ソウルのトイレはまだまだご用心ですよ
3年ぶりに光見るか?”ゴミ箱のないトイレ”
利用者からは”ゴミ箱”が無いのは不安、紙はどこに捨てるのかなど
一方、外国人にとって韓国式トイレは拷問でしかないと旅行ガイドにも
[今日のミーナ]ソウル都市鉄道公社はにおいなく、衛生的な公衆トイレを作るために便器のゴミ箱を無くすプロジェクトを推進すると今日(23日)明らかにした。
プロジェクトの対象は都市鉄道公社が運営する地下鉄5~8号線のトイレだ。男子トイレは昨日(22日)から始まっており、女性用トイレは、来年2月中に実施される。
公社の関係者は"海外の公衆トイレは清潔な感じで悪臭もないのに、私たちと違う点はゴミ箱がないということだけ"だとし、プロジェクト推進の背景を説明した。
公社では化粧室間に置いたゴミ箱をすべてなくす計画だ。代わりに洗面台のそばにゴミ箱をおくことにした。
便器の中で使用したティッシュは便器に捨てなければならず、女性衛生用品はエチケット箱(衛生パッドを収去ボックス)に捨てなければならない。ほかのゴミは、洗面台、ゴミ箱を活用することになる。
◆3年ぶりに開始したゴミ箱を無くすこと
公社は去る2012年から”ゴミ箱のないトイレ”プロジェクトを開始した。2012年4月から2ヵ月間、5号線の楊坪駅など8つの駅で実施したが、市民の反応が良くなかった。トイレの便器づまりが前より6倍ほど増加し、多数の不便苦情が寄せられるなど社会的共感が不足したことがわかった。
しかし、2013年に9つの駅で2次テスト運営をした結果、利用市民の71%が肯定的に評価しており、掃除美化員の83%が運営状態が良好だと答えた。
便器の詰まるような場合も運営前の1.6倍程度に、1次テスト運営のときと比べて大幅に減少した。
今年10月に公社は2つの駅で3次テスト運営をしたが、快適になったという意見が79%で、利用が便利という回答は88%と高い満足度を見せた。
※まだ詰まる韓国のトイレ(内径がニホンなど先進国の70%で断面積は半分)
公社の関係者は"マートや空港などでゴミ箱のないトイレが運営され、社会的共感が拡大されたこと"と伝えた。 同関係者は"テスト運営序盤、ゴミ箱のないトイレになじめない市民たちは、便器に入れてはならないごみを入れて詰まるような現象が頻繁に発生したが、時間が経つにつれ、このような現象が減った"とした。
これで公社は、ごみ箱ない化粧室プロジェクトを段階的に施行して乗り場と電車を活用した広報で、市民の理解と協力を得る計画だ。
チェ・ジェハク公社顧客満足処長は"最初は多少不便になることがあるが、皆が気持ちよく利用するきれいなトイレのために市民の皆さんの協力をお願いする"と話した。
(翻訳:みそっち)