フィリピンまで12ノットじゃ年が明けちゃうよ

フィリピン台風の被害復旧、海軍の艦艇2隻釜山出航

たどりつけるのか？沿岸航海用揚陸艦は最大船速16ノット

海軍上陸揚陸艦2隻、フィリピン再建部隊への物資船積み

アジア最大級の大型揚陸艦は来年まで発電機の修理でドック入りですからね

［ニュースミーナ］21日、海軍が釜山作戦基地で2600t級揚陸艦2隻(ヒャンロンボン艦ビロボン艦)にフィリピン合同支援団が使用する物資と災害復旧用重装備などを船積みしている。フィリピン台風被害の復旧と再建のための合同支援団'アラウ部隊'上陸艦(LST)チームが21日、海軍)の釜山作戦基地を出航した

▲LST-682 毘盧峯（ビロボン、ROK Birobong）LST-683 香炉峯（ヒャンロボン、ROK Hyangrobong）の2隻からなる”フィリピン派遣緊急援助部隊”は巡航12ノットの低速で27日頃までにはフィリピン近海まで行く予定だ。

いささか旧式の部類に属する旧型揚陸艦2隻からなるフィリピンで台風の被害復旧と再建を助ける合同支援団'アラウ部隊'上陸艦(LST)チームが21日、海軍釜山作戦基地を今日になりようやく出航した。

上陸艦の艦隊は2千600t級揚陸艦2隻(ヒャンロン艦・ビロボン艦)とそれぞれ260人余りの乗組員、支援兵力などで構成された。

これらの任務はフィリピン合同支援団への装備、物資輸送、宿泊、食事の支援などである。

上陸船艦隊は27日にフィリピンのセブ島に到着する、先にチャーター便で移動した支援兵力を乗せて28日任務目的地のタクロバンに到着する予定だ。

▲21日、海軍が釜山作戦基地で2600t級揚陸艦2隻(ヒャンロン艦・ビロボン艦))にフィリピン合同支援団が使用する物資と災害復旧用重装備などを船積みしている。フィリピン台風被害の復旧と再建のための合同支援団'アラウ部隊'上陸艦(LST)チームが21日、海軍)の釜山作戦基地を出航する。

出航に先立ってのチョン・ホソプ海軍作戦司令官が用意した派兵歓送会には作戦司令部の将兵、派遣将兵、家族など800人余りが出席した。

チョン司令官と家族は、フィリピンの台風の被害復旧任務遂行に向けて壮途に上る将兵を激励した。

上陸艦船団にはフィリピン、タクロバン湾一帯での災害復旧のための、掘削機、クレーン、ダンプトラックなどの装備19種30台を搭載した。

災害復旧兵力の戦闘勤務支援のための戦闘食糧、副食、ミネラルウォーター、修理付属品など、物資の30tも掲載した。

▲フィリピン再建派遣の海軍上陸艦部隊2隻が釜山港を出航する、固有の艦載ヘリコプターを持たない高峻峰級揚陸艦だが外洋に航海に出るのは初めてだ。（ヘリコプターは搭載できる。）

上陸船艦隊は災害復旧の兵力が現地で泊まる臨時宿舎が作られる1月末または2月初めまで活動して復帰する。

一方、海軍5戦団所属のLST-683 香炉峯（ヒャンロンボン）艦の機関科で服務中のパクキグォル(21)兵長は、2014年2月11日の転役を控えて1ヶ月の兵役の延長を申請、フィリピン合同支援団の派兵に参加した。

パク兵長は、"ヒャンロン艦が担当したフィリピン救護輸送任務を完遂するその瞬間まで戦友らとともに勤務したかった"と述べた。

（翻訳：ネトミナ）

揚陸艦のこのタイプは艦首に出入り口がありますよ、そのため船内に載せたものを降ろす時には桟橋に直角に接舷しないとなりません、一見して当たり前のことですが、そんな都合のイイ港なんて軍港くらいのものですよ。

これは一般的な貨物船であれば港の備え付けクレーンで積み下ろしをするし、もっと大型の自動車運搬船などでは船の横に出入り口があって直接出し入れするんです。　たどりついた先で荷卸しができるかどうかもたのしみですね。

この高峻峰級揚陸艦っていうのは普段は釜山（鎮海港）にあってこれまで出番が無かったんです。　陸の見えない外洋を航海したことがないことが特徴ですよ、2009年の訓練の時には機械故障で漂流しているんですね、しかもそのときに自船の位置がわからなくなって救援要請が出来なかったんだとか。

2600ｔの輸送船は艦長が中佐ですね、韓国では戦闘艦以外は社会的序列が極めて低いので艦長の名前すら公表されていません。　それでも海軍で輸送船を選ぶとなるとこの船ぐらいしかないんです。

これが戦時なら砂浜などを選んでそのまま乗り上げちゃうんだけどね（ﾎﾝﾄ）

ちなみに”独島艦”の出番が無い理由とは　”独島級揚陸艦は比較的大型であり積載能力には充分な余裕があるが、受け入れ先の港湾設備事情などを考えると出動を躊躇せざるをえない”ということのようです。

（外国製の発電機水没は無かったことに？）

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