韓国自殺率29.1人。OECD断然'最高'
韓国(2012年基準)はそれよりずっと多い29.1人でOECD加盟国の中で最高だった。 自殺死亡率上位圏には2位ハンガリー(19.4人)、3位日本(18.7人)、4位、スロベニア(18.6人)、5位、ベルギー(17.4人)などが布陣していた。
1985年から自殺率推移を見ると、OECD国家の大半は次第に減るものの、韓国は2000年を基点にむしろ急増する現象を見せている。 日本も自殺率が高いレベルではあるが、2010年以降は減少傾向を示すものと対比される。
・・・略・・・
(翻訳:みそっち)
世界的な自殺の名所である麻浦大橋ですが飛び込むのは金曜日の韓国人というキーワードで言い表すらしいです。橋の上と下を管轄するのはそれぞれが分かれていて予算請求の立場などもあって正確な自殺者数でさえもマチマチな発表が出ていました。
麻浦大橋での自殺事故は二つの警察署(永登浦署・麻浦署)と二つの消防署に水面を管理する水上警察(これも漢江には二つある)の綱引きがあります。飛び込むまでの説得と監視は二つの警察署であり、橋の上での焼身自殺(焼身自殺も割とある)となれば双方の消防署の救急隊の出番となり、いよいよ川に落ちれば水上警察の登場ということです。
こうなると、自殺者を防ぐ警察は”未然に防ぐ”という効果が評価されるので予算請求も通りやすくなり”通行者監視カメラ”の設置などができますが、消防・救急にしてみれば脇道のない広い路地で頻繁に起きる通報ということで厄介なだけの名所となっています。さらに水面に落ちれば遺体回収から身元確認までを全部やらなければならなくのが水上警察ですが、自殺者が飛び込むと”見物人の整理”に重点がかわる警察や、水上警察からの要請があってから船着場に行く救急というしくみで、コントのような光景が毎日繰り返されています。
特に麻浦大橋は手すりが低いので容易に乗り越えることができますが、欄干を乗り越えたあとの警察による駆け引きと、下で待つ水上警察の間に”無線連絡”などの手段が無いのも問題点として挙げられています。
これはそれぞれが割り当てられた周波数が違うことや、携帯電話によるやりとりでは個人の携帯電話に頼るしかなく、現場警察官→所属警察署↔水上警察署←水面の水上警察、というコントのような...以下略
水上警察のボートは水面で待っていますが、この場合の燃料消費も問題になったことがあります。同じようにみえる警察のパトカーでは現場到着+車線規制でエンジンOFFですが、水上警察の場合には漢江が流れている(0.2~2m/s)ので救助ボートは常時エンジン機動となり燃料消費が水上交通の水上タクシーなどと比べても非常に多いことが問題視されます。
また水上警察ではウェットスーツを着る水中要員の手当が問題になったこともありました。四季を問わず発生する飛び込み自殺者にあわせて常時待機となるのが水上警察ですが、ウエットスーツの着用にはどうしても多少の時間が掛かり、飛び込んだ後のタイミングを逃すと自殺者が流されて行方不明になったりするなどの責任が生じるにも関わらず水上警察の水中隊員の手当は1962年から一度も上がっていません。
(1962年から水中隊員があったことに驚き)
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'死の橋'汚名、麻浦大橋の欄干+水深と流速
'生命の橋'事業なのに自殺を図った人は絶賛増加中
ソウル市は、手すりを2mの高さに上方検討
ソウル市は、手すりを2mの高さに上方検討
ソウル市関係者は15日、"自殺を図った統計が増加していることが出て試験的に、麻浦(マポ)大橋欄干を高めることにした。 手すりの設置工事が長くはかからないが、新しい橋脚脇の欄干に高さや形、材質などをさらに検討しなければならない"と話した。 ソウル市はこの事業に予算7億ウォンほどを編成した。
▲2012年9月に設置したソウル麻浦(マポ)大橋”生命の橋”の文句。말안해도알아(言わなくてもわかる) 生命の橋事業にもかかわらず、自殺者が減らず、ソウル市は手すりの高さを1.3mから2mで高さにする特段の対策を打ち出した。
現在、麻浦(マポ)大橋の欄干は、高さが1.3mだ。 身長が平均(1.6m)ぐらいの女性たちも難なく上がれるほどだ。 ソウル市はこれを2mの高さの手すりに変える方式などを検討中だ。 ソウル市は"警察や国会では網や鉄条網を設置する案を提案したが、研究用役結果、実効性が多くなかった。 公共施設として美観価値など他の市民たちの立場も考慮するしかない"と話した。
ソウル市は2012年から、三星(サムスン)生命とともに麻浦大橋 と漢江大橋 を'生命の橋'に変貌させるための事業を行ってきた。 麻浦(マポ)大橋の上に照明装置、自殺予防標語などが設置された背景である。
