困った、無資格ガイド、中国人専門旅行会社
政府、”無資格ガイド・激安商品”中国人専門旅行会社に撤退勧告
専門旅行会社170ヵ所の更新審査の通じて、法律違反業者30~50ヶ所を退出方針
規定強化して2年の更新期間前でも違反事実の摘発の際、直ちに退出する方策の検討
[ソウルミーナ]文化体育観光部が無資格ガイドを雇用したり、原価にはるかに及ばない不法”激安”団体観光商品を販売する中国専門旅行会社に刀を抜いた。 中国人観光市場の品質管理を強化するためだ。
まず、今年中国専門旅行会社の更新審査を通じて規定違反業者を最大50ヵ所まで淘汰させる。 また、今後2年の更新審査期間満了前でも違反事実が摘発されれば、すぐ退出する政策も内部検討中だ。
17日、文体部などによると、今月下旬から3月初めまで行われる中国専門旅行会社の更新審査で違反事実が摘発された会社のうち少なくとも30ヵ所で最大50ヵ所が淘汰される。 今年の更新審査対象は計209つの中国専門旅行会社のうち、170ヵ所だ。 中国専門旅行会社は1998年の韓中両国間の協定によって、韓国政府が指定した会社だけが3人以上の中国団体観光客を誘致できるようにした制度だ。
専門旅行会社の更新審査は3段階にわたって行われる。 先に昨年11月から導入した'電子管理システム'などを通じて無資格ガイドを雇用したところや、韓中協議を経て作成された専門旅行会社指定規定で制限する不法低価団体観光商品を販売した専門旅行会社をろ過する。
その後、該当会社に違反について意見を聞いた聴聞会を開いて、違反事実と召命の内容を総合的に判断して、審査委員会が最終的な退出会社を決定することになる。
文体部の関係者は"現在、違反類型別に資料をまとめている"とし、"会社の釈明の内容と審査結果によっては、少なくとも30社で最大50社を退出させる方針"と話した。 もし50ヵ所が除外されれば、全体中国専門旅行会社4ヵ所のうち、1ヵ所は操業を閉めるようになるわけだ。
同関係者はまた、"昨年11月から専門旅行会社が誘致の段階から旅行日程を'電子管理システム'に入力した上で、情報文(QRコード)をダウンロードして使用するようにする制度を義務化した"、"その結果、今月初め春節の連休期間の無資格ガイドの摘発件数が97件で、昨年の春節当時より2倍ほど増えた"と説明した。
文体部の今回の中国専門旅行会社管理の強化は、今年、中国の'韓国観光のして'を迎え、中国人観光市場の品質管理を強化することが目的だ。 コスト削減のために、不法雇用された無資格ガイドらの故宮や遺跡地など観光の現場で、我が国の歴史について歪曲された説明を乱発し、中国人観光客たちが韓国に対して間違った認識を持つようになるという懸念の声が高かった。
また、過熱誘致競争によって航空料や宿泊料など、実際の旅行経費にはるかに及ばない団体観光商品を売った後、収益を確保するため、無理に買い物を強要し、中国人観光客らが韓国訪問を嫌うなど、韓国の観光競争力が低下されるという批判も提起されたことがある。
文体部別の関係者は"'電子管理システム'を通じた更新審査管理強化のほかにも更新審査を受けなければならない2年の期間が満了される前に違反事実が摘発されれば、すぐ退出させる政策も内部的に検討中"とし、"業界の意見収れんの手続きなどを経て、近いうちに具体的な内容を確定する計画"と話した。
韓国は2014年までは最も多い中国観光客が訪問する国家だったが、昨年発生した中東の呼吸器症候群(メールス)によって、タイに中国人観光客誘致1位の国の座を明け渡した。 昨年、韓国には600万人余りの中国観光客が訪問したが、タイには約800万人が訪れた。 文体部は今年、中国観光客800万人を含め、計1650万人の外国人観光客を誘致するという目標を立てた。 これは昨年より25%増加した数値だ。
(翻訳:みそっち)
ここでいう中国人専門旅行業者というのは、いわゆる”お買い物ツアー”をする業者さんですね。中国人あいてに韓国人のツアーコンダクターをあてがっているとお金がかかるので韓国語の堪能な無資格中国人案内人を使っているんですね。
それというのも、およそ2年前に中国人観光客向けの旅行業者の資格審査をするってことがあってちょっとは減ったりしたはずなんですが、そういう旅行客相手の韓国国内の土産店がどこも売上が減っちゃいましたよね。それでもう少しテコ入れしようっていうわけで今回の取り締まり強化になったのです。
そっちのお給料は”お買い物”の店からのキックバックでどうにかしろってことなのでツアーコンダクターのほうもバスで次々とお買い物の店巡りをしていろいろなところを案内するのでしょう。そうなると”なんとか宮”なんてところは見所として魅力がありませんから手短な説明をするわけです。
それでも中国人あいてに”ウケるガイド”をするとなると、むかしの朝鮮がどのくらい属国だったのかとか、未開だったこととか、そういう事実がでてくるわけですね。”景福宮の守門将交代式”なんかは1996年にはじめて作られたものだとか、韓国ドラマの考証はデタラメだとかそういう話をするんです。
そういう話を聞いてコンクリート製の王宮を見物して、お買い物売り場を次々と回るだけのツアーだから韓国にもう一度来ようなんていう中国人は7%くらいしかいません。
観光客の募集は中国でおよそ1000元くらいからあるので飛行機代と宿泊代でそれっきりなのでしょうね。そこにご飯を付けるとなると中国人観光客も怒り出すようなモノが出てくるわけです。 ※ニホンでも一万円台の韓国旅行プランとかあったよね
そいじゃぁって”お買い物ツアー”のセットされていないプランを選んでゆっくりと化粧品や家電を買おうかっていうのがおよそ7%いるってことです。そういうのは宿泊先も中国で選んでからやってきますよね。そういうののお泊りはソウルからちょっと離れた”洒落た”ホテルに泊まります。それがまた韓国型ですからますます嫌になっちゃうという仕組みです。