minaQのつぶやき 네토미나

嫌韓(いやかん)ってホントはどうなの?

陸軍二等兵は二度死ぬ ぇ?



陸軍二等兵は2度死ぬ

新兵教育中の陸軍二等兵、ランニングして倒れて国軍病院へ
そこから別の民間病院へ搬送中に車両が転倒…死亡と関連性調査の必要

 
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[国防ミーナ]新兵教育隊に入所した陸軍二等兵が体力測定の、1500m走をしている途中、呼吸困難を起こして病院に運ばれたが死亡した。


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10日の軍部隊と警察によると、昨日9日午後5時25分に京畿道(キョンギド)の某陸軍新兵教育隊で1.5km走の体力測定を受けていたA(19)二等兵が急に息を切らして意識を失って倒れた。 

A二等兵は応急処置を受け、楊州にある軍病院に運ばれた。 しかし、状態が好転せず、議政府(ウィジョンブ)市にある民間病院に再び移送した。 

↓写真はべつの事故の写真です↑


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議政府(ウィジョンブ)市に移動していたところ、午後7時40分に楊州市 檜岩交差点 でA二等兵を乗せた車両が転倒する事故が発生した。 A二等兵は他の救急車に運ばれ、病院に運ばれたが、結局死亡した。 

消防関係者によれば "交通事故当時、A二等兵はすでに心停止状態だった。 しかし、車の事故が死亡にどのような影響を与えたかどうかは精密調査が必要である"と説明した。  

A二等兵は先月末、入所し、新兵教育を受けする身分であることが調査された。


(ソウル/みそっち)


 
 
新兵訓練所っていうのはこのあいだ無くなったんですが、教育隊っていうのはまだあります。楊州だと、第25歩兵師団か、第26機械化歩兵師団になりますね。 ソウルの北側にある部隊なので、配属先は38度線の非武装地帯警戒勤務でしょうか?

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通常の訓練期間は4~5週間だそうなので、その間は銃を持たせてもらえずに毎日走ってばかりのようです。


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さて国軍病院ですが、国立だけのことはあって建物は新しく立派で、入り口には衛兵が銃を持って立っていますよ。中にいるのは患者と医療関係者ですが、このすべてが軍人の身分となっています。
やってくる患者は近在の軍部隊の兵隊ばかりで、たまに美談な話題作りのために急患として一般民も診療することがあります、とはいっても軍人の家族の診療もするので、産婦人科や小児科もあったりします。

そのほかに、今は無くなりましたが ”芸能兵” っていうのが訓練をさぼるために入院したり軍の高官らが不正をして事情聴取を受けるようなときの隠れ家としても機能していました。

その一方で医者はどんなのがいるのかというと、医学部学生だったのが徴兵適齢期になって二等兵の兵役を避けるために医師として義務服務するようなのが白衣を着て各科に配属されています。
これは最初から士官ですから1~2年ごとに転勤がありますね。この医師資格者の短期義務服務は36か月で、配属された日から中尉殿と呼ばれるわけですから、そこいらの士官学校に通うよりも進級は早いです。でも基礎訓練とかはあるので軍服と軍靴はキチンと支給されます。すでに医師の経験があればその期間に応じて中尉や大尉から始まる場合もあるそうです。
お給料は3年目の軍曹よりも安かったりしますが志願した軍人ですよ。 もちろんそのまま居残るようなのにはロクなのがいません
そうなれば国軍病院とは医療の経験の無いのが毎年やってくる受け皿として機能することになるのでまともな診療は全くやっていません。 たとえば軍隊にありがちな銃創(鉄砲の弾傷)なんかはヘリコプターで連れてきた患者をすぐに近くの民間病院に転送するなど本来の機能が医師資格者の兵役義務満了機関という意味では大変居心地の良いところとも言えそうです。

さて、韓国軍で忘れてならないのが”関心兵”という要注意の兵隊です。そのなかで特にヤバいのを入院させておくのも国軍病院の役目です。 そういうわけで、国軍病院の精神科病棟には”内務班”があって、兵役の21ヶ月を無事に過ごさせるような配慮があります。 ※あばれた患者が銃殺されたこともある


ハナシが戻りますが、1500m走で苦しくなっちゃったのを国軍病院に運んだようですね。9日午後5時25分とありますが、新兵教育期間の5時からは体力鍛錬の時間なので軍服からジャージに着替えて軍靴のかわりに運動靴を履いて訓練所の周りを走るわけです。
※軍服着てても匍匐前進や行進をするばかりじゃなくて教室で学科教育の時間もあります

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▲教育隊の近所では新兵の元気のあるかけ声を毎日聞かされてノイローゼになる地域住民もいるらしい。


そりゃ高校生まで運動もしたことの無いようなのがいきなり訓練のあとにまた走るわけですから壊れるのも出てくるのです。(しかもその先で救急車が横転してるし)

ほかのみんなは6時から夕食です。ここで同室の名前もおぼえていない戦友がひとりいないことに気づくわけですが、名前なんて知らないし。 
夜7~10時は自由時間+温習時間ですね。そのころになると新兵訓練所の居室にある彼の荷物をまとめにやってくるのがいます。これは新兵訓練係りの班長下士官)とそのお仲間でしょうね。新兵ですから持ち物は支給品の軍服上下と帽子くらいだけですよ。
その中からたぶん階級章の入ってない靴下か軍帽あたりが遺品として家族に届けられます。※扱いとしては名誉除隊になるけど年金や恩給とは関係ない 

兵隊の配属先は一応軍機密なので、部隊名などが伏せられていますが訓練中の殉職のつもりで死者が溜まると体育館などで盛大な葬式が行われます。 死者が溜まらないと葬式をしないので事故の少ない部隊では死んでから葬式まで1年とかかかる場合もありそうです。
実は訓練兵のうちからすでに配属先は先に決まっていて、そこに欠員が出るとやりくりしてもひとり足りないわけで、実施部隊では待ち焦がれていた新兵がやってこないなんてことになってがっかりする場合もあったそうですね。





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これが受けるかと思ってたのに