青年の成功要因は”親の財力”らしい
最近の韓国の就職事情⑥
親の財力の無い奴は生まれ変わるしか未来は無い
生まれ変わっても韓国人じゃダメじゃね
職務関連じゃない派手なスペックは減点要因の "自滅スペック"
[はたらけミーナ]2017年に、韓国、中国、米国、日本4カ国の大学生それぞれ1000人ずつ4000人を対象に '青年の成功要因に関する認識' を調査した結果、 中国と日本では '才能' (それぞれ45.3%、35.4%)を挙げた。 米国の大学生の23.4%は '努力' で成功を得ることができると信じている。一方、韓国の大学生の過半数(50.5%)は、青年の成功要素の第1順位に '親の財力' を挙げた。
"あまり準備してもダメなのかも知れません"
ソウル銅雀区(カンナムグ)にあるカフェで会った就業準備生のパク某(26)さんの話だ。 朴氏は7年前、ソウル有名4年制大学に入学した。 当時は青年失業が代表的な社会問題として浮上していた時期だった。 彼の地上の目標は休学や卒業猶予なしに一度に就職すること。 公募戦参加が難しい1、2年生の時は対外活動を、軍隊に行ってきた後3、4年生の時は、公募展や語学点数、各種資格証を取って送った。
当然,単位管理も怠らなかった。そのおかげで、大学3年生初めて就職準備の勉強会を始めた時、勉強会員たちは彼を 'スペックやくざ' と呼んだ。 それで、内心は卒業前の就職に自信があった。 しかし現実の扉は高かった。 最終面接まで何度も上がったが、初年度の就職には失敗した。 さらに数年就職準備をしていた彼はもはや華やかなスペックがメリットではないことに気づいた。
かつては、多岐線だったスペックだが、今は職務に適わなければ使われなくなった。 一部の会社では職務と関係のないスペックを履歴書に書けば減点など不利益を与える状況まで発生した。 これに対し最近では就職準備生の間でスペックを積んだこと自体が自滅を招くという意味の "自滅スペック" という言葉まで流行している。
だからといって,"スペック"の積み重ねを怠ってもいいという意味ではない。 就業準備生の間では "雇用があまりなく、企業が新入社員に職務経歴を望む奇現象まで発生している状況" という言葉が広がっている。 事実上、経歴職のような新入社員を選ぶということだ。
"職務に合わなければ自滅する"
パクさんの目標は大企業に入社だった。 3年前の大学3年生時代、彼は当時、就職に成功した先輩たちから助言を聞いた。 先輩たちは "自己紹介書を豊かにするにはエピソードとして使える経験が必要だ。 ボランティア活動や体力的,精神的に克己経験がなければならない" と述べた。
2015年だけでも'N種スペック'という言葉が魔法の流行のように出回った。 学閥や語学研修、ボランティア活動、対外活動など、毎年就職に欠かせないというスペックの数が増えた時期だった。 このため、彼は夏休みにも休む暇がなかった。 広告製作サークルで活動し公募展に何度も参加して入賞した。 国内外を行き来しながらボランティア活動をし、夏休みには克己経験のために国土大長征まで行った。
※国土大長征:ちょっと前に流行った大学生のスペック作り、国内旅行のこと
パクさんのほかにも、青年の大半が就職のために様々なスペックを作っていた。 インターネット就業ポータルジョブコリアとアルバイト紹介サイトアルパモンが就職準備生2188人を対象にアンケート調査したところ、回答者の39.2%が '適当な就職準備方法を探せずにいる' と答えた。 このため、彼らは就業ポータルで情報を収集したり(53.6%・複数回答)、多様なスペック作り(19.1%)などに専念していた。
大学生のイム(25)さんは "理工系を除いた人文・社会系列の卒業生は直ちに採用するところが多くない。 可能な職群にはすべて志願するしかないため最大限多くのスペックを築こうと努力した" と明らかにした。
彼らがこのように "スペック作り" などに必死になる理由は、見栄えの良いカタログ作りのためだ、韓国労働研究院'労働レビュー'によると、昨年、国内青年層(15~29歳)で新規の大卒者失業率は18.3%と調査以来、歴代最高を記録した。
世界金融危機だった2009年青年層、新規大卒者失業率は14%だった。 8年ぶりに青年失業率が4.3%p上がったわけだ。 同期間、若者層全体の大卒者失業率も7.3%から11%と3.7%p上がった。
しかし今では就職準備生のスペックさえもほとんど無用の長物になっている。 志願する職務に適していないスペックは必要ないものとみなすからだ。
インターネット就業ポータルのサラムインが昨年10月、200社の人事担当者を対象に 、新入社員採用時の不要なスペックを持った志願者がいるかどうかを見たかどうかを調査した結果、回答者の68.7%が '見た' と答えた。 彼らが不要だと受け止めるスペック1位は '克己、異色の経験' (15.5%・重複回答)が占めた。 続いて'漢字、韓国史の資格証'(12.8%)、'修・博士学位'(12.2%)、'公認英語成績'(8.8%)、'海外留学・研修経験'(3.4%)などだった。
不要なスペックを備えた志願者には減点
人事担当者たちがこのようなスペックを不要だとみなす最も大きな理由は '職務との関連性がないから' (58.1%)だった。 一方、他の担当者たちは '弁別力がないスペック'(23.3%)、'資格条件を過剰に超越すること'(12.2%)などを理由に挙げた。 回答企業のうち、21.6%は'不要なスペックを備えた志願者に減点などの不利益を与えた経験がある'と答えた。
