1:1だと勝てない韓国軍を分析している②
韓国、北朝鮮1対1全面戦争シナリオ…②
陸・空軍悪戦苦闘、海軍は善戦
防戦に汲汲
開戦初期、空軍と砲兵の支援がきちんと行われなければ陸軍は悪戦苦闘をしなければならない。休戦ライン防衛師団の1師団、25師団、28師団、5師団、6師団、3師団、15師団、7師団、12師団、21師団、22師団(西から)は莫大な打撃を受けて動員予備軍に再編しなければならない羽目に達するだろう。
戦争の核心は、この11個師団が壊滅される前まで韓国空軍と砲兵が北朝鮮の長射程砲、地対空ミサイル、空軍を殲滅することができるかどうかにある。
それでこそ2線にいる9師団、30師団、26師団、8師団、11師団、27師団、2師団(西から)が比較的被害をあまり本状況で逆襲に乗り出すことができる。もし空軍がまともに活躍できず、砲兵部隊が砲弾不足でぎくしゃくすれば、これら2線部隊まで深刻な打撃を受けることになる。逆襲は望むべくもなくてただ防御戦だけが遂行しなければならない。
海軍は唯一に善戦するものとみられる。海軍は、デフコンの格上げによって北方限界線(NLL)以南で待機する全面戦争が勃発すると、NLL以北へ北上する。巡航ミサイルと艦砲で北朝鮮の主要海軍基地の潜水艦と水上艦を破壊して敵縦深の戦略施設物を打撃することだ。
その後、海軍は、北朝鮮の生存の潜水艦が後方に特殊部隊を浸透させたり、南海に進出し、韓国の商船に対するテロをできないように対潜水艦作戦に力を入れるものとみられる。
要するに韓国軍は開戦直後、3無のためにダメージを受けるだろう。3ムとは、北朝鮮の核心戦力の弾道ミサイルを防ぐことがミサイル防衛システムがなく、北朝鮮の大規模な砲兵火力に対抗して首都圏を効果的に守ることができる砲兵戦力と備蓄弾薬がなく、北朝鮮防空網を迅速に制圧できる先端、空軍戦力がないという意味だ。これにより韓国は戦争抑制に失敗し、核心戦力が致命的な打撃を受けることになり、主要国家基幹施設と産業団地が破壊されて、取り返しが難しい経済的損失を被るだろうちうことだ。
■反撃段階 アメリカの応援が来た場合ならいいけど
作戦計画5027-04の3段階作戦によると、増員された米軍機動軍団と韓国軍第7機動軍団が主軸になった地上部の見返り北上して西部戦線一帯の北朝鮮軍の残存兵力を制圧し、平壌を包囲して軍団級部隊である平壌(ピョンヤン)防御司令部の戦力を撃滅する。また、韓米連合、海兵隊が軍団級部隊を構成し、上陸作戦を開始、ランプの3軍団や咸興一帯の7軍団を撃滅して平安道地域と咸鏡道地域を接受することとして計画されている。
しかし、米軍増員というカードを排除する場合、この作戦は遂行自体が不可能になる。地上で北上を務める2個機動軍団の一つが消えてしまうだけでなく、7軍団を構成する主要部隊は開戦初め、北朝鮮の大規模な砲兵火力にさらされて戦力損失を被った状態であるため完全な機動軍団を構成しにくいためだ。この場合、地上を通じた北上が難しい。、海兵隊の上陸作戦も韓国軍の能力は連隊級に過ぎず、軍団級防衛兵力が構えている北朝鮮後方地域に上陸を敢行することも不可能である。
したがって北朝鮮軍の攻勢を止めて反撃に転換する場合、20師団、首都機械化師団などで構成された7軍団を中心に北進しようとするが、黄海道以北地域まで進軍することは難しいようだ。いくら7軍団が最新鋭K1A1戦車で武装した戦力だとしても北朝鮮軍の防空網が制圧されず、大規模な航空支援を期待しにくいからだ。
このような場合、戦力を完全に保存して準備された防御陣地で大規模な予備電力の支援を受けた平壌防御司令部を制圧できない。、平安北道と咸鏡北道(ハムギョンブクド)まで進出することはともかく、戦線は、平壌(ピョンヤン)の南部、黄海北道一帯で固定化する可能性が大きい。
