大会運営人材に少しでも改善された宿泊施設の環境を

8万人の運営人材　

今から '処遇改善' 間に合うのか

組織委員会は宿泊施設輸送飲食などの不便事項改善と士気高揚など積極的に推進

大会運営人材に少しでも改善された宿泊施設の環境と交通を提供するよう努力する

こことか　http://news.kbs.co.kr/news/view.do?ncd=3603005　うん

［甘いミーナ］五輪の安全要員たちがノロウイルスに感染されたというニュース、昨日(5日)お伝えしました。

無償で集められたボランティアたちや、雇用関係のはっきりしないセキュリティの用役などを含めた多彩な大会運営人材たちが劣悪な勤務環境の中で悪戦苦闘しています。

こちらはノロウイルスに集団感染された保安要員の宿舎。

故障した洗面台にはついた水あか汚れが立ち込めていて、シャワー室の排水口は汚物がいっぱいたまっています。

　長いこと使われていなかった施設なので、定期的なゴミの収集が行われていません

　悪臭がする化粧室は最後の点検日が4年前です。

[平昌五輪セキュリティ要員："私が来た時からこうでした。掃除が行き届かず水も流れなくて..."]

五輪に参加するという自負心が冷めてみれば、退所する人もいます。

[退所したセキュリティ要員："国に役立つのだからと両親も応援してくださったりしたが、よくなることもないし…"]

ボランティアたちはバスで1時間以上かかる宿割りを受けました。

それもシャトルバス運営がギザギザです。

[ソジュヨン/平昌五輪ボランティア："寒いところで30分も待った車に乗っている場合もあります。スケジュールのようなものがここと私たちが受けたのと疎通がうまくいかなくて..."]

劣悪な処遇を改善してほしいという不満が、大統領府の請願まで登ると、今になって五輪組織委側は具体的な改善策を持ち出しました。

[ソンベクユ/平昌冬季オリンピック大会の報道官:"(バスが)遅れて来たり苦情がありました。これをモニタリングして。宿舎環境を良くすることもします。"]

2018平昌冬季オリンピック大会と冬季パラリンピック大会組織委員会(委員長、李熙範(イ・ヒボム))がボランティアを含めた8万3千人余りの大会運営人材の待遇改善に向けて積極的に乗り出した。

現在、五輪とパラリンピック開催に向け、2万1千人余りのボランティアや1万1千人余りの短期の支援(派遣)、さらに数千人の短期雇用労力などを投入しており、一部の人材は去る12月から横渓(カンウォンド・フェンゲ)、江陵(カンヌン)などの競技場と主要施設に逐次に配置され、騒がしい盛り大会を準備している。

大会が開かれる平昌(ピョンチャン)、江陵地域には大会運営人材を収容できる大規模な宿泊施設が大きく不足した状況で、これによって11地域87の宿舎に分散されている大会運営職員が業務と生活において不便を強いられている。

（ソウル/みそっち）

オリンピックのボランティアは無償奉仕ですよね、それでも何か月も前から仕事の分担の説明を聞かされたりするので、学校を休んだりお仕事探しも出来ずにずっと定職に就けないでいたわけです。

もちろん採用する側としてもホームレスみたいのが来たら困るので応募書類を写真入りで提出させて生活に余裕のありそうなのを念入りに選んできたつもりなんですね。

それでも離脱者がすでに4000人ですから余計に見込んであっても終わりまで残ってもらえるか心配は尽きません。

それとは別に、大会期間中だけ食べるものと着るものと寝るところ用意するという条件で ”お仕事” としてやってきたアルバイト君もいるわけです。　

こちらは採用の垣根がグッと低くなっていて、それこそ食い詰めて考試院を追い出されたようなのが大挙してやってきています。

※今回のセキュリティ保安担当をした会社もかなり怪しい

そういうのに給食を作って出す調理人のひとや朝晩のバスの送迎で運転だけをする人もいるし、宿舎で洗濯機を回して乾かすひとや、何をしてるのかわからないひとまで入れると8万人がうろうろしてるっていう泣き言なんですね。

◇　◇　◇

そうなると雇用関係が曖昧で、どこからお金が貰えるのかもわからないようなのだっているんです。それでも組織委員会の業務運営チームでは大体の振り分けを作ってあります。

そういうのに仕事を分配する方は、「あっちに何人、こっちは昼から何人」なんてことを指示すると「あとはあっちでやること聞いて」みたいなことになってるみたいです。そういうところに出くわすと目がつりあがってテンパっちゃったような韓国人を容易に見ることができます。

バスの話

その人員を送迎(分配)するのが運転手なわけですが、これまた、バス会社所属とかじゃないのです。バス持ち込みのフリーの運転手さんを大量に現場に投入してるんですね。　あの韓国の団体旅行なんかにありがちな、乱暴運転でおなじみのバス持ち込みの個人運転手さんですよ。　

これってつまり韓国の工事現場や幼稚園児の送迎と同じで、毎朝乗せて夕方お迎えに行くというアレです。ですから運転手さんは日中はタバコ吸ってますよ。　でも大会が始まれば、ＫＴＸの珍冨駅とスタジアムを往復するバスを切れ目なく運転するつもりらしいですから稼ぎ時なんでしょうね。

史上最悪のスポーツ大会と韓国版Wiki二も出てくる仁川アジア大会は雪の無い夏場だったし一応は都会でしたが、バスがなかなか来ないっていうのが問題になっていました。平昌のアルペンシアだと一応は徒歩圏内に各競技場があるんですが、重い荷物やお着替えなんかもあるので選手なんかでも不自由するのが出てきそうです。

すごいお写真をどうぞ