あの墓石村をユネスコ世界文化遺産登録推進へ

墓石の階段もユネスコ登録に暗雲

釜山市が指定した核心遺産のウンチョン教会は、西区役所が無登録として撤去
墓石が残った地域も駐車場建設事業で「緩衝区域」から除外

朝鮮戦争時の初期、韓国軍の敗亡と前線後退により韓国の大統領府は首都ソウルを放棄して釜山に移転した。そんな釜山の遺産の一つである「峨嵋洞碑石村避難民住居地」が昨年1月5日、釜山市の最初の登録文化財に登録された。

峨嵋洞碑石村避難民住居地は、西区峨嵋洞2街229-2外1筆地の土地と上部施設物を含む文化財で、現在ユネスコ世界遺産登録を推進している。

峨嵋洞碑石村は朝鮮戦争によってソウルを追われた避難民たちが住むところを求めて釜山市の西方にある小高い斜面に残されていた火葬場跡やニホン人墓地の墓石を引きずり倒し、墓石を積み重ねて平らに均した上に木造のバラックを建て、居住者の土地登録はおろか、土地変用･転用過程すら無しに今日まで住居地として利用された歴史的空間だとされる。

▲1950年代の峨嵋洞バラック村のようす

特に丘陵部の最上部に残された「碑石住宅」はニホン人共同墓地の石垣や文字の残る墓石をふんだんに使いその上に板、新聞紙、ござ、むしろなどを使って建てたバラック小屋が残っていて、釜山市も観光客誘致のために「VISIT KOREA おすすめの旅」でも真っ先に紹介するほどの有名観光スポットだ

峨嵋洞碑石村は6·25戦争当時、釜山まで後退してきた避難民の生活像と住居の変化様相がよく保存された都市空間であり、「生きた者の住宅」と「死んだ者の墓地」が同居する歴史的空間だという解釈だという。

墓石村周辺の360°ビューはこちらから　http://kko.to/HnSqBalqEh

これより前に2017年12月、韓国、文化財庁は「朝鮮戦争期避難首都釜山の遺産」8ヶ所を暫定リストに条件付きで登録し、避難生活の様子を反映する遺産を追加し、総合保存管理計画を樹立するよう提示した。

これに対し釜山市は峨嵋洞の碑石村と牛岩洞のソマク村をリストに追加したが、「峨嵋洞生活遺産資料·学術調査用役」を釜山大学に依頼した。釜山大学産学協力団は昨年5月から1年間「峨嵋洞碑石村生活文化資料調査」を行った。調査団は峨嵋洞碑石村の歴史と遺産発掘、口述記録収集など史上初めて全方位的な調査を行ったが、特に村の特性をそのまま示す「核心遺産」11ヶ所を発掘した。核心遺産には今月すでに撤去されたウンチョン教会が含まれている。

調査団はウンチョン教会に対して「1950年代の教会建築物として宗教史·建築史的に大きな価値を持つ」とし、地域共同体拠点であると同時に1950年代の韓国の石造建築様式を知ることができる建築資産としての価値がある」と明示した。だが、ウンチョン教会は12日、アミ4幸福住宅建設関連道路拡張工事で西区役所によって撤去された状態だ。

これに加え、当初調査団はニホン植民地時代のニホン人墓地と推定される碑石村一帯の2万1366㎡を「緩衝区域」に指定した。緩衝区域とは、歴史文化財周辺の景観などを守るために指定する保存区域を意味する。

だが、調査期間中に西区役所が緩衝区域内の敷地に天馬山モノレール駐車場を建てることを決め、3,792㎡ほどが緩衝区域から除外された。現在、西区役所はここに駐車場を建てるための補償調査を行っている中で、建設対象地に含まれた住民たちが反対の声を出し葛藤を生じさせている状態だ。

墓石を集めて見世物に？

調査責任研究員である釜山大学建築学科のウ·シング教授は「ウンチョン教会の場合、調査が遅すぎた側面がある」とし「未登記建物なので撤去されなかったとしても文化財登録が容易ではなかっただろうが、他地域の近代登録文化財と比べても文化財としての価値は十分だった」と話した。

続いて「緩衝区域から除外した敷地にも碑石は残っており、ニホンによる植民地時代には共同墓地の一部だったが、核心遺産はなかった」とし「登録文化財に指定されていない今はただの平凡な住居地であるため駐車場建設も進められているが、価値が認められ文化財に指定され緩衝区域に設定されていたら開発は容易ではなかっただろう」と付け加えている。

また、釜山市関係者は「市は調査結果を基に文化財指定されていない遺産の指定･登録を推進しており、文化財指定がされてこそ保存が行われる」とし「ただし文化財指定には審議などの過程があり時間が長くかかる」と前提した。

続けて「ウンチョン教会は調査過程で価値が発掘され西区役所に重要性を伝えたが、道路拡張工事主体は西区役所なので市が干渉できず所有主も文化財申請をしなかったため撤去を防ぐことはできなかった」として「ただし写真と図面などを調査内容に盛り込み価値を記録として残した」と付け加えた。

これに対して西区役所関係者は「当初、市から碑石村研究用役範囲を『碑石住宅』近隣に伝達され生活像を反映してほしいと勧告を受けたが、それ以後区域がますます拡張されウンチョン教会に対しても歴史的価値が論じられた」とし「現在碑石村一帯に進行中の峨嵋·草場都市再生ニューディール事業にもウンチョン教会は含まれていなかった」と話した。

いろいろあったが釜山市は今回の調査結果を基に文化財庁が提示した条件を解消し、「避難首都釜山」をユネスコ世界遺産に登録する計画だ。

（ソウル/みそっち）

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さて、戦争で避難してきたひとが住み着いた場所ということなんですが、戦争が終わったら、住んでたところに戻ればイイのにっと思いませんか？

このあいだ書いたじゃないですか。

韓国人はニホン人の引き揚げで持ちきれないほど多くの財産を手に入れ、朝鮮戦争になれば兵隊を募集して毛布と食料を横流して大儲けをし、ソウルを奪還すると良い家から好き勝手に入居して、のこのこ帰ってきた先住者をスパイとして告発しました。治安の無いソウルの電線をすっかり手に入れたりするなど。混乱した時にこそ彼らの能力が発揮されるのです。

ニホンにも済州島出身者がいっぱいいるけど、帰る家は誰かに早い者勝ちで乗っ取られてしまったのです。釜山の墓石村だって、それまで住んでたところを留守にしてる間に乗っ取られたちゃったので戦争が休戦になっても帰れないでいたわけです。

ちなみに韓国人の一般的なお墓は裏山の土まんじゅうですよね。最近では火葬して、ロッカーの中の骨壺というのが上等なほうです。韓国人の考える最上等なお墓は国立墓地ですね。そういうひとたちですから読めない漢字の彫ってある四角い石がそこにあったので利用しただけみたいです。　いえいえ　悪気が無くたって気に障るのですからお返ししなきゃね。　うきゃきゃっ