隕石都市、晋州(チンジュ)はどうなっている
晋州隕石発見2年、現場に行ってみたら
発見現場には”落下地点”を示す案内板を設置、写真を見たら大ウケ確実
隕石都市観光計画もそれっきり、隕石は未だ売れず
［宇宙のミーナ］この12日、公民館集まっているおばあさん・おじいさんらは最近多くの観光客が訪れかという質問に一斉に"それがいつのことだ"、"発見された後、2~3ヵ月は外地人たちがたくさん来たが足が途絶えた"と話した。 発見当時、国際隕石ハンターたちと観光客が野山や野原に詰め掛け、大騒ぎとなったのとは対照的だ。
▲ビニールハウスの中に設置された案内板、見に来る人など誰もいない
チョンホの村の前の第1号晋州隕石発見地の施設ハウス内を訪れた。 落石地点には、隕石の写真と共に晋州(チンジュ)市長の名で'ここは晋州隕石が最初の発見されたところだ。 大切な遺産的資料であることから、一緒に保存に協力を望む'と記されていた。
▲なぜなら案内板の大きさはこのとおり、農作業の邪魔にならないサイズらしい。
第2号美川面オバン裏中村町畑(3月12日に発見・重さ4.1キロ)と第3号オバン裏畑(3月16日0.42キロ)、第4号ジプヒョン面ドクオ里の道路沿い小川(3月17日・20.9キロ)など晋州隕石の発見地点にも同じ標識が建てられていた。 一部の場所には誰か清水をすくい取っておいての願いを祈った跡も見られた。 ※信仰？
晋州隕石は、太陽系の年である45億6700万年前に生成された落下隕石(オーディナリーコンドライトH5)だと判明した。 晋州隕石は1943年の落下地点が確認された国内初の隕石である全羅南道高興郡斗源重面ドゥオン原石に続き、71年ぶりに国内二番目に4個が大量に発見されたところだ。
特に解放以降、日本に渡り、日本から1999年の韓日首脳会談当時、永久賃貸形式で返還された高興'ドゥオン隕石'とは違い、国内の所有物ということに意味が大きい。
ところで最近になり晋州隕石初の発見地が河川整備事業地域(長さ3.17キロ)に編入されて消滅する立場に置かれた。 慶尚南道は152億ウォンをかけて2018年3月の完工を目標として晋州初の隕石発見地などを河川整備を行う計画で現在、補償の段階にある。
発見者のカン某さん(59)は追って初の発見地を体験学習場活用などを構想しているが、すでに河川整備の設計が完了したうえ、文化財全数調査などを終えた状態なので、手の付けようもない。 カン氏が土地補償金をもらったら歴史の中に消えることになる。 高興'ドゥオン隕石'落下地点には案内板や造形物隕石(重さ2.117キロ実物の2.5倍の大きさ)を設置しておいているため、多くの観光客が訪れている。
政府と地方自治体の外面の中で晋州隕石の保存事業と観光化事業も全て止まってしまった。 政府は研究と展示を目的で購入しようとしたが、所有主との認識差でその年2回の交渉後には一度の進展はなかった。 一部のマスコミが'ロト'ととんでもない価格を報道したため、政府と所有者間の対立を煽った。 晋州市も”隕石探訪の道”の造成など観光資源化計画を立てたが、いずれも中止された状態だ。
晋州市は市役所のロビーに隕石展示、落下地点探訪の道の造成、翼竜化石址など、鳥の足跡化石址連携して科学テーマ観光コースに開発するという構想した。
1947年未確認飛行物体(UFO)の残骸の議論で小さな田舎町だった米ニューメキシコ州'ロズウェル'この世界的に有名になった事例を参考にして'隕石都市、晋州(チンジュ)'を作ると明らかにしたこともある。
現在は晋州隕石は発見者ら個人的に管理している。 密封状態で銀行の金庫・地中など第3の場所や家に保管している。 所有者の中には、政府とはこれ以上は交渉せず、'家宝'のままにしようとする人たちもいる。
隕石学会は酸化・風化作用など間違った保管に隕石が変質することを最も懸念している。 政府出資研究機関である韓国地質資源研究院の隕石申告センター長イ･スンリョル博士は、"政府が晋州隕石をモニタリングするなど関心を持っている"、"隕石の状態が最も憂慮されるが、所有者と誤解を解消するためには時間が必要だ"と話した。
（翻訳：みそっち）
あの隕石が降ってから２年ですか、そして河川改修で落下地点が水没するというわけですね。 拾った人は隕石が高く売れることを願うし、自治体は隕石で村おこししようとしていたんですよね。
隕石の成分分析も一部の所有者は拒否するし取材は有料とかいろいろありましたよね
晋州隕石関連過去カキコ
