グラフィックで見るセヲル号引き揚げのまとめ
沈没翌日のセヲル号引き揚げ想像図
クレーン船が到着すればすぐに、横倒しに沈んだセヲル号がゴロリと元に戻り巨大クレーン船で持ち上げて、ひょいっと陸(おか)に上がるつもりだった。
遺族の反対により船内の行方不明者捜索のため、船体引き上げは捜索活動が済んでからに決定、同年11月、遺族が引き揚げに合意。
2014年11月 フローティングドッグで移動する案が出てきた
クレーン船がセヲル号にチェーンをかけて未知の方法でゴロリと元に戻したあとフローティングドッグに載せることになった
登場する機材:現代三湖重工フローティングドッグ 8万tまで可能
2015年4月 政府による引き揚げの手順が決まる
船体を切断しないで丸ごと持ち上げる案が遺族と合意された。複数のクレーン船を使い船体に開けた穴にワイヤーを通して持ち上げたあと未知の方法で船体をゴロリと元にもどしてフローティングドックに載せる案が真剣に議論された。
業者選定には7つのコンソーシアムが参加
国際入札方式で引き揚げ業者の選定公告を出し、国内外のサルベージ業者からの提案を受けて、コストや条件などを加味して続いて7月に契約を締結した後、2015年9月までに引き揚げ計画を確定させることになった。
海洋水産部はセウォル号引き揚げ優先交渉対象者1順位で中国'上海サルベージ'と韓国オーシャンCNIのコンソーシアムを選定した。2順位は中国'煙台サルベージ'コンソーシアムが、3順位は米国タイタンとオランダスビチョのコンソーシアムがそれぞれ選定された。上海サルベージは引き揚げの費用として851億ウォンを煙台は990億ウォン、タイタン・スビチョは999億ウォンを提示した。
引き揚げ作業が難航する中、イラストでは”深海作業”のように誇張
引き揚げ業者を上海サルベージに決定
「浮力材+鉄材ビーム+クレーン+フローティングドック」引き揚げ方式
2016年6月、横倒しのまま運ばれることに
上海サルベージの提案した引き揚げ方法がムリとわかり別の方式に変更
これにより引き揚げ作業が振り出しに戻る