用役業者についてすこし話してやる
新コロで用役業者にも出番
絶対に泊まってはいけない 韓国の分譲型ホテルの複雑な権利関係
5日、2020釜山世界卓球選手権組織委員会は「去る4日、執行委員会を開催した国際卓球連盟(ITTF)に大会を再び延期を要請した」とし、「ITTFは、新型コロナ感染症の影響により、選手の移動が難しい現状を考慮し、2021年度上半期に開催できるよう、新しい日付を提示することも要請した」と明らかにした。
釜山は古くからニホンへの不法就労を目指す韓国人が集まる韓国南部の港町で、これまでに数百万人がニホンへの密航を企てたこともあり、「釜山港へ帰れ、早く帰れ」などの叙情あふれる名曲などでニホンでもよく知られている。
8日釜山(プサン)、海雲台(ヘウンデ)警察署によればこの日午前4時10分頃海雲台区(ヘウンデグ)佑洞(ウドン)にあるセンタムホテルのロビーで管理事務所職員15人と同じくらいの人数のA運営社の用役業者職員が集結した。(午前4時である)
A運営社が去る4日明け方ホテルに設置したフロントを管理事務所側が撤去しろと要求する過程で両側の神経戦が広がった。
管理事務所が施設に戒告状を付けて撤去を予告するとすぐにA運営社がこれに対し反発して用役業者を配置しておいたと伝えられた。
この日管理事務所側職員がバールのようなものとハンマーなどでA社がフロント壁面に設置した横6m、縦1m大理石を壊して、両者の対立は一触即発状況まで広がった。
申告を受けた警察は大理石を実際に壊した職員とバールのようなものなどを持ってそこに立っていた職員を警察に連れていって調査をして、万が一の事態に備えて警察力を現場に配置して事態が終えられた。
管理事務所側ある関係者は「管理団の許可なしで共用空間にA運営社がフロントを奇襲設置して数回警告をした後、撤去したこと」と主張した。
センタムホテル運営を囲んだ内部葛藤は複雑な状況だ。
このホテルは2006年分譲型ホテルで作られた。
分譲型ホテルは客室別に所有主が分譲を受けた後、運営は管理業者に任せて所有主は収入に対して配当金を受ける構造だ。2020釜山世界卓球選手権が開催されれば満室御礼で十分な配当が得られる目論見もあった。
現在このホテルには2個の運営業者がいる。
540個余り客室のうち200個余り客室を運営するA社と300個余り客室を運営するB社がいるわけだ。
昨年A社が新しい運営者として入ってこようとするとすぐにB社側は運営許可を受け入れた海雲台区(ヘウンデグ)庁を相手に許可取り消し訴訟を提起して敗訴するなど運営権葛藤を生じさせることもした。
つまりこの日の衝突は、管理事務所と新しい運営者の間で起きた事実上の運営社間利権争いなのである。
A社も今回の事件責任が既存運営社側にあると主張する。
A社ある関係者は「共用空間に管理団総会を経ないでフロントを設置したことは既存運営社も同じでこれらが背後になしでは管理事務所が動かない」と主張した。
だが、B社側は「今日事態に私たちは第三者」としながら「管理事務所とA社の間の摩擦に私たちの名前を言及するな」という立場だ。
海雲台(ヘウンデ)には'分譲型ホテル'が15ヶ所がある。
2012年にも海雲台(ヘウンデ)の他の分譲型ホテルでも運営社間摩擦で訴訟戦が広がることがあった。
(翻訳/みそっち)
というわけで用役業者というのがいつものアレです。日当で雇われて相手を威圧するチンピラですね。即席のガードマンというわけです。
▲ソウル市が雇った用役業者、赤いゴム軍手が用役業者 (2019.6.25)
▲光化門に設置された反ムン集会のテントを撤去している 警察は見ているだけ
これがまた電話だけですぐに集まるんですよ。日当さえ提示すれば手配師のほうでそこまで送り届けてくれるのだそうです。
本職のチンピラからガタイのイイ海兵隊アガリとか格闘家崩れなんていうのがいるようです。そして一段落すると現地解散しちゃうんですよ。すごいでしょ。
こういうのは普段から養っておくと固定費が掛かるので電話で呼び出せる社会サービスが出来上がっているのです。(関連過去カキコ:韓国のおねいさんは配達式)
たとえば地上げ屋の立ち退き恫喝とか座り込み市民のテントをひっくり返すひとたちです。これは韓国ではとても当たり前のことで、業者ばかりではなく区役所や市役所などの行政側が用役業者を雇ったりすることもあるので、警察はこれに手出ししません。
また犯罪者の人権を最優先する韓国ですから、用役業者の個人が特定されるようなことは絶対にありません。つまり何をしてもかれらは捕まらないのです。
ちなみに現金さえ払えば韓国の用役業者は誰でも匿名で雇うことができます。すると彼らには思想信条なんてものが全くないので、ニホン大使館前の違法売春銅像の撤去などに利用することもできそうです。