平昌五輪のあとはヒザまで浸水
平昌冬季五輪臨時駐車場でせき止めた川が氾濫
平昌開会式会場からわずか200mの住宅地 60世帯が泥水に浸かる
[NEWSミーナ]17日の夜の間に80㎜近い豪雨が降った平昌大関面では、小河川の氾濫で60世帯が浸水し、120人余りの住民が安全地帯に避難しました。平昌郡大関嶺面横渓里の被災者たちは浸水が人災と主張し、対策を訴えている。
特に17日夜から始まった集中豪雨でチャハン川が氾濫、土砂とともに雨水がチャハン川の隣に位置した住宅の内部まで押し寄せ、寝ていてた住民150人余りが大関嶺面事務所として緊急避難した。
60余世帯が住んでいる横渓里4~6里一帯は台風が吹き荒れて行ったように凄惨な姿で、平昌郡と平昌(ピョンチャン)冬季五輪組織委員会と住民代表が対策チームを立ち上げ、家から家へと被害状況を把握するのに冷や汗をかいていた。
住宅の合間合間に路地は足首の高さまで堆積した泥や家財道具、ゴミなどが一堂にもつれて戦場を彷彿させた。
住民ベスクヒ氏(60・女)は "昨夜の雨がたくさんきて他の所で夜を過ごして朝に家に来たが、土と雨水が家の中まで入ってきて、大騷ぎだった。 部屋から何までめちゃくちゃだ"と供述した。
その側近の家は、内部は人のひざの高さまで水が満ちた跡が歴然として、家の庭まで泥がびっしりと埋まっていた。
他の住民たちの事情も同じだ。 キムオクキ氏(46・女)は "昨日の夜寝ていて隣の電話を受け、調度品は一つも持たずに服だけ着て急いで避難した。 このようなことは初めてだ" と話した。
住民たちは冬季五輪が開かれる期間シャトルバス利用客を乗せて、乗り換えするため、チャハン川に臨時に造成したUターン場が問題だと口をそろえた。
水路を横切って土を埋めてチャハン川2ヵ所にUターン場を造成したが、豪雨に備えて大会が終わって、これをすぐに撤去していたら、このような被害はなかっただろうと主張した。
▲撤去工事が遅れていたらしい
住民たちは "昨年まで様々な台風や集中豪雨が過ぎたが、今日のように河川が氾濫したことはなかった" と述べた。
(ソウル/みそっち)
▲昨年11月頃の工事中のようす、川をせき止めて黒い水路管で川の水が流れるしくみ
土が盛られたところが整地されバスのUターン場になった
使われた擁壁は金網で石を包んだ ”環境” にやさしいもの。
▲工事前の2011年ごろののどかな様子
まじで川をせき止めてるようす、右下の低いところが浸水したところ
▲遠方は建設中のオリンピックメインスタジアム
というわけで、オリンピックで浮かれて川を埋め立てて臨時でバスがUターンできるようにしたところに水が溜まってあふれたというわけです。