現代車リコール告発者に史上最高額報奨金支給
欠陥現代車告発者に史上最高報奨金支給
現代自のエンジン欠陥を通報した告発者、米国で280億ウォン台の報奨金受ける
米道路交通安全局、キム･グァンホ氏に支給決定。課徴金30%適用、初の褒賞金の事例
［深夜のミーナ］現代車と起亜車の車両欠陥問題に関して情報を提供した内部告発者の元現代車職員に、2千400万ドル（280億ウォン）以上の報奨金が支給されることがわかった。
シータエンジンは、韓国をエンジン輸入国から輸出国へと変えた現代車のパワートレインの象徴だ。 現代車は90年代後半から日本の三菱にロイヤリティを支払って使用していた三菱·シリウスエンジンなどを参考にしてアルファ、ベータエンジンなど小型車用エンジンから開発を始めた。 その後、02年からは中大型車両向けエンジンの開発を開始し、直列4気筒「シータエンジン」を開発した。
これまで小型車向けエンジンに限られて輸出が弱かった国産エンジンは中大型セタエンジンが開発され、日本の三菱、米国のダイムラークライスラーなどに輸出され始めた。 エンジン輸出国として世界的に名を馳せたのもこの時だ。 その後、現代自はシータエンジンを一層改良し、排気量2～2.4リットルのガソリンエンジン「シータ2」を披露した。
特に、「シータ2GDi」は米アラバマ工場と国内華城工場で生産された韓国初の直噴射エンジンで、全運転領域で7-12%の性能向上と10%の車両燃費改善、急速な触媒活性化による排出ガス低減で人気を集めた。
▲クランクこんにちわ事件で知られる現代シータ2エンジン
米道路交通安全局（NHTSA）は9日（現地時間）、報道資料を発表し「現代自動車と起亜自動車の米国法人に対する情報提供に関する内部告発者に2千400万ドル以上の資金を支給する」と明らかにした。
NHTSAが内部告発者に褒賞金を支給するのは、今回が初めてだ。
ロイター通信などによると、現代·起亜車の安全法違反に関する情報を提供した内部告発者は現代車のキム·グァンホ元部長だ。
キム元部長は現代車で20年以上エンジニアとして働き、現代車が独自開発したシータ2エンジンの欠陥を認識していながらも適切な措置を取らずにいると判断、2016年にNHTSAと韓国政府に相次いで通報した。
NHTSAはこの情報を基に、現代·起亜車の「シータ2 GDi（直接噴射）エンジン」に対するリコール適正性調査を行った。
NHTSAは現代起亜両社が「シータ2」を装着した160万台の車両に対し、時期的に不適切なリコールを実施し、エンジンの欠陥についてもNHTSAに重要な情報を不正確に報告したと判断した。
NHTSAは昨年11月、課徴金8千100万ドルを科す一方、現代·起亜車が安全性能測定強化と品質データ分析システムの開発などに計5千600万ドルを投資することで両社と合意した。
これには合意を満たさない場合、米当局が現代·起亜車に7千300万ドルを追加賦課する内容も含まれている。
関係法令上100万ドル以上の課徴金につながる重要情報を提供した内部告発者に課徴金の最大30%を褒賞金として支給することができる。
今回の内部告発者は、この法令に基づいて課徴金8千100万ドルのうち支給可能な最大比率の30%の適用を受けると、NHTSAは明らかにした。
キム元部長はこの日、声明を出し「この欠陥ある車の所有者を保護するために私が甘受した危険に対し正当に補償を受け嬉しい」と米国の法体系に感謝する意思を表明したとロイターが伝えた。
また「わたしの情報提供が現代自動車と業界全般にわたり安全を実質的に改善することを希望する」と明らかにした。
キム元部長の法律代理人は、「この褒賞金が世界的に自動車部門で支給された最大金額だ」と話した。
キム元部長は現代自動車のシータ2エンジンの欠陥問題を米国と韓国政府に告発した後、2016年11月に会社の営業秘密を流出するなど社内のセキュリティ規定に違反したという疑いで解任され、業務上背任の疑いで検察に訴えられた。自宅を押収捜索されるなど困難を経験した。
ただし、キム元部長は韓国ではすでに内部告発者として認められて勲章を受けており、2019年国民権益委員会は褒賞金2億ウォン支給を議決した。
先月には、米国の非営利団体「欺瞞に対抗する納税者教育ファンド」（TAFEF）から「今年の公益情報提供者」に選ばれた。
（翻訳/みなQ）
これはアメリカでおおさわぎになったので英雄になれた例ですよね。韓国国内ではキム部長は裏切者として命を狙われたりしていました。それでずっとアメリカに住んでいるんですよね。
みな近況 お薬の効いてる時間が短くなってきているみたいで深夜なのに眠れません
寒気のする痛みみたいので横になっていてもつらいです。今週金曜日にまた医者に行きます。
