政府がビール市場に対し独占・寡占規制を強化
政府の独寡占規制の強化に国産ビール会社'ぶくぶく'
"すでに輸入ビールに逆差別" "割引販売もできず"訴え
[鬼ころミーナ]政府がビール市場に対し独占・寡占規制を強化する動きを見せると、国内ビールメーカーが輸入ビールが'漁夫の利'を見かねないと憂慮している。 国内ビールメーカーは、各種の規制が国内ビール会社にさらに加わりすぎて'不公正なゲーム'だという不満も隠していない。
18日、流通業界によると、公正取引委員会が売上高対比研究開発(R&D)投資の割合が低い独寡占ビール業界の競争促進策を検討することを受け、国内ビール会社の心配が高まっている。
国内ビール会社は、国内ビール業者に限って独寡占規制が追加で与えられるのではないかという不安感を隠せずにいる。 現在も輸入ビールに比べてさらに多くの規制を受ける'逆差別'を受けているとし、悔しがっている状況だ。
現行の酒税法によると、国産のお酒は取引額の5%を超過する景品提供など販促行事はできなくなっている。 また、卸売り価格以下で販売する行為も禁止されていて、事実上割引販売が不可能な状況だ。 しかし、輸入ビールについてはこれに対して、これといった規制がない。 ここに独占寡占規制まで加わると輸入ビールしか市場占有率を高めるのに有利な環境を造成することができるというのが、国内ビール会社らの主張だ。
実際、最近の輸入ビールシェアは急激に高まっている。 韓国農水産食品流通公社(aT)によると、ビールの輸入量は17万919t、輸入額は1億4186万ドルで、関連統計が作成されて以来、最大規模を記録した。
反面、消費者市民の会によると、輸入ビールの価格は世界の主要13カ国のうち、韓国が最も高いことが調査された。
(翻訳:みそっち)
貧乏人は輸入ビールを飲め? よくわからない韓国型ビール事情
”当店ではアサヒが人気です”?
▲今年前半期ビール輸入量が昨年同期比で29.2%増加するなど輸入ビールが急成長する中で12日ソウル、龍山(ヨンサン)ある大型マート輸入ビール コーナーで消費者が製品を選んでいる。
輸入ビールのほうが安いょ
#最近ソウル、永登浦(ヨンドンポ)ある大型マートの週末風景。 顧客で込み合う売り場内でも酒類コーナーに特に多くの人々が集まっていた。
こちらでは最近人気を呼ぶドイツ産ビール500ml缶4個を5000ウォンで売っていた。 同じ陳列台だが人々の目が別に行かない下の方には最近発売されて反応が良い国産ビール355ml缶6個の束が8940ウォンで、そのすぐそばには国内で最も多く売れる国産ビール355mlは7670ウォンにスナックを付けて出していた。 3つの製品の100ml当たり価格はドイツ ビールが320ウォンで最も低価格で、国産ビールはそれぞれ420ウォン、360ウォンである。 消費者の目と手は国産より輸入ビールに傾いた。
最近輸入ビールと国産ビールが一部価格逆転現象まで見えて輸入ビール販売が大きく増えて国内業界を威嚇している。 ところでこのような現象裏面には輸入ビールに寛大で国産ビールは逆差別する国内制度が一役をしていて改善が急がれるという声が高い。
◇ビール市場輸入産が早く成長=関税庁によれば今年上半期ビール輸入量は5万3618トンで昨年上半期より29.2%増えた。 最近3年間でビールの輸入金額は約68.2%成長したが国内ビール市場成長率は7.15%に終わって対照をなした。
特に大型マートで輸入ビール販売が大きく膨らんで売り上げ比重も急激に変化している。 ホームプラスでは輸入ビールと国産比重が2009年それぞれ12%、88%だったものが、今年上半期にはそれぞれ32%、と68%を占めた。
ロッテマートでは輸入ビール小売売上高率が2012年15.8%から今年上半期33.2%に高まったが国産ビールは2011年1.3%から2012年-1.4%に下落傾向で背を向けたし、昨年には何と9.8%も逆さまに落ちた。
利益が出しやすい輸入ビールを主力に売ってます
