海軍奨学生、身体検査不適で奨学金の返済へ
海軍奨学生'視力下がると、海軍"奨学金の返還"告知書
将校夢見ていた大学生嘆き
[国防ミーナ]"将校の夢を諦めなければならないのも苦しいのに、信用不良者とは、大きな荷物まで受けるようになりました。"
22日午後、全羅南道和順(チョルラナムド・ファスン)の無等山(ムドゥンサン)付近で会った若者は極端に萎縮していた。 忠南(チュンナム)大学軍事学部(海軍学専攻)3年休学生のイさん(22)は今年初め2年後にはそんなに熱望した海軍将校になることができると確信していた。
イ氏は中学校の時から、市民社会団体が行っているあらゆる海洋キャンプに参加して、高校の時は優秀な生徒だけを受け取る'海軍士官学校キャンプ'を2度も行ってくるなど海軍将校になるための道を早くから歩き始めた。
2013年には海軍将校任用が保障された忠南(チュンナム)大学軍事学部に入学し、4年間親に登録料の負担も出さない'海軍奨学生'恩恵も受ける羽目になった。
これまで学科の勉強はもちろん'海軍実習'など軍事関連活動も誰よりも情熱的に参加した。
そうしたこの2月、軍病院の定例の身体検査で"右目視力の測定が不可能だ"という判定が出た。 毎年受ける身体検査で何の異常がなかった右目が1年間で急に悪くなったのだ。
▲海軍が去る6月、イさんに送った奨学金返還請求書1698万ウォンとある
回復が見込めないと、将校になれない重大事案が起こったのだ。 治療と休憩のため直ちに3年生を休学した。 しかし去る6月、海軍本部から2年間に受け取った奨学金1498万ウォンを返還するよう、納入告知書が届いた。 イ氏は"全く予想しなかったことで、両親に大きな罪を犯したと思う。まだ申し上げることができなかった"と話した。 彼は直ちに教育部と大学、海軍本部に"視力低下は現実的にも予測できない不可抗力的な現象ではないか"と、不当性を問い詰めた。
しかし、3つの関連部署の立場がお互いに違うため混乱だけを加重されている。 教育部関係者は"海軍と忠南(チュンナム)大学でこの問題を議論してきたが、'登録金の返還'はダメだと通知した"と話した。
これに対して海軍本部は"軍奨学生は普段に身体を健康に管理しなければならないが、そうではなかった"、"身体等級が軍奨学生基準である3級認定に満たず、免除対象とはならない"と明らかにした。
忠南大学の関係者は"学科ができた後、初めて経験することであるだけに正確な結論を下さなかったが、海軍の返還要請に従わなければならないと判断する"と話した。
同日、ある保証保険会社はイ君に"1498万ウォンを一ヵ月以内に納めなければ、毎月6%、9%、12%加算税が付くことになる"という'奨学金の返還要求書'を伝えた。
(翻訳:みそっち)
卒業後の就職先も無いような韓国では大学進学は時間稼ぎでしかないのですが、成績優秀だと奨学金っていうのが支給されます。
このお金を海軍が出すというのが”海軍奨学生”というものです、これは貰いっぱなしではなくて、少尉任官後7年間の義務服務でチャラということになっています。
忠南大学っていうところには軍事学科っていうのがあって海軍将校になるひとが集まる私立大学ですが”授業料”を海軍が出してくれるのでお金の取りっぱぐれがないのということで経営も順調なのです。
多くの韓国人は借りた金は貰ったものだと考えるので軍が支援する奨学金じゃない、一般の学生が成績優秀でもらうこともある奨学金の場合は、成績が落ちれば奨学金の支給が無くなるというだけで返済する必要はありません、そりゃそうですよね。
まったく同じ言葉で表記する、借りる方の奨学金(登録金ローン)の場合には償還率は驚く程低くて卒業後定職について一定額以上の収入があったときに返済をしましょうねというお約束がほとんど守られていなかったりしています。(卒業を先延ばしすれば返済の請求が来ない)
海軍が返せと言っている1698万ウォンっていうのは無職の韓国人青年にとっては絶望的に自力で返せる金額ではなさそうです、そして”海軍任官”がダメなのだから返せというのも正しいと思うでしょ。
ところが韓国ですからね、とりあえず裁判をはじめれば1698万ウォンの返済はそこで凍結されますよ。争っているうちは返さなくていいっていうのも法律ですからね、多分そういうことをするでしょう。
ここでわかんないのが大学の方はどうなるのかってあたりです。大学の方としては受け取った金(たぶん海軍から受け取っていると思う)は返す法的根拠がないですよ、だから海軍からの請求書も個人宛に来たのです
しかし残念なのは軍事学科を自費で卒業して民間企業に就職しようとしても使い道なんか無いでしょ、まぁ就職難なんだけどね
ところがそういうことをしても徴兵の紙は料金別納でやってくるわけです。海軍将校になろうとして大学に行ったのに徴兵で陸軍二等兵の覚悟をしてすぐに来いっていうのが来ちゃいます。徴兵の兵隊は片目が見えなくてもOKですから、引っ張られちゃうこともありそうです。 徴兵の兵隊(水兵)が嫌で将校コースの軍事学科に入ったけど目が悪くなってダメになったというのは個人の事情ですからね。
たとえばニホンだと防衛医科大学あたりに進学して”自衛隊行かない”っていうひとがいるのかどうなのか知りませんが、その場合どうしようかってことがあって、まぁいいやっていうことだったのがやっぱり返せってことになる方向のようです。
この場合のお金は数千万円だそうですから大変ですね。