トラックに乗って脱走
▲昨夜のニュースのタイトルはトラック強奪、脱走兵は谷底へ真っ逆さま
[国防ミーナ]新兵に悪口をして営倉処分を受けた関心兵士が夜中に軍用トラックを運転して部隊を無断離脱して逃走し、50代の夫婦が運転していた乗用車に追突して河川に墜落して重傷を負う事故が発生した。
午後9時15分ころに6軍団砲兵部隊所属のイ某(21)上等兵が運転していた5t軍用車両が部隊を無断離脱して、走っていたバスと衝突した。バスの乗客2人が軽傷を負ったが、この上等兵は止まらず運行を続けた。さらに午後9時30分に京畿道漣川郡漣川(ヨンチョン)邑車灘里(チャタンリ)車灘橋(チャタンギョ)の近くで乗用車に衝突した。この衝撃でイ上等兵が運転していたトラックはガードレールを突き破り5m下の車灘川(チャタンチョン)に墜落した。 ※乗用車衝突から5分後という説も
▲資料写真:5トントラックというと割と丈夫なのか韓国車が脆弱なのか判断が分かれる。
関心兵に分類されたイ上等兵は、最近部隊内でヘマをやらかして営倉15日の処分を受けたことが分かった。運転兵だったイ上等兵は、事故発生の20分前に漣川新西面(シンソミョン)の部隊からトラックを運転して脱走した。この部隊の中隊長が自家用車で追いかけ、追撃戦が行われるとイ氏は、路地から飛び出て、大通りを直進していたAさん夫婦の乗用車を突き飛ばして墜落したことが分かった。警察と軍は詳細事故経緯を調査中だ。
※部隊幹部が自家用車で追いかけたとあります
(翻訳:みそっち)
派手にやってしまいました、そぉ~っと消える脱走とちがって軍のトラックに乗って脱走ですから罪状は重くなります、そのトラックは川に落ちたそうですから頑丈なトラックも帳簿に残るだけのものになりそうですよ
さて韓国の軍隊でちょくちょく起きる武装脱走と比べて重罪なのかというと実は軍隊にとってトラックも武器ですから罪は変わりません、トラックは衛兵のいる駐屯地のなかに並べてあるものを強奪して乗り出すことになりますから衛兵の制止を受けなかったのも罪になります。
トラックが壊したバスと乗用車は余程のことがない限り軍が賠償してくれるはずです。但しお金の出処は軍中枢ではなく当該部隊の車両予備費から出ることが多いそうです。
ニホンの自衛隊の車が無保険状態なのはよく知られていますが事故の場合には国が保険の代わりをするので実際には無制限+親方日の丸保険完全加入ということになっています。韓国でも軍用トラックは保険に加入していません。部隊によっては”車両予備費”が無くなる事もあってその場合には被害車両の救済は”部隊員からの募金”でまかなわれたり、”次年度燃料費”から捻出されるようです。※ガードレールや電柱などの損害は自治体が応分負担する
逃げ切れると思ってたのかな?