2発までなら暴発だってある 東部戦線GPで暴発
東部戦線GPで3日、K-6機関銃2発の暴発事故
非武装地帯に武器を持ち込んで相手方に乱射したらそれだけでは済まない
軍のある関係者は5日"東部戦線GPで、この3日午後、K-6重機関銃整備作業中、実弾2発が誤発されて北の方へ飛んで行った"、"弾着地点は確認されなかった"と明らかにした。
軍は、誤射事故直後、北朝鮮軍GPに向かって"装備整備中の暴発"という内容の案内放送を三回したという。 ※韓国語では暴発と挑発は方言によってはよく似ている
軍関係者は"案内放送をしたものの、北朝鮮軍GPでは何の反応なく、動きも見えなかった"、"実弾は北GPまでは飛んでいかなかったようだ"と話した。
(翻訳:みそっち)
K6機関銃について
最近は戦闘がないので機関砲は置きっぱなしになっていて運ぶこともなくなっていて常時敵側に向けている関係から実弾射撃もほとんど行わないため、”機関銃分隊”は比較的楽に過ごせる配置となっています。
性能とか諸元はブローニングと一緒で弾も共通ですね。大体1km位先のものまで狙って撃つことがあります(そんな先は肉眼じゃ見えないけどね)
豆知識:こういうのを主翼に8連装した戦闘機が戦時中に一番多く作られた戦闘機のP-47ということになっています。
小脇に抱えて撃つにはちょっと重たいので映画などではランボーやシュワちゃんはもう少し小さいの(7.62mmや5.56mmの機関銃)を小脇に抱えて撃つことがあります。カリオストロで次元が撃ったのは14.5mmの対戦車ライフルでキタ朝鮮軍が韓国側に向けているものと同じ口径ですね。
GOPとGPについて
あのほら金網があって、毎日兵隊が歩くところがあるじゃない、あれはGOPって言うんだそうですGeneral Out Post(南方限界線)ですね、
つまり金網のこと、このあいだ韓国兵が地雷を踏んでバカ騒ぎしたところです。そのずっと向こうに国境線があるわけですが、国境線の両側に非武装地帯っていうのがあります。
これは停戦のときに決まった条件です。
その非武装地帯のなかにコンクリート製の陣地を作って敵側を見張る役目をしているのがGP(Guard Post:監視警戒所)なんです、コンクリート製のトーチカのような銃眼のついた構造物がGPです。っということですが非武装地帯ですから武器の持ち込みは双方とも、お約束違反なわけですが、あまり気にすることはありません。
▲規模にもよるが30人くらいが交替勤務でお仕事をする場所、お給料もわずかだけ増えるようになった。GP勤務は家族にも内緒にすることが決められているためGP勤務者のつぶやきなどはあまり知られていない。
じっさいに撃ち合いになったことがないのでどんな役に立つのかわからないところもあり、韓国側でも相手方の”キタ朝鮮側哨所”を占領するということは想定されていなくて敵が攻めてくることはないけど弾は飛んでくる場所という認識のようです。
この向こう側には国境があり、てっぺんの監視哨からはキタ朝鮮の同じような施設があるのが見えます。たいてい山のてっぺんにあって厳冬期などには1週間とか孤立することもあり。荒んだ最前線勤務なだけに駐屯地内で問題が起きないように監視カメラが多数据え付けられていて常時監視されています(韓国人が韓国人を監視している)
▲これはキタ朝鮮側のおなじようなもの、後方には畑が見えている。
あっちがわからたまに歩いてくるひともいる
国連軍の停戦監視団もすべての国境を管理しているわけじゃなくて、板門店みたいなところだけに少数が駐留しています。