行く所がない学生らネットカフェ・カラオケ・ボックスへ

臨時休校なので街に出るこどもたち

メルスで学校休業すると、インターネットカフェに向けた学生たち

学校はがらがらにすいて'寒い',…学生たち"対策のない休業…家にいることよ。"
共働き夫婦の子供たち"寂しい1週間になるだろう"

http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2015/06/08/0200000000AKR20150608139500061.HTML

［ソウルミーナ］メルスの感染拡大不安と相次ぐ学校閉鎖で行き場所を失った子供たちが大挙してカラオケなどに乗り出した、ネットカフェなどにも学生たちが押し寄せ時ならぬ活況に沸いている。

"学校には行けません。家にいても誰もいなくてそのまま出て来ました。"

MERS(メルス)拡散の影響で、京畿道内の7つの地域の全ての学校が、一斉に休業した8日昼。龍仁市水枝区の繁華街に位置したある大手ネットカフェの入口から学生たちの賑やかな声が聞こえてきた。

▲中東呼吸器症候群(メルス)の影響で試合7つの地域の全ての学校が、日本の植民地休業した8日午後2時に龍仁市水枝区大手インターネットカフェの姿。学校休業に行く所のない学生たちは、ネットカフェやカラオケなどを訪れた。

300機以上のコンピューターモニターの前はすでに小・中・高等学校学生たちで一杯空席が見当たらないほどだった。ネットカフェ従業員は"普段この時間には一般客もほとんどないが、今日は学生で一杯だ"と説明した。

学生のうち数人がマスクをしていたが、大半は、メルスを顧みないように楽な服装だった。

カフェで会ったキム某(18)君は、"両親や先生は口を揃えて外に出るなと言ったが、家にだけいたら息がつまりそうで出てきた"と話した。

ネットカフェだけでなく、カラオケやビリヤード場にも午前から学生たちの出入りが続いた。

水枝区豊徳川洞のあるファミリーカラオケ場には同日午前から、学生40人が訪れた。歌の練習場側は一斉休校として当然、行く所のない学生たちが早い時間から歌を歌うに訪れるだろうと説明した。パク某(49・女)歌の練習場の運営者は"青少年立ち入りが許可された健全な歌の練習場と普段にも学生客が多いが、今日はお客さんがなかった時間に生徒たちの訪問が多くなった"と明らかにした。

※韓国のカラオケにはお姉さんのいるカラオケと家族向けのカラオケの２種類がｱﾘﾏｽ

高校3年の受験生を中心にかなりの学生は読書室に足を移したりもした。フランチャイズスタディールームの運営会社には同日午前から、学生4∼5人が1日の読書室の運営権を切って勉強していた。会社側は休業二日目から読書室を訪れる生徒が徐々に増えるものと予想している。

龍仁A高校3年のイ某(19)君は"朝から読書室にいてお昼食べにちょっと出た"、"夏休みを引いてするのも変わらないようだ。修学能力試験が目前であるため、他のことに神経を使う暇がない"と話した。

◀京畿道教育庁が中東呼吸器症候群(メルス)拡散の影響で、京畿道の水原(スウォン)と龍仁(ヨンイン)、平沢、安山、華城(ファソン)、烏山、富川など7つの地域の全ての幼稚園や小・中・高等学校や特殊学校に一斉休業命令を下した中、8日午前、華城のある小学校で教職員たちが教育庁の休業命令内容を正門に掲示している。休業期間は8日から12日までだ。

学生たちは、突然の休業に対策もなく放置されたと言って不満をしたりもした。

カラオケで会ったB高校のオ某(17)君は"昨日の夜になって今週休業するという話を知った。予め知っていたなら、充実した計画でも組んでどこでも行ったはずなのに残念だ。別にすることはない"と話した。

また、他の学生(18)は"休業をなぜしたのか分からない。両親のために家の外に出られない友達もいるが、みんな外で遊んでいる。休みだけを与えるようだ"と愚痴をこぼした。

共働き夫婦の子供らの事情はさらにかわいそうだ。友達と一緒にインターネットカフェを訪れた小学校6年生のキム某(13)君は家で一人で昼食を食べてもどかしい気持ちに友達に会ったとした。

キム君は"一人っ子として生まれ、両親が会社に行って家に行ってみても一人でいなければならない。寂しい一週間を送らなければならないようだ"と答えた。

これと対照的に学校は、一日中、がらんとしただけだ。

全校生が1千300人を超える華城のC小学校は同日、登校した学生が一人もいなかった。

共働き夫婦のための小学童保育にも誰も来なかった。

C小学校校長は"どうしても伝染病問題なので大変でも学校に送らず、家で保護するという考えが多いようだ"と説明した。

同日、メルスと関連して休業する京畿地域の幼稚園と学校はみんな1千358ヵ所だ。これは都内全体の3千457ヵ所の39.3%の割合で学校を閉鎖した。

（翻訳：みそっち）

学校というところは給食を食べに行くところ、というのは大抵の場合、冗談だと思われがちですが韓国の場合ホントなのです。