超高層住商複合ビルのテナントは半分が不動産屋?
釜山海雲台エルシティ ザ モールは
空き店舗 累々
四季折々の観光施設どころか… 見込みが外れて観光施設もテナント決まらず
人通りの絶えた商店街 267ヵ所もある貸店舗のうち、40ヶ所余りだけ営業中
入居したテナント40ヵ所のうち20ヵ所は不動産仲介業者だってよ
「四季滞在型観光施設」として推進された釜山海雲台区エルシティ(海雲台観光リゾート)に併設された商店街に借り手が現れず大部分が空いており、造成趣旨に合わないという指摘が出ている。 さらに、エルシティの主要観光施設も大部分が事業者選定さえされず、開場が無期限延期された状況だ。
▲21日、釜山海雲台区(プサン・ヘウンデグ)のエルシティ(海雲台観光リゾート)商店街「エルシティ・ザ・モール」のほとんどの店舗に賃貸垂れ幕が貼られている。
韓国を代表する南部のリゾート地で知られる釜山海雲台の好立地に位置するエルシティ商店街は地上1~3階、延べ面積8万3790㎡規模の超大型商業施設だ。計画ではテナント入居が計267店舗と知られるが、現在テナントが入り営業をしているところは40ヶ所余りに過ぎない。 そのうち不動産仲介業者が20ヶ所余りで半分に達し、残りはトッポギ屋とコンビニ、マートと持ち帰り弁当店に、銀行、カフェ、宝石店、婦人科クリニックなどだ。 さらに海の眺望が見ものの2階店舗では数10ヶ所のうち1ヶ所を除いて全部「空室」状態となっている。韓国 釜山の代表的な観光地である海雲台海水浴場を眼下に置いて推進された四季観光施設内の商店街と言うには物足りなさが多い。
先立ってエルシティ施行会社である(株)エルシティPFVと新世界フラパティーは複合ショッピングモールであるスターフィールドシティをここに入店させるために収益率配分などを巡り交渉を行ったが、異見を狭めることができず決裂した。
観光客向けの、観光・コンセプト施設は事業者選定さえ未定
釜山エルシティは釜山・海雲台に建つ101階建て高さ401mの住商一体型超高層ビルだ。結局、施行会社側は2020年12月、店舗部分の1~3階を一括分譲の代わりに個別分譲に方向を変えた。その上、観光客を集められる観光・コンセプト施設の大部分がまだ事業者さえ選定できていないことも商店街活性化が硬直する要因として作用している。
観光・コンセプト施設はウォーターパーク、テーマパーク、メディカル・スパなどだ。 テーマパークにはエキサイティングパーク、映画体験博物館、海洋化石図書館、アートギャラリーなどが入る計画だった。 この中でも唯一事業者が選定されたウォーターパークは今夏開場予定だったが、現在まで無期限延期された状態だ。 エルシティ側は、早ければ来春以降にオープンが可能の見込みだと明らかにした。
観光・コンセプト施設の開場が無期限延期されるや釜山都市公社とエルシティPFVは訴訟合戦まで行った。 釜山都市公社は、エルシティPFVが2020年8月までコンセプト施設の開場約束を守れなかったとし、履行保証金139億ウォンを没収した。 これに対しLCT側は、新コロ19による営業禁止など諸般の条件の悪化によるもので、100億ウォンを超える履行保証金は過度だとし、都市公社を相手に債務不存在確認訴訟を提起した。 釜山地方裁判所は最近、エルシティPFVの主張を一部受け入れ、履行保証金を80%に減額するよう判決したりもした。商店街が活性化できず、エルシティ事業の核心である観光·コンセプト施設まで約束通り適時に整えられず四季観光施設を標榜したエルシティが結局「お金になる」アパート商売だけをしたという批判があふれている。
専門家たちは観光・コンセプト施設の開場が無期限に延期されたうえに、商店街景気低迷の中で賃貸料まで高くLCT商店街の空室状態が長くなると見通している。
エルシティは住居施設であるアパート(882世帯·43.9%)とレジデンス、ホテル、展望台など観光·支援施設で構成されている。 アパートは2019年11月末に入居開始した。
韓国のデパートは小売り業者に利便性と店舗を貸して、家賃収入で成り立つわけです。やってることは、商店街に3階建てのデパートを建てて、複合ショッピングモールであるスターフィールドシティ>>>>これが1~3階をまるまる借り切って超大型ショッピングモールが出来上がるつもりだったのですが、条件が合わなかったのでした。もちろん海雲台の目の前にある大きな建物の1~3階のすべてが商店街になれば観光客も行列が出来るような繁盛モールになっていたかもしれませんでしたが、結局は個別分譲をはじめたわけです。
それだけじゃありません。観光客を引き入れる映画館やテーマパーク、体験施設などがごっそりテナントとして入居して巨額の賃料を落としてくれるはずだったのに何も決まっていないというのです。
しかも超豪華な249㎡~194㎡の分譲のほうも明らかにされていませんが、不動産景気の冷え込みでほとんど買い手が決まってないです。そいで、C棟の『短期滞在型宿泊施設』いわゆるホテル部分ですが、こちらもホテル経営が決定しなくて、びっくりの分譲型ホテル(スキー場とかにあるやつ)にしちゃったみたいです。そしてそこに住んじゃったひとがいるみたいですよ。 ⇐ ここがスゴイところ
イオンモールやららぽーとのつもりが、その名前が無くなって、近所の駅の名前がついた商店街になったのです。しかも人通りのない韓国の駅前にありがちなトッポギ屋とか弁当屋などが空き店舗に挟まれて入居しています。そして空き店舗がずっと続いて、宝石店がひとつあると空き店舗が5つ。人気のない大手ハンバーガーショップも両側には空き店舗がずらりと並んで、あっちの角に不動産屋が看板を出しているというとんでもない状況を想像してみてください。
ちなみに韓国のデパートは、照明や冷暖房は各店舗ごとに対応していないので、消したい照明は寒くても暖房が入らなかったりするわけです
動いているエスカレーターがシュールでしょ。最新の商店街の様子です
임대っとあるのは賃貸の意味です。個別分譲なのに賃貸の貼り紙があるのは分譲と聞いて投資のつもりで買ったひとがいるってことですょ。返済条件は3年据え置きの一括払いっなので、3年以内に借り手が現れなければ売り主はお金が貰えず買い主は権利を手放さなければなりません。不動産屋さんは手数料商売なのですべての賃貸物件をどこでも取り扱っています。
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