黄海北道で戦線固着化
以後、韓国は圧倒的な経済力を土台に、戦力を再整備して平壌南部防衛線突破を図るだろう。しかし、この場合も、北朝鮮全域に急速に進撃することは難しい。韓国軍には、アメリカと一緒に縦深作戦を遂行する部隊に対する補給能力がないと見なければならないためだ。10年をかけたアフガニスタン戦争で見るように米軍は、タリバン政権を追放した後も、首都カブール一帯に対してのみ政治的・軍事的な統制権を持った。アフガニスタンの国土の大半は、タリバンが掌握していた。
北朝鮮には20万人の特殊部隊と770万人に達する労農赤衛隊と赤い青年親衛隊のような予備電力がある。これらは北進する韓国軍機動部隊に遊撃戦で対抗することができる。後方補給路を執拗に攻撃することもできる。韓国軍はこれに対応する教理も、兵力も、実戦経験も、装備もない。したがって韓国軍の実質的な進撃可能限界は平壌-元山線を超えられないということだ。
※元山は日本海側にある町、戦時中には海軍の中攻隊基地があった
米軍はアフガニスタン戦争のイラク前でゲリラ式の攻撃に遭った経験をもとにすべての車両を防弾や地雷防護車両に交代した。しかし、約3万8000台に達する、国軍標準車両4種のうち、地雷防護車両はたった1台もない。
さらに韓国陸軍の市街戦能力は最下級と判断される。戦車や、装甲車は、北朝鮮軍が分隊ごとに2挺ずつ保有したRPG-7ロケットを防御する装備を持っていない。また市街戦に有用な無人機関砲塔もない。実戦的でないこのような装備構成によって開城などの大都市を通過する際に被害が予想される。
燃料、弾薬の補給部隊も無い それでも占領した後の事を考える
韓国陸軍7軍団のK1A1戦車、K-21装甲車、K-9自走砲など装甲車両の数は1000台あまりに達する。これら機甲車両に1回燃料を補給するには5t燃料補給トラック300台余りが動員されなければならない。このほか弾薬、食糧など各種物資も与えなければならないため、機動軍団の補給作戦には少なくとも数百台の車両が動員されるのだ。いつどこで北朝鮮特殊部隊が飛び出すか分からない地域で果たして補給部隊などが無事に作戦を遂行することができるだろうか。
要するに韓国軍の反撃作戦は3無によって正常な遂行が不可能だろう。万が一、北朝鮮全域を掌握すると仮定しても以降に'占領地の安定化'作戦を展開する部隊がないという問題に直面する。
アフガニスタン戦をみれば、米軍は、タリバン政権を崩壊させたが、その後、2万5000人余りと推算されるタリバンに苦戦を免れなかった。アフガニスタン軍・警察20万人あまり、米軍とNATOの10万人あまりなど30万人の兵力を投入したが、いまだにもアフガニスタン全域を掌握していない。
韓半島は、アフガニスタンよりもっと深刻だ。武装、組織力、精神武装レベルがもっとすぐれた20万人の特殊部隊と770万人の予備兵力を相手にしなければならないためだ。現在韓国軍は24個常備師団、11つの郷土師団、4つの動員師団を保有しているが、このうち13個師団は開戦初め、攻防によって致命的な兵力の損失を負うのは確かだ。11つの郷土師団は韓国後方に投入された北朝鮮特殊部隊と従北勢力の掃討に動員されなければならない。北朝鮮の安定化作戦に実質的に投入可能な部隊は兵力損失が少ない一部常備師団と4つの動員師団、鉄柵師団の残存兵力を集めて構成した何個師団程度が全部ことだ。
ムリにまとめるけど、アフガンよりも大変な'安定化'