▲あわてるな、思い出そう、みんなが待っている、などの標語が並んでいる
しかし、麻浦(マポ)大橋での'絶望'はむしろ増えていることが分かった。 ソウル市の消防災難本部の資料を見ると、2010年23件(死亡6件を含む)、2011年11件(5件)、2012年15件(6件)で2013年93件(5件)、2014年184件(5件)で自殺試みがかえって急増した。
'生命の橋'事業前後の死亡者数は変わりがないが、全体では12倍以上増えたわけだ。 消防災難本部が担当する九里岩寺大橋 (上流)から加陽大橋 (下流)まで漢江(ハンガン)上25橋梁のうち、麻浦(マポ)大橋での自殺試みが最も多い。
麻浦(マポ)大橋に次いで2番目に自殺試みが多い漢江大橋の場合2010年には16件(死亡4件)、2011年11件(8件)、2012年16件(1件)、2013年11件(0件)、2014年にはなんと47件(1件)だ。
中央自殺予防センターの関係者は"自殺試みは増加したが、救助率も高まったということから'生命の橋'事業のこれまでの役割が誤ったと評価することは難しい。 ただ、補完策として構造物設置のようなもっと確実な案が必要だと思う"と話した。
麻浦(マポ)大橋に次いで2番目に自殺試みが多い漢江大橋の場合2010年には16件(死亡4件)、2011年11件(8件)、2012年16件(1件)、2013年11件(0件)、2014年にはなんと47件(1件)だ。
中央自殺予防センターの関係者は"自殺試みは増加したが、救助率も高まったということから'生命の橋'事業のこれまでの役割が誤ったと評価することは難しい。 ただ、補完策として構造物設置のようなもっと確実な案が必要だと思う"と話した。
(翻訳:みそっち)
漢江にかかる橋の話題は何度か取り上げてきましたが、ソウルの名所であることは間違いないようです。(橋の上は駐停車禁止なのでタクシーなどでは行きづらいかな)
最近増えてきた飛び込み(未遂含む)では”展示型パフォーマンス”と見られるものも増えています、実際に飛び込むと水面までの高さがおよそ30mあります
高さ30mからの”自由への落下” 経過時間 t 2.47352 秒
その時の最終落下速度 秒速 24.2569 m/s 時速では 87.325 km/hこれに空気抵抗を加味しても 経過時間 t 2.52327 sec
落下速度 秒速 22.8717 m/s 時速では 82.338 km/h となります
このような計算式になっていて、時間の短縮を最大の信条とする韓国人の生涯を走馬灯するには少々時間が足りないようです。
時速80km/h超えっていうのは原付の最高速を出しているくらいのときに水面に”ビシャ”っと当たるくらいのようです、これは割と痛いかもしれませんね (お洋服がはだけちゃうんだって)
いよいよ決心をかためて漢江に飛び込むとすぐに管轄する水上警察からボートがやってきますが、もしもそのまま流されてゆくと漢江の河口の対岸はキタ朝鮮ですから遺体返還が板門店経由になることがあります、一般的な韓国人はキタ朝鮮を恐れていますから、それだけは避けたいので”監視カメラ”に目線を送ったり、欄干の上で警察が来るのを待っていたりするわけです。
ちなみに漢江の平均水深は2.5mほどだといわれています、これじゃあんまりですが過去に調査した結果によれば漢江鉄橋 の下の最深部で4.1mほどだということですね
水面での抵抗を避ける形状でとびこむと川底に刺さる可能性がありそうです。
川底は砂と泥質からできていて水質は極端に悪いみたいですよ、これは川に落ちて大量の水を飲むことは危険だということでもあります。
さて韓国ではおなじみとなった増水期の水面高ですがこれは最大で8.8mほど高くなることが知られています、そうなれば欄干から水面までの高さは当然少なくなりますし最終速度も減ることで人体への影響が減ることが判ります。
ただし増水期の漢江の流速は平常時の0.2m/sから急激に増加して最大流速では3.0m/sを超えるので救助の警察も大変かもしれないですね
最後にもうひとつ、飛びこむときは橋の上流側と下流側のどちらがオススメかという問題ですが、麻浦大橋の幅は2本の橋で45mもあります。上流側から飛び込むと次に警察が確認できるのは45m流されてからとなりますが、川の上の橋を横断する手段はありませんから下流側では流れてくるのを待つことになりますね。早めの救助を望まれるなら下流側からの飛び込みのほうが救助される率が高いでしょう。
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