ハンガリー遺族帰国で追加賠償要求は無しか?
ハンガリークルーズ沈没犠牲者 現地で火葬した遺骨4つ帰国
生存者2人と遺族9人も入国....遺族側の要求で身元公開しない
[ソウルミーナ]10日、仁川国際空港公社などによると、ハンガリーのクルーズ船沈没事故で犠牲になった4人分の遺骨が、この日午前11時28分着の大韓航空KE938便を介して現地入りした遺族らと共に仁川国際空港第2旅客ターミナルに到着した。
ハンガリー入りした遺族らは、当初、残りの行方不明者がすべて発見されるまで現地での残留を望んだが、現地滞在費用負担の責任範囲が不明瞭なことや、現地ホテルから延泊などの費用支払いを要求されたことから帰国することにした。
これまで確認された韓国人の死者19人のうち遺骨となって帰ってきたのは今回が初めてだ。これに生存者2人、遺族9人一緒に入国した。
一部の遺族らが現地を離れ帰国したことで、賠償請求問題は現地当局から離れ、旅行募集会社の入る旅行保険から支払われることになるとみられる。
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遺族らが遺体の身元と葬儀日程などが公開されることを望んでいないため、非公開裏に運柩されることになった。遺体と生存者は、空港利用客の目を避けて、第2旅客ターミナル西側VIP専用の駐車場を介して空港を抜けていった。
遺体はVIPの駐車場の前に待機していた葬儀リムジン1台に載って空港の外に出て行き、遺族もリムジン車と一緒に待機していたバンに上がって一緒に移動した。
今回の旅行商品を企画した本当に良い旅行(Verygoodtour)代理店の関係者は、「遺体運柩と葬儀日程などの部分について知ったことではない」と述べた。
(ソウル/みそっち)
なにしろ大量遭難事故ですから、韓国の白髪のカン外交長官(その前はハゲだったな)が利益代表としてハンガリー入りしたのですね。出待ちの119番消防や海軍の潜水救助チームを引き連れて行ったのですが、外国のことですから、あちらの文化習慣に従うしかありませんよ。
それでも「最初の遺体回収はウリの手で」とゴリ押しして、ハンガリー現地チームが発見しておいた遺体の収容というお手柄を喜んでいたのです。するとハンガリー政府が「遺体発見する英雄を作ることは望まない」と言い出していよいよ出番が無くなったのですね。
そのころ韓国でも遺族チームの現地入りを仕立てたわけですが、その費用負担が現地政府なのか韓国政府なのかあるいは旅行主催会社なのか自費負担なのかハッキリしなくて遺体を焼いた順に帰国するしかなくなったというわけですよ。(実は延泊の費用を請求された為らしい)
そいうわけで、現地にはテントも仮設ハウスもありません。もちろん事故を起こした船長の裁判権も無いし、旅行者が受け取れる補償金は旅行加入保険の範囲内ってことで夢の追加賠償金も消えてなくなったので帰ってきたということなのです。
なにしろ、帰国便からの霊柩車費用までを国が負担すると思っていた遺族チームでしたが思惑が大きく外れたってことですよ。
そいでもね、現地での火葬に応じないで冷蔵便(冷凍じゃないからね)での帰国を強く要求している関係者(遺族かどうか不明)がいるそうで、すべての遺族チームがハンガリーから去るのはまだしばらく先になりそうですね。
参考:遺体の搬送費用(ドライアイス代含む)
10kmを超える陸送 | 10kmずつ増える毎に3,000~5,000円ずつ追加。
500kmの搬送で、15~30万円。
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空輸での搬送 | 500kmの搬送で、20万円前後。 |
海外からの搬送 | アジア圏 100万円~
ハワイ・ニュージーランド・ロシア 100~150万円
北欧 150万円前後
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