーチン社と次期戦闘機折衷交易のプログラムの一環で、KF-X技術移転交渉を進めながら、同時にTACとしてKF-X事業に投資するように要求する方針だという。※この記事はF-35A決定直後のものなのでこれから技術移転の交渉を始めるとなっています(2014/03/25)
韓国軍の主力戦闘機であるKF-16より性能が優秀な戦闘機を国内開発するKF-X事業には7兆∼9兆ウォンの開発費用がかかるものと予想される。 したがって、ロッキード・マーチン社が持分の20%を投資すると、1兆4千億∼1兆8千億ウォンを投資することになる。
防衛事業庁のある関係者は"技術移転を受けてもまともな技術を受けなければならない"、"TACが直接投資して投資費用を回収するようにすれば、でたらめな技術を与えないだろうし、TAC開発事業の成功に向けて努力することになるだろう"と話した。
ロッキード・マーチンは高等訓練機T-50開発事業にも持分の13%を主に技術移転と、人的支援など現物で投資したことがある。
軍当局はKF-X事業の場合、現物投資よりはTACがもっと責任感を感じることができる現金投資を望んでいる。 また、ロッキードマーチンが折衷貿易交渉過程でKF-X技術移転に積極的な態度を見せなければ、次期戦闘機事業の見直しも考慮できるという立場であることが分かった。
一方、KF-X事業は、エンジンの形態を'単発'または'双発'にするかをめぐって議論が続いていて、体系開発着手時期が遅れる可能性が高まった。
軍のある関係者は"KAIが新たに提案した単発エンジンモデル(C-501)を検証して、国防科学研究所(ADD)が探索開発した双発エンジンモデル(C-103)と比較・分析するためには、時間がかかるだろう"とし、"当初の日程によって来月に開発業者選定のための入札公告をするのは難しい"と話した。※その後双発エンジンモデルに決定しました
(翻訳:2ちゃん番長)
っとまぁKFXの技術移転っていうのはおまけみたいなもので、ロッキードマーチンにはお金を出してほしいというのが願いだったのです。
話がさかのぼりますが、KF-X事業には韓国・トルコ・インドネシアという3ヶ国が混ざるはずだったのですね、それぞれの資本負担は韓国とインドネシアがそれぞれ40%ずつトルコが20%ずつというものでした。 このうちトルコがすぐに抜けたので韓国が60%負担してインドネシアと民間企業で残りをどうにかする、というふうに方針が変わったわけです。
※インドネシアは来年分の予算を国会で可決したけどまだ1ドルも出していない
先ごろKAI(韓国航空宇宙産業)の大株主である産業銀行が、”先行き不透明のKF-X事業でKAIなどのメーカーが負担することにした20%投資金回収に対する政府の確約と、事業費の増額およびKAIの分担金削減問題”ということで揺さぶりをかけているわけです。 そのハナシの中にはKAIとロッキードマーチンが負担する1兆7千億ウォンってありますからKAIがお金を出しすぎることを心配しているのでしょうね。
でもちょっとまってください? F-35Aを買うことにしたから25個の技術移転(まず4個拒否)が受けられる、その総額が1兆4千億ウォン相当である>>>>こんなハナシになっていませんか?
※実は1兆4千億ウォンというのは2019年までに導入する空中給油機4機分の費用と同じ、エアバス社のA330MRTTに決まった。
2014年5月、ロッキードマーチン5000万ドル(500億ウォン)だけ出資すると発表
こんなのがありましてKAIの負担分はものすごく増えたのです。ロッキードマーチンがお金を出さないってことが決定したので技術移転丸ごとというふうに韓国国内では盛り上がってしまったのでした。
そうこうするうちにKAIとロッキードが手を組む(T-50と同じ組み合わせ)ことに
さっそく技術移転という内容を調べてみたらとんでもないことに
2015年10月、4つの技術移転は不可能であることが判明
2015年11月、残りの技術移転もアメリカ側が何のことだか分かっていないことが判明
っとまぁ、あてにしていたお金はもらえない、技術移転を受けると輸出向けに売るのにアメリカが反対しそうですから困ったことになったということなのですね。