◇国産だけ手足縛る'逆差別制度'=消費者の好みが多様化して輸入ビール需要が増加しているが最近このような急激な市場変化の後には国産ビールにだけ厳格に適用される法規制が一役買うという指摘だ。 酒税法上課税基準を国産と輸入製品に違うように適用して、割引制限規制やはり国産ビールにだけ厳格に適用して輸入製品成長に翼をつけているということだ。
現在の酒税、教育税など各種税金税率は国産と輸入産に同じ適用されるが課税標準が違う。 酒税法によれば国産は製造原価に利潤を付けた金額に税率をかけて税金を計算する反面、輸入ビールは輸入価格に関税だけ付けたことに税金を付ける。 すなわち国内産ビールでは課税標準には原材料費、人件費、製造経費はもちろん広告費、販売管理費、営業他損益マージンまで合わせた金額を基準としてそれに税金を付けて税金が高くならざるをえないが、輸入産ビールは原価、運搬料、関税だけが含まれて税金が低くなる。
実際に同じビール1本(330ml)でも国産である'ニューハイト(出庫価格795.53ウォン)'の場合、酒税(268.96ウォン),教育税(80.69ウォン),付加価値税(72.32ウォン)等合計421.97ウォンの税金が決められる反面、A輸入ビールは酒税(224.45ウォン),教育税(67.33ウォン),付加価値税(55.86ウォン)等、合計347.64ウォンの税金だけがつく。 ここで販売価格を確認した結果、某コンビニエンスストアでニューハイトは1400ウォンに売れるのに比べてA輸入ビールは3050ウォンに販売されていた。 輸入ビールが税金ははるかに少なく出しても利潤はたくさん持っていっていることだ。
業界のある関係者は"消費者選択権拡大の側面では多様な国製品が販売されるのが肯定的だが国産が不利な条件で戦うのは問題が多い"と指摘した。
◇国産ビールは'手足'縛られたままマーケティング競争=輸入ビールは税金を加えた価格に利潤を自由に策定して売り値を定めることができて見たら価格を自律的に上げたりおりて、この点を利用してマーケティングもより攻撃的にしている。
その反面、 国産ビールは割引制限規制適用を厳格に受けている。 国税庁は'酒類取り引き秩序確立に関する命令委である告示'を通じて国産ビールを出庫価格以下で売ることができないようにして、おまけの品も取り引き金額の5%を超過できないように制限している。 その反面、輸入ビールは出庫額が決まっていないので、輸入業者が輸入価だけ表記、マージンを調整して売り値を流動的に決めているため高価なおまけ品を付けることができて顧客追求にも有利な構造だ。 あるビール業者関係者は"国産はビール6缶の束売り値が7000ウォンならばおまけの品で'辛ラーメン'一つも付けにくいが輸入ビールでは売り値が明確でなくてより良いおまけ品を掲げることができて見たら消費者選択を受け難い"と明らかにした。
大型マートも輸入ビール販売拡大に一役買っている。 常時的に大規模割引行事を進めるかと思えば中間流通段階なしで自らの輸入する方式で物量攻勢に乗り出している。
(翻訳:ネト ミナ)
輸入したほうが利益が出るってことでイイのかな、 韓国のビールはニホンでは”その他の雑酒”という分類になります。(そうじゃないのもあるのかな)ニホンで売るためには安くないとダメらしくてそういうのばっかりだけどね。
儲かるものを売るのが商売ですから、わざわざ不味いという評判の韓国産のビールを売らなきゃならない理由がある場合をのぞいて、”置いてない”なんていうのが韓国の大型マーケットかな。コンビニでは”広告の品”で定番のCASSLightが並んでいてもお値段が同じくらいの輸入ビールを手に取る人が多いですよ なにしろ ”ビールの値段のうち税金分が多い方が良い”なんて考える韓国人はどこにもいませんからね。
ちなみに、韓国のビールメーカーが輸入する麦芽(ビールの原料ね)の総量でドイツ基準のばくが100%ビールをつくると生産量が1/20になるということですからほんの香りつけ程度に混ぜた色付き炭酸水アルコール添加飲料のことを韓国ではビールと呼んでいるのです。