信じられない韓国型窃盗事情
”奇想天外”、韓国のくず鉄泥棒たち!
それ、持ってくの? ちょーマジ? 信じられない韓国型窃盗事情
[ソウルミーナ]最近、古鉄の価格が上昇することによって、くず鉄泥棒が大手を振っています。
数年前から、さまざまな原材料価格の上昇でスクラップの価格が高騰すると、マンホールの蓋などを盗むなど庶民を苦しませるなど社会問題になったりしました。
奇想天外な物品まで窃盗の対象となっている事件が最近引き続き発生しています。
くず鉄泥棒の手法と種類について一度見てみましょう。
1.肉の焼肉用金網
先月、釜山(プサン)のある食堂では肉焼肉用金網(?)を数百枚を大量に盗んだ 窃盗犯が検挙されました。 1個当り5000ウォン相当で古物商に取引されている肉の焼肉用金網が古鉄泥棒に標的になったのです。
写真>1個当り5,000ウォンに古物商取引されているステンレス製、肉の焼肉用金網
窃盗犯は営業を終えた食堂にこっそり入って、テーブルと厨房に置かれている、ステンレス製の焼肉用金網を手当たり次第に独占しました。盗んだ焼肉用金網は個数だけなんと600個余りにもなります。 自分の自転車に積んで逃げた後、古物商に売り渡して300万ウォンの利益を得たものです。
※焼肉用プレートは交換用もあるため予備に用意している場合が多い、移動焦げ落としサービスと称して店先に車で乗り付け大量に持ち去る事件も多い。
2.エアコン室外機
最近、キム某氏はエアコンをつけたが、正常に作動せず、エアコンの室外機を見てみたところ、驚くべき事実を発見しました。 エアコン室外機があった場所にはドンガラだけが残っていたということです。
写真>骨組みだけ残っているエアコン室外機
泥棒は、屋上に設置された室外機を次々に分解し、そのうち金属銅管をだけを切って行きました。住宅の屋上やマンションのベランダに設置されているエアコン室外機はくず鉄泥棒がその気さえあれば簡単にアクセスできる場所です。
また、室外機内の銅管は特殊古鉄に分類されるため、古物商で一般古鉄より20数倍を超える価格で取引がなるためにくず鉄泥棒の標的になりました。
※韓国ではエアコンの室外機は盗難予防のために室内に設置することが多い、高層アパートなどでは景観のために壁面への設置を禁止している。
3.トレーラー
釜山で、トラクター技士に働いているパク氏は、運転中に道路に駐車されているトレーラーを発見しました。 パク某さんの目にはトレーラーは、まるでくず鉄の外には見えませんでした。 自分の職業がトラクター運転手であることを活用したパク氏は、
トレーラー4台をトラクターに連結して載せていく手法で古物商に売り渡しました。
古物商ではおよそ4千500万ウォン相当の利益を残しました。
写真>古物商に立ち並んで保管中のトレーラー
意外にもくず鉄泥棒には高価な造形物と建設工具などは、単に売り渡すことのできる古鉄'に過ぎなかったのです。
※韓国にはけん引き免許は無い、誰でも運転できるが車両持ち込みしか就職口が無いため トレーラーでの荷物輸送はほとんど行われない
4.消火栓もターゲット
ソウルの街でも風景に溶け込んでいる消火栓も、その道のプロからみると持ち主のいない高価な落し物にしか見えないようです。消火栓のキャップばかり800個も盗んだパク某さんは日中は下見と称してサイクリングの装いでトレーニングウェアを着込むと市が出している災害マップに印をつけながら消火栓の位置を確認し、夜になると自転車ランプで照らしながら消火栓キャップを回収してゆくという手口でした。
あまりにも頻繁に消火栓キャップが無くなることから消防局員が張り込みをした結果防災マップに出ている消火栓番号順に犯行が行われていてあっさりと御用になりました、消火栓キャップの故買屋は盗品とは知らずに消火栓保守業者に売りさばいていました。
写真>くず鉄泥棒に容易な窃盗の対象の消火栓カバー
5.意外と苦労だけ多くて値段の安いもの
銅像なども彼らの標的になることが多い、ブロンズ像の多くは青銅の鋳物で出来ており古鉄業者のなかでも材質が良質なものは芸術的価値の有無に関わらずこころよく引き取ってもらえる。 ピエールランディ胸像は1975年珍島郡ゴグンミョン神秘の海の道を発見したフランス大使の業績をギリうと珍島郡で2千万ウォンをかけて2002年に設置したもので、キム氏などは、碑文だけを残し青銅造形物を盗んだことが分かった。 キム氏などは、この造形物の形を認識することができないように、6つにカットして設置費の100分の1の水準である20万ウォンに古物商に売ったと警察は明らかにした。 キム氏などは、また、レンタカーに乗って、中小都市を回って昼間の時間に工事現場や工場などを視察し、深夜に発電機、道路カッター、溶接機などの建設工具約100点を盗んだことが分かった
