統営艦、年末の海軍引渡し
あの統営艦、電撃的に海軍に引渡し
[国防ミーナ]'軍納不正の決定版'とか'不良総合ギフトセット'という酷評を受けた海軍次期の救助艦(ATS-Ⅱ)統営艦(3500t)が30日、海軍に引き渡された。しかし、救助艦の核心装備である船体固定音波探知機(HMS)と水中無人探査機(ROV)は抜けた。緊急事態発生の際、海上で韓国の軍艦または船舶を救助する任務を持った船が'目'と'耳'もなく実戦配備されるのではないかという批判が強まっている。
防衛事業庁は"統営艦に対する作戦運用性能を評価した結果、168項目のうち、166項目が満たされた"とし、"戦力化の時期を延期したHMSとROVなど2項目を除いて全て正常な運営が可能であり、海軍に引き渡した"と明らかにした。
これに先立ち、合同参謀本部は先月28日、"問題の装備のために統営艦実戦配置時期がさらに先送りされれば、海軍全体の戦力の空白が懸念される"と述べていた海軍が現在運用中の救助艦がすべて30年前に建造され、これ以上活動が不可能というのが理由だった。合同参謀本部発表が出ると、軍内外では"逆に解釈すれば、中途半端な性能でも新しい救助艦が切実に必要という無理な論理"という非難が殺到した。
※現在使われている平沢級の2隻は1968年にイギリスで建造され、米国海軍での長期運用された後、退役したものを購入したもの。
防衛事業庁は"現在の状態でも統営艦は通常の任務を遂行することに問題ない"と強弁している。防衛事業庁関係者は"機動性能は最高21ノット(39キロ/h)スピードを出すことができ、潜水装備と引き揚げのためのクレーン、他の艦艇や船舶を惹き付ける油圧ホイストなどが性能評価を通過した"、"救助艦基本任務である引き揚げや曳航潜水支援作業に問題がない"とした。統営艦を渡された海軍は艦艇性能確認などを経て、来年4∼5月に実戦配置する予定だ。
しかし、統営艦が設計当時の予定された性能を発揮するには、今後、2年以上はさらにかかるものと予想される。無人潜水艇(ROV)は超音波カメラが作戦要求性能を満たせばよいので、1年以内に性能の補完が可能である。
※ロボットアーム、照明、カメラなどの動作状態は良好だったが、超音波カメラでは画像識別が不可能であった。
一方、魚群探知機水準に過ぎなかったHMSは、正常な製品を装着するために、新たに入札公告を出し、制作・テスト評価などを経なければならないため、長時間がかかるからだ。
この期間、統営艦は水中物体を自ら探知できない。実戦配置されると言っても水中物体を探してくれる別途の掃海艦なしには単独の救助活動が不可能だということだ。
ある軍事専門家は"一体どうして防衛事業庁と海軍がこんなに急いで統営艦の引渡しを強行するのか理由が定かでない"とし、"納品不正を収拾しようとする意図という批判が出ているのも、このため"と皮肉った。検察は、統営艦納入不正と関連し、防衛事業庁上陸事業チーム所属の海軍のチェ中佐など9人を拘束起訴している。
(翻訳:みそっち)
こうした事例は建設途中で暫定開業した問題発生多発中の第2ロッテワールドのケースを見てもわかるように”早く早く”という”韓国型気質”が挙げられますが、実際には早く船を引き渡すことで保障期間を短縮させる狙いがあるようです。これは現在行方不明の”孫元一艦”の不良問題逃避にもあるように引渡しから1年というのが韓国型の責任問題となるのでそれ以降の瑕疵については責任を負わないというのがお約束だからですね。これは原発でも高層ビルでも韓国型基準でつくられたものはそのすべてがそうなっています。
海軍としては”艤装要員”を100人以上派遣したまま2年目なので面子が立たないという理由もあるのかな?
※艤装要員とは進水したあと配備されるまで艦の習熟にあたる先任乗組員のこと、艦長候補者が艤装員長なのはニホンと同じ、引渡しまで長すぎたので艤装員のなかに転勤者が出たことがある。艦船勤務なのに航海加俸がつかない陸上勤務なので待遇が問題視されている。
何事もカタチだけでいいんでしょ