韓国の119番は無料通報相談所になった
地震が来ると消防や警察に問い合わせが殺到する
「これ地震ですか？」単純な119お問い合わせが”暴走”...もうやめましょう
他の緊急対応できない場合があり... ”政府の地震情報不足のせい”
［ＮＥＷＳミーナ］｢今窓が揺れたようだけど、地震正しいですか？」、「近い運動場はどこですか？」、「余震ですか？」、「今のうちに外にいかなければならないですか？」地震発生後30分の間に、なんと1千987件の問い合わせの電話が鳴った。
釜山消防本部は119電話が殺到すると普段8~11台を稼動する受信電話の数を21台に増やした。これも足りず、一時は51台まで操作を増やすこともあった。
21台までは申告電話を受けて消防車出動が可能な運用状態であるが、51台の稼働時は電話は受けるが、各申告に消防車がいちいち対応出動することはできない状態だ。
しかし、申告電話は、暴走したが、消防車出動は一件もなかった。
単純な問い合わせの電話に止まったためである。
釜山市消防本部はこの日の夕方の地震と関連して、すべて2千648件の通報が入ってきたが、緊急であると判断し、消防車が出動したのは、無かったと明らかにした。
申告のほとんどが「地震なのか？」、「余震ですか？」、「家の周りに空き地がどこか？」、「また来るか？」など、単純な問い合わせだったと明らかになった。
地震発生時に単純な119番通報は、現在、自制しなければならないという指摘が出ている。他の緊急の電話を消防署が受信できない場合が発生することがあるからである。地震以外にも、火災、交通事故などの他の緊急状況が発生することもある。
また、地震発生に伴う避難要領程度は本人自ら認知して行動する先進国民の姿を見せなければならない時ではないかとの声が出ている。
キム･ヨンファン釜山消防本部広報チーム長は「地震が起これば問い合わせの電話が殺到する。単純なお電話に応対する時刻に火災などの他の緊急救急の状況が発生し過ぎじゃないかな、本当にくらっとすることが多い」と話した。
リュ･サンイル東義大学消防行政科教授は「地震が多い日本の場合、緊急電話に国民が単純お電話をしていない」とし「それは災難が起こったとき、災害対応に対する認識と教育がすでに十分にされているため」と話した。
消防署に問い合わせの電話が多いことを届け出た市民を責められることはないという声も高い。日本とは異なり、韓国は地震に関する対応情報を十分に受けることができる社会システムが構築されていないからである。
オフになっていたTVもコンセントが入っていれば、地震が発生したときに自動的に点灯する。
リュ教授は「日本や米国は、災害などの緊急時災害対応マニュアルを確認することができているところが多い。日本気象庁は災害の後数分以内に全国民に文字を送って、災害放送局であるNHKは、地震の放送ですぐに転換する」とし「情報を得るところが多いので、単純な問い合わせの電話などは無い」と述べた。
（翻訳：みそっち）
これがねぇ韓国の実態なんですよ。自分と他人を分けて考えてるでしょ、テレビで地震速報(韓国では地震が来ても字幕が出ない)をやっていても、それより先に消防に電話をかけて聞いてみるんですよ。ところが消防っていうのはどこの国でも別のお仕事がちゃんとあるんですよね。
ニホンでは119番にかけると”火事ですか救急ですか？”って聞かれるんですが、韓国の消防は無料通報相談所のようなものだと考えられているのです。
その電話をかける方はそれでも自分の身が心配ですから、やってることが正しいと考えるんですね。
そして、消防の方もきちんとハナシを聞く態度をしないと通報者が暴れだすのです。
消防の電話係の応対が悪いなんて言い出すんですね。
あのほら京畿道の知事が119番に「わたしはチェムンス知事ですが」なんて電話をかけちゃうのです。その電話に出た119番のひとはお仕事ですからね、消防か救急かを聞きたいのに「知事ですが」なんて電話ですよ。「何の用事ですか」「わたしは知事ですが」「ご用事はなんですか」「・・・」 ガチャン 「もしもし、知事ですが、今電話に出た人、何ですか？」
その最初の電話に出た消防のひとは”緊急電話応対関連勤務規定違反”とかで処罰されていました。
「消防公務員災害現場の標準操作手順」によると、状況室勤務者は119電話の問い合わせで、まず自分の官姓名を明らかにし、申告内容について誠実に応対するように規定している だそうですよ 大変ですね。