2~3年の就職準備をしてきた準備生たちは、このようなニュースに困惑を隠せない。 就職準備生のチョン某(25・女)さんは、"3~4年前であれば何でもできる人材が必要だという言葉に大学生活の間中、多様なスペックを築いてきた。 ところが今になって必要なく、むしろ不利益を与えるというからこれまで就職の準備をすると言って入れた時間と努力が否定された感じ" と明かした。
一方、同調査で、人事担当者たちが最も必要なスペックとして挙げたのは 'インターン経験'(24%)だった。 続いて'の特定学科'(13%)、'創業および社会活動'(11%)が占めた。 該当スペックが必ず必要な理由としては '実務に必要なスペックであり、'(61%・複数回答)という回答が最も多かった。 それ以外にも '組織適応力を調べることができ'(24%)、'志願者の誠実性を探ることができる'(23.5%)という意見もあった。
ある企業の人事担当者は "最近では公正な採用を強調する雰囲気なので書類上のスペックよりも志願者の能力に集中している。 インターンなど職能力量を直接調べるスペックが脚光を浴びる理由もそのためだ" と述べた。
職務に合うスペックを積み上げれば就職準備生の負担は減りそうだが、実際はそうではない。 インターン選抜も新入社員の採用と類似した過程を経るからだ。 就職準備生のキム某(28)氏は "企業が、インターンを採用する時も、職務関連の経験がある人を優遇する。 職務経歴を積むことが難しいためインターンの機会をつかむため就職勉強などに力を入れるため就職準備期間だけが長くなる。 新入社員採用時の職務経験が重要だという話は結局、企業が望む人は新入社員の年俸で入社する他社の経歴職という意味にしか聞こえない"と憤慨した。
インターンは容易でないため専攻を活かして関連職務に志願すればいいという意見もある。 しかし"就業不良"と呼ばれていた工学系列まで、専門だけでは就職が難しい状況だ。 統計庁雇用補助指標3(拡張失業率)によると、昨年、全体青年の体感失業率は21.8%、青年層の新規卒業者の体感失業率は33.6%を記録した。
体感失業率とは時間制労働者のうち,追加就業が可能な人と潜在的に就業を希望する人などを失業率に含めた数値だ。 大卒者専攻別ではも人文・社会系列の体感失業率が40.2%で最も高かった。 その後は工学系列だった。 工学系列の体感失業率は40.1%で、人文・社会系列と大きな差がなかった。 "専攻を問わず青年失業" は深刻な社会問題になった。
それに創業しようとすると年数がかかる。 2016年のジョブコリアが人事担当者らを対象にアンケート調査した結果によると、新入社員の採用に男子は32歳、女性は30歳という年齢上限があるため。 あるスタートアップの関係者は "創業アイテムを決定し、これを現実化するのにかかる期間だけでも最低1年だ。 これに実質的な成果まで出すには,どれだけ多くの時間がかかるかわからない。 さらに創業は基本的に自分だけのアイデアで利益を出すと始めるのだ。 就職スペックに使おうと創業するという発想自体が本末転倒だ"と述べた。
標準履歴書には写真、性別、出身学校の記入欄など無い
職務能力が就職に大きく働く紙だけが依然として書類も重要な要素だ。 各企業が新入社員採用の際,"スペック"など人的事項を全く見ていないわけでもないからだ。 実務能力中心の採用文化を拡散させるため雇用労働部は写真、性別、出身学校のような項目を除く "標準履歴書" を出した。 しかし依然として企業では履歴書で志願者の人的事項を確認する。 就業ポータルのサラムインが2月528社を対象に調査した結果、回答企業の61.9%が '標準履歴書の導入意向がない' と明らかにした。
回答企業の88.4%は入社志願書に個人項目を含めていた。 では,各企業が望む身の上を持つ人はどのようなタイプだろうか。 これは入社志願書にどんな内容を記入するかを見れば分かる。 入社志願書に記入する個人の内容では年齢(82.4%・複数回答)が最も多く、出身学校(69.8%)、性別(69.8%)、写真(67.7%)が後を継いだ。 外見,年齢,学閥など大学入学後に努力したかどうかと関連のない内容だけがスペックと認められているのだ。 志願者が個人項目を充実させない場合、28.1%の企業は、減点処理し、13.1%は無条件脱落させた。
就職準備生の間では"生まれ変わってこそ就職もできる"という認識が広がっている。 大学生のイ(25)さんは "毎日のようにして採用不正関連報道が出ていることからも多くの人が親あるいは知人の影響力を通じて就職しているということを知ることができる。 さらに,企業が望む人材像が"経歴のある新入社員" という形容矛盾のため,結局,就職準備などの活動があまり意味がないという思いさえする"と述べた。
(ソウル/みそっち)
っとまぁ就職氷河期な韓国ですが、それでも企業は採用するところもあります。すると結局は出身大学と見栄えのイイ写真で選ぶってところに行きつくんですね。
スペックを積むことが就職の条件だなんていうのは幻想だったんですね。
”大企業が高位公職者の子を不正採用” なんていうとほとんどの韓国人が引火しますが、経営側としては馬の骨よりも確実なところから選びたいのは当然のことです。
これがまた ”身分制” の復活みたいに勘違いするので大盛り上がりですよね。
わけのわかんないのを採用したらレジの金を持ち逃げするアルバイト君に困っているコンビニ経営者などは何よりも身元の確かなのを好みます。それさえもニセモノの紹介者が出てくるのですから、韓国社会はもう末期状態なんですよ。これまでウソをついてきた社会がこうなっただけのことなのですから不信社会がいまさら無くなることなんて無いのでしょう。