中国機侵犯、韓国軍は地上で直ちに出撃態勢

領海、領空よりも外側に設置された防空識別圏という線引きですが、実際には警告が送られたりスクランブル発進っていうことになるものです。

ちなみに韓国がこのあいだ一方的に広げた航空識別圏を見事に横断しているわけですが韓国空軍はニホンの報道の後に防空識別圏侵犯の事実を知ってそれから発表したことから国民の失笑を買っています（後述）

中国国防部"防空識別区域侵犯事実はない"

中国が承知している防空識別圏を侵犯したわけじゃない

韓国側の考えてることはそれを認めないよ

http://news.joins.com/article/19518988

［国防ミーナ］中国国防部は、中国空軍偵察機が最近、韓国の防空識別区域(KADIZ)を侵犯したという韓国マスコミの報道と関連して"事実ではない"、"ないことをあるかのように見せかけてはいけない"と反論した。

中国国防部報道官室は2日、韓国マスコミの質疑に対して"関係方面(韓国)は事実を尊重することを希望する"と明らかにした。

先立ち、合同参謀本部は先月31日、中国の軍用機2台が韓国と中国の防空識別区域重畳区域である済州島の南西の方の離於(イオ)島上空を飛行しており、韓国軍の警告通信を受けて東海に通過したと明らかにした。日本防衛省も、中国軍用機2台が自国の防空識別区域を侵犯した後、東海に通過したと発表した。

※蘇岩礁（そがんしょう）　蘇岩礁は、東シナ海沖合に存在する水面下4.6ｍに存在する暗礁。蘇岩礁は中国における呼称であり、韓国では、この暗礁を離於島、波浪島と呼称している。英語名はソコトラ岩である

韓国が領土を主張しているが上空は日本の防空識別区域（JADIZ：Japan Air Defense Identification Zone）に含まれているため航空機が飛ぶ場合にはニホンの許可が必要となっている。

侵犯の事実を否定する中国国防部の立場は、両国の防空識別区域が重複される地域にある韓国側の防空識別圏を認めないという考えを示唆したものと解釈される。領空とは別概念である防空識別区域は、自国の領空に接近する軍用航空機を早期に識別するために設定した線を意味する。

これに先立ち中国は、2013年11月、東ジュングクヘサンに防空識別圏を一方的に設定して韓国と日本の反発を買った。特に中国が設定した防空識別区域は、韓国軍が設定した防空識別区域と一部重なり、その中に、離於島上空が含まれていて、韓中間に新しい摩擦要因になり得るという観測が提起されたことがある。

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今回の飛行経路

離於島が含まれる前の韓国の防空識別圏　　　－－－－－－－

最近主張している韓国の防空識別圏(2013～)　ーーーーーーー

ニホンの防空識別圏（GHQが決めた）　ーーーーーー

中国の主張する防空識別圏　- - - - - -

合同参謀本部"中国の軍用機2台、韓中防空識別区域重複区域侵犯"

"必要な監視と戦術措置十分取った…地上で直ちに出撃態勢の維持"

ニホンの共同通信の記事を見てから知ったのではない

http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2016/02/02/0200000000AKR20160202095551014.HTML

［国防ミーナ］合同参謀本部は先月31日、中国の軍用機2台が韓国と中国の防空識別区域重複区域に侵犯したと2日明らかにした。

チョンハギュ合同参謀本部広報室長は同日、国防総省の定例ブリーフィングで、関連質問に、中国軍用機の韓国防空識別区域(KADIZ)侵犯が"重複区域で発生した"と答えた。

チョン室長は"韓国軍は離於島(イオド)南方で、未確認の航跡を初めて捕捉して識別手続きを通じて、中国の航空機であることを識別し、威嚇性がないことを改めて確認した"と説明した。

さらに、"必要な監視と戦術措置を十分に取った"、"(中国軍用機が)領空を侵犯する場合、対応できるように戦闘機出撃などの準備もした"と付け加えた。

防空識別区域は、領空防衛を目的に未詳の航空機を早期に識別するために設定した区域で、領空とは区別される。

先立って、中国軍航空機2台は先月31日、済州島の南西の方の離於島上空でKADIZを侵犯し、韓国軍の警告放送に直ちに流出した。

これらの航空機は日本防空識別区域(JADIZ)も侵犯し、大韓海峡を通過し、東海上空まで飛行した。これに対応して日本の自衛隊は戦闘機を緊急発進させて両国間の軍事的緊張が高まった。

さらに、合同参謀は別途の立場の公知を通じて、"韓国軍は中国の航空機がKADIZに接近する時点から持続的に監視しており、KADIZに近づく際、中国側とホットラインおよび警告通信を通じて該当の航空機が中国軍所属であり、脅威の意思がないことを確認した"と明らかにした。

そして、"このような状況を考慮し、わが軍は直接出撃対応をせず地上で直ちに出撃態勢を維持し、中国軍航空機がKADIZを離脱するまで持続的に監視した"と付け加えた。

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っとまあニホンでは大騒ぎになったわけですが、韓国は『知ってたわよ』といういつもの言い訳なんですね。なにしろ韓国国防部が対応する前からニホンがニュースにしちゃったんですよ。ニホンの報道を知ってからあわててニュースになって今日になってようやく国防部からの言い訳が出てきたってことです。

しかも問題なのは飛行機が往復したってこと、これつまり２回飛んだことになるんですが韓国空軍は２回とも離陸してない、っていうか通り過ぎたあとになってニホンの報道を見た韓国の新聞社が発表するまで何も対策できなかったってことなのです。

中国軍用機2台が初めて、大韓海峡を通って日本海までの往復飛行したと共同通信が31日報道した。この過程で、中国軍用機は韓国防空識別区域（KADIZ）と日本防空識別区域（JADIZ）を予告なく侵犯して通過したことが分かった。2016.02.01 22:05

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2016/02/01/2016020103551.html

知らなかったんですかれらは。ちなみに対馬海峡なんですが、あれは誰でも通っていい国際空域なんだそうですね。ってことでニホンではスクランブル発進でしたが韓国は何もできなかったということになりました。それよりも、『韓国がこのあいだ線引きした防空識別圏は認めないよ』ってことなんですが、これは韓国も抜け穴ですね