韓国の成人12%以上がアルコール中毒…
韓国の成人12%以上がアルコール中毒…飲酒量は世界平均2倍
-WHOの統計資料分析 7大がんの発生と直接関係
12日、保健福祉部と医療界によると、治療が必要となるほどの深刻なアルコール中毒者が全国150万人に達するものと推算されている。 我が国の飲酒文化は軽く飲むよりは、爆弾酒など深酒が多く、これによる副作用も小さくない。 大学の新入生歓迎会を向けて'焼酎8000本'を準備したある大学総学生会が社会的話題にもなった。
アルコール中毒治療を受けていた40代の男女が先日、"死ぬまで飲んでみよう" と、旅館の部屋で数十本の焼酎を飲み女性が死亡した。 このような現象は、韓国社会がアルコールに対して依然として過度に寛大だためであることが指摘されている。
世界保健機関(WHO)の統計を見れば、15歳以上人口の1人当たりの年間アルコール消費量は2010年基準で平均6.2ℓだが、韓国の場合、12.3ℓへと大幅に高かった。 これにより、自然にアルコール中毒患者も多くならざるを得ない。 韓国保健社会研究院の研究によると、成人12.7%がアルコール中毒危険群と推定される。
アルコール専門病院のタサラン中央病院のチョン・ヨンジュン院長は"アルコールは口腔咽頭、喉頭癌、食道がん、肝臓癌、大膓癌、直腸がん、乳がんなど7つの癌の発生と直接的な関係があるという研究結果が最近報告された"と明らかにした。 チョン院長は "アルコールが起こす代表的なガンで多くの人が肝臓癌を思い浮かべるが、口腔咽頭ガン、食道がんもアルコールとの関連性が高い"と指摘した。 該当研究を見ると、アルコールを1日50g以上(焼酎3∼4杯)摂取する人はお酒を全く飲まない人に比べて、口腔咽頭または食道癌が発生する危険が4∼7倍増加した。 同じ量のアルコールを摂取した際に大腸がんや乳がんリスクは約1.5倍高くなった。
福祉部は同日、ソウル中区のフェラムタワーで大学内でのがぶ飲み、飲酒事故など、飲酒の弊害の予防に向けた '2017大学生節酒サポーターズの発足式' を開いた。 '酒のない文化'づくりの先頭に立つという趣旨の行事である。 大学生節酒のサポーターは今年、全国77の大学で飲酒認識度調査、節酒の特別講演、相談支援、節酒広報ポスター製作、ノンアルコールのカクテルの行事など各種のキャンペーンを展開する。
(翻訳/みそっち)
韓国は独立前後から食糧難でしたが、食糧難のピークだった1970年代には食用の穀物からアルコールをつくることを禁じましたよね。その後ニホン式の農業が再び韓国に導入されたことで食糧事情が解決したのは1974年以降だといわれています。
現在でも韓国で消費されている焼酎やマッコリなどは、東南アジアなどからの輸入原料であるタピオカなどのでんぷん質からエチルアルコールを工業的に生産して人工甘味料などを加えて希釈したものが緑色の瓶に入って売っているものです。
もちろんマッコリについてもアルコールを希釈し、コメのとぎ汁を加えて、でんぷん質を麹で発酵させたエキスを加えることで濁酒風の韓国マッコリが出来上がるという仕組みが継承されています。
そのほかにも酒粕の出来ない〝清酒風飲料〟製造法であるとか、輸入ウイスキーにいたっては国外資本による韓国酒税法に合わせた〝原酒が1%以上ならすべて原酒とする〟という法律によって韓国国内だけで流通するウイスキーの全量が〝18年物〟以上のプレミアムウイスキーであることも見逃せないようです。
コンビニなどで買えるアルコール飲料の値段はニホンとほとんど同じ水準ですが、紙パックの〝鬼ころ〟は韓国では見かけることはありません。その代わりに緑色のビンに入った360mℓの焼酎がよく飲まれています こちらはお値段が1300~1500ウォン程度ですからかなり割安な設定ですね。
韓国の焼酎は〝地下道や公園〟などで飲まれるほかに飲食店などでも、この360mℓ入りが出てきますが、コンビニでの値段と比較されることが多いため飲食店で飲んでも3000ウォンから5000ウォンを上限にするような価格設定になっています。