ソウル駅ホームレスの今、
ソウル駅野宿者の凍死「0件」...応急救護部屋のおかげ
昨年11月15日より開設中...背を丸く寝て暖かいぞ
ちょっと離れた場所では今年に入って凍死者続出
[晴れ時々ミーナ]先月ソウル駅近くの地下道に設置された応急救護部屋のおかげで、毎年発生していたソウル駅一帯のホームレスの凍死事故が今年の冬に入ってから一件も起こっていないことが分かった。
▲食事中のようす、この給食に並ぶために家財道具であるダンボール箱は廃紙回収のおばさんに盗られてしまうが空腹には代えられない。ソウル市の無償給食は一日一食だがそのほかに教会や支援団体による給食もありハシゴするルート作りがこの作戦のかなめだ。
29日、ソウル南大門警察署によると、本格的に冬が始まった先月初めから最近まで受付されたソウル駅一帯ホームレス関連の変死事故は0件であった。ソウル中区庁が把握した行き倒れ死亡状況でも、今年の冬に入ってホームレスと推定される死亡者はいなかった。
▲昨年の10月現在、ソウル市内のホームレスの数は、合計3,855人で、このうち3,406人が一時保護施設、自活‧介護施設等に入所しており、全体のホームレスの10%以上(449人)は、街での生活している。
中区の地域で冬の死亡したまま発見された行き倒れ者数は、2009年12月〜 2010年2月6件、2010年12月〜昨年2月9件。このうち、ホームレス福祉施設である恩の町の入所記録をもとに、ホームレスと推定される死亡者は、それぞれ4人と3人であった。しかし、今年の冬には、最近まで、ホームレスと推定される死亡者が出ていない。
▲この緊急避難救護所は先着順で入場が制限される。また荷物の持ち込みが制限されるため着の身着のままで一晩を過ごす事になる。
※去年先着順で無償配布した一人用テントはすでに現金に替えられ跡形もないらしい
最近数回訪れた猛烈な寒波の中でも、凍死者が出ていないのは、先月15日にオープンしたホームレス緊急避難施設が寄与したと考えられる。
ソウル市は、冬ホームレスの事故防止のため、ソウル駅交番の隣の地下歩道に電熱装置を備えた80人収容規模の避難施設を設置した。昨年8月ソウル駅がホームレス強制退去措置をした後、ホームレスが「最後の砦」を失ない寒波に無防備にさらされる可能性があると指摘が出てきた状況だった。
登録と一緒に入所している間、規律に従って生活しなければならない野宿者の避難所とは異なり、応急救護部屋は特別な登録手続きなしに誰でも行って体を置けるようにした。このため、250㎡規模の男性応急救護部屋には、毎晩の定員の2倍に達するホームレスが集まっている。
ホームレスのシン某(51)氏は、 「遅れないようにきたのに、横になる席がないオンドルがない冷たい床に横たわって寝た。しかし、風がさらさら受けるダンボール箱で、一人で寝るのと比較することもできない」と述べた。
暖かい居場所の提供がある見たら他の地域ホームレスが噂を聞いて見つけたり、警察のパトロール中に発見されたホームレスを移して来ることもある。キム(55)氏は、「前は永登浦側過ごしていたがソウル駅に応急救護部屋の話を聞いて居場所を移した」とし「このように快適で温かところがほかにどこにあるニか」と満足した。
ソウル駅交番の関係者は「昨年だけでも、ソウル駅付近で凍死などの理由で死亡した野宿者が7〜8人されたものと覚えている。今年の冬は、応急救護部屋のためか、死亡者が一人も出てこなかった」と述べた。
(翻訳:みそっち)
ホームレスの寝床は夜だけ開放されるので昼間はどこかに行かないとなりません、毎日先着順でお泊りできるのですが満室になるとこれまでのように通路で夜を明かすことになります。
先週金曜日にソウルは雨でしたが屋根のないところで過ごすわけにも行かないホームレスはいつもより多かったようです。
給食に並ぶ時も家財道具一切を持ち歩くわけには行かない。だからといって自分の居場所のつもりで置いたままにしておくとすぐに盗まれてしまうのも悩みのようです。
自分の寝袋は自分で管理するしかない、名前も知らない仲間のホームレスは彼が無償給食に立ち上がるのを待っているのかもしれない。
かっぱらいの国なんでしょ アハハ