高尺ドーム、座席数が1200減る 15日開幕
再び生まれ変われるか、問題解決するか?高尺ドーム
国内初のドーム野球場高尺スカイドーム。球技場建設経験のない業者
度重なる設計変更の要求、せっかく増やした座席は1200も減らすことに
外観を見て嘆声を上げていた野球ファンたちも、競技場の中に入っては眉をひそめた。 びっしりついている座席、グラウンドを覆うフェンス、競技状況を見にくい小さな電光板のせいだ。
高尺ドームを運営するソウル施設管理公団は不満事項をきめ細かく収集した。 そして他の8つの球場を数回訪問した後、ようやく野球専門家たちのアドバイスを聞いて改善案を作成した。
3日、記者が訪問した高尺ドームは内部工事が70%ぐらい進められていた。 7億ウォンを投入した内部工事は13日に終了する。 改装工事を終えた高尺ドームでは15日のネクセン-SKとの試合が開かれる。
▲31席の座席がずらり、化粧室に行くには…-高尺スカイドームの最大の問題点とされる'31個一列座席'。前後座席の間隔まで狭く、観覧客が試合中盤に立ち上がって外に出るのが難しいという指摘を受けていた。
ソウル施設管理公団は何よりも'おむつ座席'から削除した。 昨年11月開場当時内・外野の多くの座席は一列に31個がびっしりついていた。 ここに座れば、トイレに行くために往来ができないほどだった。
それで、一部のファンたちはオムツをつけなければならない状況という意味で'おむつ座席'と批判した。 今はした年間党3席の座席を撤去して通路を作った。 これによって座席がドーム球場最小の1万8000席からさらに1万6800席へと1200個も減った。
3.5m高さの内野フェンスも交代する予定だ。 観客席に打球が飛んでいくと、負傷の危険性が大きい。 それで施設管理公団側はテスト試合前まで、8mの高さの網を新たに設置する計画だ。 観衆の視野を邪魔していた縦格子の欄干は、水平方向ワイヤに交代している。
換気の問題も改善した。 騒音の心配のために締めていた上部排気口を開くことにした。 昨年末、コンサートの時に測定した結果、排気口を開けても騒音が大きく増えていないものと把握された。
ダッグアウトには他の球場のように屋根を作った。 選手たちがファウル打球に合う危険が減り、観客席から飛んでくる異物も防ぐことができるようになった。
選手たちが最も多く指摘した'地下ブルペン'は、一部の補強工事を行った。 構造上、ブルペンの位置を変えることはできない、階段の底にゴム板を敷いた。 階段の両脇にはハンドレールを設置し、照明を追加して滑りを防止した。 また、ブルペンとダッグアウトにカメラやモニター・インターホンを設置して円滑な試合運営が可能にした。
ソウル施設管理公団が40日間あまりの補完工事を進めたが、問題点が全て解決されたわけではない。 高尺ドーム規模に似合わない小さな電光版(横22.40m・縦7.68m)は依然として悩みだ。 ソウル施設管理公団ドーム競技場運用處ヤンユンシク施設チーム長は"大きな電光掲示板を設置するためには多くの予算が必要だ。 電光板の交代は、時間をかけて進行する計画"と話した。
天井が明るい色であり、選手らがフライ守備をし難いという点も改善すべき点だ。 両チーム長は"屋根膜の色は淡い黄土色だ。 夜間試合では日の光が入って来ず、天井と野球ボールを識別することが難しくない。 しかし、昼間試合には太陽の光が透過されて視野を白くしている。 多少不便になることがあるが慣れば大丈夫だろう"と説明した。
競技場の外でも工事が行われている。 136億ウォンをかけて新たに作った地下鉄1号線の九一駅 西側出入り口が今月末にようやく完成する予定だ。 駅舎から高尺ドームまで歩いて行く時間が20分から5分に減ることになった。
キム・ミョンジン運営チーム長は、"国内最初のドーム野球場である高尺ドームに野球ファンの期待が大きいことをよく知っている。 高尺ドームをホーム球場使用するネクセンとともに改善しなければならない点を今後も直していく"と話した。
(翻訳:みそっち)
っとまぁ工事中だったのですね。不満の改修費用は7億ウォンだそうですよ、そして減った座席数は1200席なんですね。
6回もの仕様変更とか工期延長で当初予算の5倍の費用がかかったとされる高尺ドーム球場ですが、今回の追加費用も球場経営を丸投げされたドーム施設管理公団側にかかっているわけです。
もちろん遊園地があるわけでもありませんから、利益が出るなんてことはありえないんです。 ※利用料金表はこちら
ちなみにネクセン球団も”2年間”だけのおやくそくで球場をホームにするってことですが、”1万6800席”という最大観客動員ではすでにヤレヤレという雰囲気が出てきています。ホーム球場ですから公式戦の半分はここでやるんですが、観客動員数ランキングでは韓国の史上初のドーム球場が最下位になることは確定的だとか。
さらに球場内でのビール販売みたいな副収入ですが、どうしても高くなりそうということで割高で狭い球場がどれだけ観客を呼べるのかとか、韓国型箱モノ建設の常道として有償観客動員数と水増しした興行回数から割り出した収支完済計画からみると25年目から黒字になるという計画が10年伸びることになるとか。そのころまで野球ブームや球団が続いているかはわかりませんが、いまからたのしみですね ふふっ
▲今月の球場利用スケジュール、15日から公式戦がはじまるよ