金利1%アップすれば…'152万限界世帯'破産の危機
韓銀、金利1%Pアップすれば…'152万限界世帯'破産の危機
[おさいふミーナ]来年、米国金利引き上げ見通しによって、韓国銀行が基準金利を1%引き上げれば、全体家計融資の70%を占める変動金利融資の利子の追加負担は1年間だけで7兆7000億ウォンに達し、400兆ウォンの借金を背負った152万の'限界世帯'らは破産の危険性に直面するだろうと分析される。
18日、韓銀と経済分析機関によると、今度0.25%ポイント上がった米国の基準金利は来年に四回にわたって引き上げられ、年末には1.25∼1.5%になる見通しだ。 現在1.5%の韓銀の基準金利が来年1年間凍結された場合、米国の金利と同じになって、以後も凍結する場合、金利が逆転する。 金利の逆転とこれによる国内外国人資金の流出を防ぐため、韓銀が金利引上げを断行するしかなく、米国との金利の差が少なくとも1%ポイントを維持しなければ資本流出を阻止できるという分析を考慮する場合、韓銀も来年下半期からは速やかに金利引き上げに乗り出すものと予想される。
このようなシナリオが現実化すれば、一番先に懸念される部分が急増している家計負債問題だ。 韓銀統計によると、3四半期の家計融資(カード借金など販売信用は除外)は、計1102兆6000億ウォンで、このうち変動金利貸出の比重が70%になる。 金利が1%ポイント上昇する時、変動金利融資者らの利息負担は年間7兆7000億ウォン増加する見通しだ。
また、韓銀のストレステスト結果金利が1%ポイント上昇する時、家計不良の危険指数が高い不良の危険の世帯の割合は10.3%(112万2000世帯)から11.2%に高まり、約10万世帯が追加で不良の危険世帯に転落することになる。 また借金を返す能力が不足した限界世帯は金融負債を保有した全体1085万世帯の13.8%(2014年基準)の152万世帯で、これらの金融負債は、全体の32.7%の400兆ウォンに達する。
韓国金融研究院のイム・ジン家計負債研究センター長は"米国の金利引き上げによる家計の利子負担が増えれば、さらに融資を増やすよりは消費を減らす可能性が多く、これによる景気低迷が長期化したことができる"と話した。
(翻訳:みそっち)
アメリカが金利引き上げを決定しました。ゼロ金利だったものを今後1年くらいのあいだに1~1.25%にするだろうという観測も出てきています。いっぽうの韓国は現在1.25%ってことで新興国っぽく金利がお高めだったのが唯一の利点だった韓国ウォンの利上げの時期がいろいろとささやかれていますね。 ええ どぉ~~んと上げちゃうと借りている金融負債の金利負担が大変なんですよね。結構なことかと思います。