※銅像は製造過程で原価を抑えるための手法が駆使される、無垢で作られた銅像などはほとんど無いがブロンズの肉厚は製作技術そのものであり、薄くつくることでコストを大幅に減らすことができる、古鉄商の引取り価格も当然安くなる。
写真>、全羅南道珍島郡・ピエールランディ・胸像が丸ごとなくなった姿
門扉、シャッター、マンホール、何でも標的に
全国的に、留具窃盗が猛威を振るっている中、以前のように静かな農村、空き家などで限定されていた、くず鉄泥棒は徐々に進化して消火栓、銅像、掘削機サプナル、門、門扉など想像できない物品までお金になるような物は全て窃盗の対象になっています。
写真>くず鉄泥棒にそっくり取られてしまった門
日増しに手法が多様化している古鉄の窃盗犯たちは引越しセンターのように、職員らを動員して組織的にスクラップを盗む'企業型古鉄窃盗'事例に変わっています。
これらは大半が検挙後、警察署でも、たいした罪意識を持っていないとしたらもうこれ以上景気不況のため、生計型犯罪などを装って同情する水準をすでに超えたと思われます。
もしかして盗品である古鉄を知らずに買い取った場合にも刑法(364条)、業務上過失贓物罪で処罰できるという事実を知って古物商では、盗んだ品物がどうかよく選別して古物を取扱いしなければなりません。
<業務上過失、贓物罪>刑法第362条業務上過失により盗品を取得・譲与・運搬・保管したりこれらの行為を斡旋することによって成立する犯罪(刑法364条)をいいます。
業務上過失贓物罪のうち、重過失の場合とともに、過失犯を処罰する唯一の規定です。
古物商、質屋と一緒に中古品を取り扱う業務に従事する者は、盗品を扱いするためにその業務処理上の注意義務を要求します。
国際的に原材料価格の価格の上昇が続いてスクラップの戦争はしばらく終わらないものと見えます。 猛威を振るうくず鉄泥棒を防ぐために一部の消火栓などは金属に代わって強化プラスチック製品に変わっているとします。
古鉄窃盗被害を防ぐためには防犯用CCTVなどを設置したり独自の警備を強化するなどの格別の留意が必要です。
些細な物もくず鉄泥棒の標的になるという事実!
私たち皆の警戒心が必要です^^
(翻訳:みそっち)
彼らの国ではなんでも手当たり次第に持って帰る文化があります、そのためにCCTVなどが張り巡らされたカメラ監視社会となっていて、犯人も簡単に捕まるという構造になっています。こうした単純窃盗の場合、生活が苦しくてとか、おなかがすいてやむにやまれず、といった事情があれば単純説諭(厳重説諭ではない)だけで放免されることになっていてここにも犯罪者保護を最優先する犯罪者擁護国家らしさがよく現れています。
ホームレスに給食を出すキッチンカーが一台まるごと盗まれた事件がありました、公園などに置かれているホームレス向けのキッチンカーですから、ステンレス製の食盆だけでも200枚以上と大小の鍋釜にスプーン類など一式そろった状態のものです。配食が終わり後片付けが済んでボランティアがカバーをかけて帰るのを見計らってなに食わぬ顔で古物商のところまで運び、売り払ったというものでした
PC部屋では、深夜アルバイト生が一人で手薄になった時に運び出す手口でなんと20台ものPCを盗み出した事件がありました、単独犯行としては類のない大掛かりなもので、買い取る故買屋でも、10台以上となっては値段のつけようがなく100万ウォン相当のコンピューターが4万ウォン程度で引き取られたことがありました。
大型マートではトイレに隠れて閉店後に店員がいなくなるのを見計らって食品売り場に行き手当たり次第に食べ散らかしたひとがいました。その犯行の一部始終はCCTVカメラでライブ配信され警備会社から警察へ連絡行き警察官と警備員が現場に駆けつけた時にはまだ食べ足りない様子で詫びれることもなくおとなしく捕まったとか。
そのほかにもスーパーでツナ缶を万引きした主婦が泣きながら生活苦の事情を話すと警察で代金を払ってくれたうえにお土産まで持たせて返したという話が”美談”としてニュースになったこともありました。
生計型の窃盗は原則無罪だそうです