東洋証券立てこもり~土下座まで
食べ物とビール90万ウォン分を配達させて食べたりする被害者
東洋グループに投資した人たちおよそ30人が、同グループの支店に徹夜で立てこもり、社員たちを土下座させる事態が発生している。
注:お金は証券会社が払いました。
[マネーミーナ] 韓国の東洋グループが市場からかき集めたおよそ2兆ウォンの企業手形と会社債が紙切れ同然となった
資産売却など東洋グループが現在進行中の構造調整が支障をきたし5万人に及ぶ投資家が入っている企業手形と会社債が紙切れになりかねないという分析が提起されている。
7日、東洋グループと債権者代表団関係者などの話を総合すれば、 東洋グループが発行した企業手形と会社債は各1兆ウォンを超える。
▲新聞紙を敷き車座になってビールを回し飲みしている様子が捉えられた、5日から釜山の金融機関で座り込みをしているメンバーはおよそ20人、事務所内での略奪に備えてやってきた証券会社社員らに詰め寄るシーンも見られた。
投資者らは、被害者支援のために本部内の会議室、PCと電話機を使用することができる権利と被害者とを取り次ぐ職員1人の派遣などを東洋証券に要求した。東洋証券側がこれを拒否し、小競り合いが起きた。東洋証券の関係者は"一部職員が頰を打たれたり、被害者らが投げた什器で怪我をしたりもした"、"釜山貯蓄銀行営業停止によるトラウマ(精神的外傷)に釜山顧客の被害意識が大きいようだ"
と述べた。
立てこもりの様子は「東洋債権CP被害者の会」というインターネットのコミュニティーサイトで「釜山からの情報」という説明とともに写真が公開された。
写真には、東洋証券の社員とみられる人たちが投資家たちの前で土下座している様子や、投資家たちが店舗のロビーで出前を取って食べている様子などが写っている。
また投資家たちが、ロビーで頭を下げたまま立っている、社員とみられる人物をなじっている様子や、ロビーの床に新聞紙などが散らかっている様子なども写っている。投資家たちは釜山本部店で一夜を過ごした後、7日午前には自主的に解散し、器物破損などの行為には及ばなかったという。
東洋証券によると、写真の中の状況は、同日未明4時半から釜山凡川洞、東洋証券釜山本部で起きた。投資者たちはここ5日から釜山本部を占拠して同日の早朝まで3日間座り込みをしたが、結局は帰った。40~60代の女性投資被害者たちがほとんどだった。
ある被害者は"東洋証券の不完全販売で数千万ウォンの病院費とチョンセ金を飛ばしたら東洋証券の職員たちは給料はすべて受けて会食するのが話になるか"、激昂した心情を吐露した。 8%台の高金利をエサにあつめたコマーシャルペーパーはおよそ2兆ウォン
▲双方間の対立が頂点に達したのは7日午前1時だった投資家たちは前日の夜、釜山本部で食べ物とビール90万ウォン分を配達させて食べた後、東洋証券側に計算するようにした。投資者たちは"我々の要求事項を聞いてくれない時は会を解散しない"、"本社から下りてきた役員らをまたソウルへ帰すことができない"と圧迫した。一部の被害者たちは、東洋証券の役員を建物の屋上に連れて登って"飛び降りなさい"と脅迫したという。東洋証券、釜山(プサン)本部の職員らは同日夜を徹しなければならなかった。
警察などが7日発表したところによると、6日午後4時ごろ、釜山市釜山鎮区の東洋証券金融センター釜山本部店に、東洋グループのコマーシャルペーパー(CP)を保有する30人ほどの投資家が集まり、徹夜で立てこもった。この日の立てこもりは、東洋証券労組が立ち上げた非常対応タスクフォース(特別作業班)から、役員が釜山本部店を訪れるとの情報を入手した投資家たちが集まったのがきっかけとなった。投資家たちは7日午前まで釜山本部店の事務室に立てこもった、と警察は説明した。