こんなにでも安定化を試みようとしても国内の政治的環境がこれを容認しないだろう。国内の従北勢力は、死傷者発生を大々的に宣伝しながら、反戦世論拡散を図ることであり、一部政治勢力も、このような世論に付和雷同して政府に終結(終戰)を強く圧迫することだ。一部の国民は電気、上下水道供給支障などに不満を示し、これに同調すると見ている。軍は安定化の過程での死傷者発生と国内の反戦世論に主要占領地から撤退して、北朝鮮指導部と再び休戦交渉に出るしかないという状況に追い込まれことができる。
要するに韓国軍は反撃に出ても平壌-元山線の北側に進撃することが容易ではなく、既存の休戦ラインからやや北上した水準の境界線で北朝鮮と休戦交渉に乗り出すようだ。北朝鮮は休戦交渉中にも散発的な弾道ミサイル攻撃やテロ工作であり、韓国社会の戦争疲労感を増大させることだ。韓国軍は北朝鮮側の要求をかなり受け入れざるを得ないだろう。結果的に韓国は経済的に、軍事的に回復しにくい打撃を着たまま、戦勝の名分さえ取れないことが見える。
核・生物化学兵器使用状況 もっと早く負けるね
このような韓国・北朝鮮1対1の全面戦のシナリオの前提条件とは異なり、北朝鮮が核や生物化学武器を使用する場合、韓国軍が莫大な損失を被って敗北する可能性が高い。例えば、北朝鮮が生物化学兵器を搭載したスカッド・ミサイルで韓国空軍基地を攻撃する場合、滑走路など施設物だけではなく、戦闘機運用人材も大きな被害を見る。韓国軍は何日も最初から戦闘機を稼動しない致命的な状況に追い込まれることができる。その時、物量面で北朝鮮軍に衆寡てきせず人韓国の陸軍が空軍の支援なくして休戦ライン50kmを防御して出すと見るのは無理だ。空軍の支援なしにはソウルが瞬く間に陥落することができる。
ソウルが陥落した後も戦争を継続することができるだろうか。"南北が1対1で付いたら、私たちが負ける"という国防情報本部長の発言はこれといった判断によるものと推測される。
"南北が1対1でついたら、我々が必ず勝つ"という回答を得るためには国防分野に対する積極的な投資と支援、関心が必要である。防御の3無)、つまりミサイル防衛システム、火力戦力、先端空軍力に対する優先的な投資が必要である。防御の3無を3有に変えて開戦直後、私たちの被害を最小化して急速に勝機を捕まえるなら、これは反撃の3無を3有変えなければならない。
しまいに
平壌(ピョンヤン)の占領以来、蓋馬高原を含めた咸鏡道地方を占領のための山岳戦とその後の安定化作戦のためには現在の陸軍兵力削減を直ちに中止しなければならない。軍服務期間も少し縮めずに現状を維持したり、24ヶ月体制に還元しなければならない。服務期間を1ヶ月に短縮する場合、2個師団兵力である約2万人の兵力が消える。18ヶ月になると6個師団が空に飛んでいく。
このためには軍の統帥権者の強い意志と政界の覚醒、国民の理解が必要だ。これ以上失うものがなく、'死ぬか生きるか'をめぐって戦争に飛びつく北朝鮮と異なり、世界10大経済大国として失うものがとても多い私たちは'どれほど十分に失って勝利するか'を悩まなければならない。各国研究所が'第2の韓国戦争'勃発時、数百万の人命被害や数千兆ウォンの経済的損失を予測している状況だ。数十兆ウォンの'国防保険'は賢明な投資といえるのではないか。
(翻訳:みそっち)
どなたが書いたか存じませんがおそらく朝鮮戦争時のこともご存じないひとが書いたんでしょうね。必ず助けが来るという気持ちですから、でもねニホンは鉄砲のタマを貸すのは大変ですよ、今後そーいうことも無いでしょうし九州の先にキタ朝鮮があるようになってから国防について考えることにしましょう。
この記事は東亞日報にも転載されています 見てくる気力もないのでおしまいです。