ゴミの山から火 目に沁みる煙も
義城郡の"ゴミ山"また火災発生
耐えかねた住民ら 義城郡守と郡庁関係者 企業代表ら大量告発
ゴミの山業者は ”行政不服訴訟” でのらりくらり
[ソウルミーナ]慶北義城郡の通称 "ゴミ山" で2日に火災が発生すると近くの住民たちが業者や行政当局の関係者を警察にまとめて告発した。
住民300人余りは、先月31日に続き火災が発生するや関連会社の代表2人と義城郡長、環境課長、面長、郡議員など関係者らを不法営業と職務遺棄の疑いで2日,警察に告発したことを明らかにした。
住民共同代表を務めるキム氏は "住民300人余りの署名を受けて不法営業をした業者代表と数年間続いた苦情にも消極的な態度を見せた行政に対し即刻捜査を通じて問題点を一つ一つ明らかにしなければならない" とし "カネは業者が稼いで処理するような血税で充てるのは誰が見ても間違っており今回だけはまともな捜査を通じて関係者たちを一罰百戒できるようにしなければならない" と主張した。
行政当局の関係者Aさんは "告発状受け付けを知っている。 忠実に捜査に取り組み、責任を取ることがあれば責任を負う" と明らかにした。
先月31日に発生した"ゴミ山"の火災は鎮火作業が行われているが、3日現在まで引き続き煙が立ち上がっており、消防当局は消防車を待機させ、万一の事態に備えている。
一方、義城警察署関係者は"丹密面(たんミルミョン)スレギ山"について以前から引き続き捜査を進めている"と答えた。
(ソウル/みそっち)
7万トンくらい(帳簿上)のゴミなんだそうですが、プラスチック、発泡スチロール、ビニール、布などを集めて加工して固形燃料にするんだそうです。こうなっちゃうまでには韓国でしか考えられない ”犯罪保護手続き” が繰り返されてきたのでした。
この会社は、2008年4月に中間リサイクル業(許可保管量1千137t)、2013年7月には、総合リサイクル業(許可保管量1千20t)で許可を受けた。
郡が許可した廃棄物保管量は、中間・総合リサイクル量を合わせわずか2千157tである。
義城郡では、現在のところ、廃棄物7万4千t(中間2万1千t、総合5万3千t)が積まれているものとみている。保管量の34倍を超える量である。
郡はこの企業 ”韓国環境産業開発” に20回もの行政措置を告発をするなど、対応に乗り出したがこの業者は一向に意に介さない構えだ。
この会社の中間リサイクル業は、2014年から今までに廃棄物管理法違反で営業停止3回、告発2回をし、昨年8月には許可取り消しまで受けた。
総合リサイクル業にも過怠金1千万ウォン賦課、告発4回、課徴金2千万ウォン賦課に営業停止も7回にのぼる。 ※許可ごとに告発する必要がある
そのたびに会社は処分に不服して行政訴訟を開始し、執行停止処分を出し、その期間を利用して継続廃棄物を持ち込み、放置量は引き続き増えている。
つまり行政不服訴訟を起こせば、営業停止も許可取り消しも過怠金、課徴金も一切払わずに営業を続けることが出来る。という 韓国ならではの不法営業が行われているんですね。 すごいでしょ。
現場付近の360°ビューは コチラ