アパート崩落はこうして起こった
光州市のアパート崩落を科学してみる
この団地は2019年5月、3.3平方メートル当たり平均1650万ウォン台で供給された。 当時、光州市内の最高分譲価格だった。 それでも市内中心部に位置し、大型建設会社のブランドマンションという長所に請約需要者が大勢集まった。 特別供給を除いた433世帯の募集に2万9261人が殺到し、平均68倍の競争倍率となった。
▬部分は2世帯ぶち抜きの148㎡タイプで 最上階の▬の部屋は4世帯分の内階段付き豪邸タイプだ
※▬38階基準供給価格1,924,000,000ウォン+バルコニー拡張29,100,000ウォン 建物は39階建て
人気の84Bタイプは84㎡でおよそ5億ウォンで分譲された。
▷坪数:35坪(35.25坪)
▷該当世帯:101棟4ライン、103棟3·4ライン、104棟3·4ライン、201棟4ライン、203棟3·4ライン
▷専用84.6410㎡+住居共用31.9100㎡=供給面積116.5510㎡
▷+その他共用62.0670㎡=契約面積 178.6180㎡
▷21~29階基準供給価格563,000,000ウォン + バルコニー拡張13,000,000ウォン
▷分譲価格(分譲価格+バルコニー拡張):576,000,000ウォン(五億七千六百万ウォン)
※ベランダ部分を部屋にするのが一般的な韓国では追加料金も分譲価格に含まれることが多い。その場合、外壁だった部分は邪魔になるので撤去しちゃうのである。こうして広くなった居室は本来のバルコニー部分に付け足されたサッシによって広い居室となるわけだ。
左上の201号棟の84Aと84Bの間取り図はこちら ⇓
今回は▭部分が崩落したところ。バルコニー増築のため本来あるハズの外壁だった壁が無い
⇑これがベランダ部分を部屋にしてみたところ。外壁が見事に無くなっている
部屋の拡張のためにバルコニー部分に外壁を作り、本来の外壁となる壁を撤去しちゃうので部屋が広く使えます。
本来のバルコニーにサッシを入れて部屋の中に残った応力外壁部分を撤去することでお部屋を広くすることが出来る。 元々の設計段階から増築しちゃうとバルコニーの無い建築許可のおりない違法建築になってしまうが、建設段階で増築しちゃうのが韓国式分譲アパートなのだ。
もう一度見比べてみよう
今回39階から崩落したところ ⇑
ちなみに▬部分の148㎡タイプの間取りはこちら
⇑こちらがバルコニー改造後のようす ⇑こっちは建設審査の図面